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SOAR HIGH

11 戸塚学

SOAR HIGH

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about

戸塚学(とづか がく)

戸塚学 (とづか がく)

1966年、愛知県生まれ。野鳥を中心に撮影。「きれい・かわいい・かっこいい」が好きなくせに、生来の天邪鬼な性格ゆえ、生きもののしたたかさ、ずるさをどうやったら写真で表現ができるかと試行錯誤、究極は「いきもののニオイがする写真」を目指す。作品は雑誌・機関紙・書籍・カレンダーに発表。日本野鳥の会会員。西三河野鳥の会会員。日本自然科学写真協会会員。
『SOAR HIGH』
空高く舞い上がる鳥たちのイメージをタイトルに込めた。
自分がなぜ鳥たちに魅了されるのか、
その明確な答えはない。
それでも私の写真に写る彼らは生き生きと自由だ。
きっとそれが答えなのだろう。

今回、これまで撮影してきたすべての写真を見直し、
映像としての美しさにこだわってセレクトしたことで、
これまでにない野鳥の世界の魅力を伝えられる
写真集に仕上がった。
野鳥愛好家の方々だけではなく、
自然を、
写真を愛する多くの人に見てもらいたいと願っている。
  • ツバメのヒナが蓮の葉の上で休む姿を見つけた。
    よくもまぁこんな場所で休めるとは驚いてしまう。
    いかに身体が軽いかがわかる。
    この子はここで親鳥が持ってくる餌を待っている。
  • ヤンバルクイナは
    日本で唯一飛べない鳥として
    知られている。
    眠る時は
    天敵のハブから身を守るため
    翼を羽ばたかせ木に登る。
    枯れ木で眠っている姿を
    見つけたので
    星空と一緒に撮るため
    シャッターをバルブにして
    一瞬だけライトを当てて撮影した。
  • 非常に寒い冬で湖のほとんどが凍ってしまい、
    氷の上にたくさんの雪も積もり、
    本来なら水面で休んでいるのだが、
    休むことができないので氷の上に集まっていた。
    雪の白とコハクチョウの白が混ざり合い
    不思議な光景が広がっていた。
  • オオワシの迫力のある姿を撮るには
    どうすればいいか? 本来は翼をすべて
    フレームに入れるのがセオリーだが、
    身体の半分だけをフレームに収めることで
    迫力を出す作戦をとった。
    飛翔する姿を高速連写で狙うと
    思い通りのカットを撮ることができた。
  • 繁殖期オスのライチョウは目立つ岩などの上で
    なわばりに入って来る侵入オスを見張り、
    入ってくればスクランブル発進で迎え撃つ。
    目の上の赤い肉冠は皮膚で、興奮をすると赤く目立つ。
    私にはわからないが彼は侵入者を感じているのだろう。
  • タカのほとんどは秋に越冬地へ向かって渡りをする。
    愛知県の伊良湖岬はその渡りの中継地として有名な場所だ。
    高空を飛翔するハチクマを見つけて
    狙っていると彩雲のようになっているのがわかり、
    露出を切り詰めると雲が虹色に輝いてくれた。

information

500部限定販売

タイトル
SOAR HIGH
発行年
2024年
仕様
240mm×240mm 光沢(ハードカバー)
80ページ 71点収録 豪華化粧箱付
サイン入りオリジナルプリント付
(240mm×240mm)
印刷
DreamLabo 5000
価格
29,150円(税込・送料込)
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