P1
P1

ピットからレース中のドライバーに
残りのラップ数を伝える
サインボードに記された「P1」という文字。
それは、その時点でそのドライバーが
トップを走っていること — Position 1を意味する。
レースに関わるすべての人、
ドライバーもエンジニアもメカニックもチームスタッフも、
誰もがこの「P1」を目指し、レースを戦っているのだ。
この写真集は、
世界最高峰のモータースポーツであるF1を舞台に、
「P1」を追い求める人たちをとらえた作品をまとめたもの。
私が30年以上追い続けてきた、F1の世界。
そこに生きる人たちへの
片思いにも似た憧れを写真に収める喜びが
これからも私を突き動かすのだろう。
残りのラップ数を伝える
サインボードに記された「P1」という文字。
それは、その時点でそのドライバーが
トップを走っていること — Position 1を意味する。
レースに関わるすべての人、
ドライバーもエンジニアもメカニックもチームスタッフも、
誰もがこの「P1」を目指し、レースを戦っているのだ。
この写真集は、
世界最高峰のモータースポーツであるF1を舞台に、
「P1」を追い求める人たちをとらえた作品をまとめたもの。
私が30年以上追い続けてきた、F1の世界。
そこに生きる人たちへの
片思いにも似た憧れを写真に収める喜びが
これからも私を突き動かすのだろう。
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バーレーングランプリは
ナイトレースで開催される。
その金曜日のフリープラクティス
2回目開始直後の空は
まだほんのりと青味が感じられ、
コースを照らす照明設備を
スローシャッターで流すことで
マシンのスピードを感じてもらえれば嬉しい。 -
早朝のピットレーンにいたら、
マーシャルさん達が横に並んで路面の清掃をしている。
レースイベントは多くの人が関わり成り立っているのだ。 -
昔のモナコのピットは、
ガレージにマシンを置くのではなく
狭いピットレーン上に進行方向に向けて置かれていたので、
我々カメラマンは、いつもと違う角度から
マシンに座っているドライバーを至近距離から狙えた。
この手は、フェラーリに乗るマイケル・シューマッハ選手。 -
イタリア、モンツアサーキットの
最終コーナーは
パラボリカと呼ばれていた。
そのイン側にカメラマン専用の撮影台があって、
俯瞰で見下ろして高速コーナーに
入っていくところを撮影できる。
35mmレンズでマシンがいっぱいに入る至近距離。
しかも、時速200kmは出ている。
とても速い、そのスピードに負けてなるかと
レンズを振りまくる。
翌日は筋肉痛必至。 -
2012年、スペインGPでウイリアムズに乗る
パストール・マルドナド選手が優勝した。
その優勝記念にガレージ前でメディア向けに
チームフォトを撮影しようと集合していたら、
なんとそのガレージ裏から爆発音と共に火災が発生。
怪我人などいなかったが、
せっかくの祝勝気分が泡となった。 -
アメリカグランプリ、COTAサーキット。
夕陽が撮影できるチャンスが1セッションあり、
そのセッションが終わる直前、
フレームに太陽が入って来た。
最後に来たマシンがこのカット。
撮れて嬉しかった。