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キヤノンの双眼鏡技術

鮮明で安定した像を実現する、光学式手ブレ補正機構(IS)

ロゴ:IMAGE STABILIZER

双眼鏡を使用する際、どうしても避けることができない手ブレ。倍率が高くなるほど、その影響は大きくなり、像の鮮明さを損ないます。この問題を解決したのが、キヤノンの光学式手ブレ補正機構、IS(イメージ・スタビライザー)です。応答性に優れ、かつ小型・軽量の補正ユニット、左右の補正ユニットを高精度に連動させるメカ機構などを開発。ボタンを押すだけで手ブレを抑え、クリアで安定した視界が目の前に広がります。

イメージ:IMAGE STABILIZER OFF/ON比較

より強力にブレを補正するパワードIS

パワードISは、通常のISよりもさらに大きなブレや体の揺れを強力に補正。止まり木に止まった鳥など、対象物があまり動かず一点に集中して観察したい場合に、像がより安定するため、長時間の観察も快適に行えます。
一方、動き回る鳥を捕捉するシーンでは通常のISモードが有効。ISモードを使い分けることで、さまざまなシチュエーションで快適な観察が可能です。

図:使い分け
おすすめはコレ パワードIS搭載 双眼鏡シリーズ 10×32 IS/12×32 IS/14×32 IS

EFレンズで培われた、高度な光学設計技術

写真:EFレンズ

独自の光学理論と設計支援ツール、高品質な硝材、コーティング技術など、EFレンズ開発で培われた光学設計技術を展開。高級双眼鏡に求められる、シャープで明るく、歪みが少ない像を実現しました。

高いシャープネスと光量ロスの抑制

分解能と明るさを優先したポロプリズム設計を全モデルに採用し、高いシャープネスと光量低減の抑制を実現しています。

高透過率と高コントラストな見え

独自の多層膜コーティングを採用し、フレアやゴーストを抑制。それにより、高い透過率と高コントラストを実現しています。

像面湾曲を良好に補正

平面にピントを合わせたとき、視野周辺がボケてしまう像面湾曲。これを補正するために、高性能フィールド・フラットナーレンズを全モデルに採用しています。

色にじみを抑えたクリアな像性能

低屈折、低分散性を誇るUDレンズを上位モデルに採用。色にじみのないクリアな像性能をもたらしています。

高精度な組み立てと優れた信頼性

双眼鏡は、左右の光軸を平行に保つため、きわめて高い組み立て精度が求められます。キヤノンはEFレンズの生産で蓄積したメカ設計、生産のノウハウを活かすことで、この要件をクリア。左右の手ブレ補正光学系を高精度に同期させる機構開発にも成功。優れた像性能を安定して発揮する、高い信頼性を確保しています。

防水仕様と全天候対応

「防水仕様」は、水深1mに30分間放置しても内部に水が浸入しない、JIS保護等級7級相当の防水性能。ハードな環境下でも安心してお使いいただけます。 一方、「全天候対応」は、50cmの高さからジョウロで5分間散水しても内部に水が浸入しない防水性能で、急な雨などに対応可能です。

図:防水仕様と全天候対応

見え味と環境配慮を両立させる鉛フリー光学ガラス

レンズの素材となる光学ガラスの製造において、屈折率を高めるために鉛が使用されることがあります。ガラスに含まれた状態の鉛は外部に溶出することはないものの、キヤノンは研磨などの加工段階で発生する汚泥の安全性にも配慮。鉛の代わりに、環境や人体に無害な化合物を使用して屈折率を高めた「鉛フリー光学ガラス」を開発し、全モデルのレンズ、プリズムに採用。鮮やかな見え味と環境への配慮を両立させました。