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共通特長 PowerShot/IXY

キレイを創る、キヤノンの技術

キヤノンの光学技術には、カメラメーカー・キヤノンが培ってきたこだわりが凝縮されています。さまざまなフォトテクノロジーの連携で、新たな写真の可能性が広がります。

写真:フォトテクノロジーの連携

暗いところでノイズを抑える「高精細センサー」

集光効率を上げ、高感度を達成した「裏面照射型CMOSセンサー」

図:裏面照射型CMOSセンサーイメージ

従来のCCDセンサーに比べて高感度時のノイズ発生を抑え、暗い場所でもすっきりキレイな写真を実現します。受光面を配線層の上側に配置した裏面照射型構造とすることで集光効率を上げ、高感度を達成します。

目に映ったシーンを、感じたままに美しく描く「キヤノンレンズ」

驚異的な屈折率を実現する「UAレンズ」

写真:UAレンズ

ガラスを型で成形することで曲率の高い凹面にも非球面を形成できるガラスモールド(Gmo)非球面レンズ。キヤノンはこの画期的なレンズを独自の光学技術でさらに前進させました。高屈折率を実現した「UAレンズ(Ultra high refractive index Aspherical)」です。従来よりも薄型でありながら焦点距離が短いため、カメラ本体のコンパクト化に大きく貢献。画質においても球面収差を良好に補正してレベルの高い描写を可能にしています。

透過率や耐久性を高めるコーティング

写真:スーパースペクトラコーティング(SSC)

誰でも気軽にシャッターを押すだけで美しい画像を得られるように、キヤノンはコンパクトデジタルカメラ開発にも、一眼レフカメラEOSのEFレンズで培ったレンズコーティング技術を導入しています。そのひとつが、真空蒸着法という技法でレンズ表面にナノメートル単位の透明な薄膜をつくる「スーパースペクトラコーティング(SSC)」です。不要な反射光を除去し、透過率や耐久性を向上させるほか、紫外線も大幅にカット。カラーバランスやヌケの良さ、忠実な色再現など、描写にも優れた効果をもたらします。

進化を続ける手ブレ補正機能「光学手ブレ補正(IS)」

振動ジャイロで手ブレを検出し、光学系の一部を平行移動することで光軸のズレを補正するこの技術は、1980年代から開発に着手し、1995年世界で初めて一眼レフ用交換レンズへの搭載に成功。毎秒8,000回の高速信号処理と、温度差による影響を受けにくい安定した検出精度を実現する水晶ジャイロにより成立しています。

  • 機種により異なる場合があります。

映像エンジン「DIGIC」

独自開発により誕生した画像処理プロセッサー

写真:DIGIC 7

レンズでとらえた被写体の美しさを損なうことなく、デジタル映像に変換する役割を担っているのが、デジタル画像処理プロセッサーです。いわゆるデジタルカメラの高画質・高性能をつかさどる頭脳に相当します。キヤノンでは「映像エンジン」として独自の開発に取り組み、1999年PowerShot S10に初めて搭載。そして2002年秋、「DIGIC(ディジック)=DigitalImagingIC」という名称のもとに大きな進化を遂げ IXYシリーズ、PowerShotシリーズはもちろんのこと、一眼レフデジタルカメラEOS DIGITALシリーズの多くにも搭載されています。

シーンや被写体などを自動で判別し、キレイを実現。

多彩な補正を切り替えてブレを抑える「マルチシーンIS」

ロゴ:マルチシーンIS

シーンに合わせてISを自動で切り替えることで、設定を気にせずにいつでもくっきりとキレイな写真と動画を記録することができます。

シーンに合わせた設定で撮る「シーンキャッチテクノロジー」

ロゴ:シーンキャッチテクノロジー

「人物」「距離」「明るさ」「色」「動き」の各情報をカメラが自動的に分析し、撮影シーンをその都度判別します。また画像の明暗に応じてダイナミックレンジの拡大縮小や暗部補正を行うことで、階調表現豊かな撮影をサポートします。

顔を優先してキレイに撮る「フェイスキャッチテクノロジー」

ロゴ:フェイスキャッチテクノロジー

撮影の状況や被写体の人数などをカメラが自動で判断し、的確に顔をとらえます。最大35人の顔を検出できます。

動きのある被写体に効果的「モーションキャッチテクノロジー」

ロゴ:モーションキャッチテクノロジー

顔情報や明るさ、フレーム間の変化から被写体の動きをキャッチ。動きの有無、速さに応じてISO感度を自動設定。被写体ブレを防ぎます。

画像ノイズを軽減する「ノイズリダクションテクノロジー」

ロゴ:ノイズリダクションテクノロジー

高感度撮影におけるノイズ成分の増加を抑えつつ、解像感とのバランスを保った高画質を実現しています。

設定の適正化を支える、カメラメーカーならではの知の集積。

独自のデータベースにより設定を適正化する「iSAPSテクノロジー」

図:iSAPSテクノロジー

いつでも気軽に撮影を楽しみたい。そんな気持ちに応えてくれるのが、カメラ自体が撮影シーンを予測する「iSAPSテクノロジー」です。膨大な写真データの中から撮影頻度を統計的に分析して築き上げた独自の写真データベース"Photographic Space"を利用することにより、高速AFや高精度AWBを実現。撮影時の設定を自動的に適正化します。

好みの色に調整できる「ホワイトバランス」

アイコン:ホワイトバランス

被写体の色味を細かく任意に調整。自動設定のオート、お好みで白基準が設定できるマニュアルのほかに、プリセットとして「太陽光」「くもり」「電球」「蛍光灯」「蛍光灯H」などを用意しています。

シーンに合った測光方式を選択できる「3つの測光方式」

シーンの状況や被写体、表現意図などにあわせて適切な露出を得られるよう、「評価測光」「中央部重点平均測光」「スポット測光」の3つの測光方式を採用しました。

評価測光

分割した画面から総合的に決定した露出。

中央部重点平均測光

全体の明るさをベースにして中央部のウェイトを高めた露出。

スポット測光

中央またはAF枠の位置で測光した露出。

「露出補正」

自動露出機能(AE)で設定された露出を最大で±3段(1/3段ステップごと)で任意に調整できます。