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やわらかな表現の中に人物がやさしく浮かび上がる。ポートレート3つの流儀。

写真家・Fujikawa hinanoさんのポートレートは、色や要素が整理され、やわらかな表現の中に人物がやさしく浮かび上がります。動的であっても、ポップであっても変わらない、心地よいポートレート写真。そのポイントは、「全体の色のトーン」「被写体の動きと表情」、そして「自分好みの背景」にあります。スタイル性と使いやすさも追求したフルサイズのミラーレス一眼カメラ「EOS R8 Mark II」と、単焦点レンズ「RF45mm F1.2 STM 」とズームレンズ「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」を使って撮影した作例とともに、Fujikawa hinano流、ポートレートを撮るための3つの流儀を紹介します。

PROFILE

Fujikawa hinano

写真家 東京都出身。雑誌・広告、WEBメディア、ドラマや映画のスチールなど、さまざまな表現の場で活動。「日常と非日常の中にある曖昧さ、そして感情を丁寧に表現したい」との想いをベースに、その瞬間にしかない空気や距離感を繊細に写し出すことを大切にしている。

1.色のトーンをまとめると、人物がやさしく引き立つ

EOS R8 Mark II・RF45mm F1.2 STM・F1.6・1/640秒・ISO400
EOS R8 Mark II・RF45mm F1.2 STM・F1.8・1/2500秒・ISO400
EOS R8 Mark II・RF24-105mm F4-7.1 IS STM・F6.3・1/125秒・ISO10000
EOS R8 Mark II・RF45mm F1.2 STM・F1.4・1/160秒・ISO400

全体のトーンを合わせ、人物と背景が一体になって見えるような一枚を意識して撮影すると、人物がやさしく引き立つ、ミニマルでありながらも印象的なポートレートを撮ることができます。
1枚目の写真は、被写体の衣装にも合う、白と青のカラーリングが気持ちよく感じられたので、その配色を活かしてポップでミニマルな一枚に仕上げました。
2枚目は、ロケ中に偶然見つけた壁の色味と被写体の服の色味がとても合っていたので、その出会いをそのまま活かして撮影。
3枚目は、赤でまとまるようその場所にあった本とソファを用い、余計な色が写り込まないようぐっと寄って撮影しています。最後の写真はちょっと趣向を変え、ガラス越しに撮影したもの。実はたくさんの色が入っていますが、ガラス越しに撮影することでコントラストが下がることに加え、反射やボケなどの曖昧さがトーンをまとめる役割をしてくれています。

撮影のポイント

  • 被写体の衣装と色のトーンが合う背景を探す
  • 被写体の立ち位置や姿勢を調整し、小道具や背景にある要素も活かす
  • 一枚の中で色のまとまりが出るよう、画角を調整する
  • 被写体のポーズで遊び心をプラスし、画を完成させる

2.ふとした動きと表情を拾うと、その人らしさが写る

EOS R8 Mark II・RF45mm F1.2 STM・F1.8・1/4000秒・ISO400
EOS R8 Mark II・RF45mm F1.2 STM・F2.0・1/800秒・ISO100

その人らしさとは、ちょっとした仕草や隙など、ふと力が抜けた瞬間に出るものです。相手が少し油断できるような空気感やシーンをつくること、そしてその瞬間を逃さないことを心がけて撮影すると、温度感のある、その人らしいポートレート写真を撮ることができます。
1枚目は、自由に体を動かしてもらい、その中で出てきた自然な動きや表情を残しました。
2枚目は、前ボケを活かし、人物をはっきり見せすぎないことで、ふと見せた表情、肌の質感、そしてその場の空気までやさしく包み込むような一枚へと仕上げています。水平をあえて崩したり、ピントをあえて浅めにしたり、撮影技法の型にとらわれずに撮影してみましょう。より印象的な、その人らしいポートレートに仕上げることができます。

撮影のポイント

  • その場所の全体の空気感を感じ、どのような写真にしたいかをイメージする
  • 動きなのか、表情なのか。見せたいものに合う画角を選ぶ
  • よく見て、被写体が瞬間的に見せる動きや表情をすかさずキャッチする
  • 撮影技法の型にとらわれず、自由に撮影してみる

3.空間や背景を出発点に、自分らしいポートレートへとたどり着く

EOS R8 Mark II・RF45mm F1.2 STM・F1.6・1/640秒・ISO400
EOS R8 Mark II・RF45mm F1.2 STM・F1.8・1/125秒・ISO400・カラーフィルター:NegativeFilmtone

美しい光、印象的な色や柄をした壁面、心惹かれる置物が並んだ棚など、背景を出発点に撮るポートレートは、背景に合わせて撮りたい画を想像しやすく、さまざまな表現を楽しめるため、ポートレートの入門にもおすすめです。回数を重ねると自分の惹かれるものの傾向も見えてくるので、それが“自分らしい写真”を見つける手立てにもなるでしょう。
1枚目は、まさに、白いボックスが積み重なる様子が面白いと感じたことからスタートしました。背景が面白かったので、手の動きや表情もキャッチーな印象になるようお願いしています。背景は白でシンプルなので、人物の青いジャケットと爪のグリーンが印象に残るようにも意識。
2枚目は、窓からのやわらかな光がきれいだったので、ポーズを作り込みすぎず、その場の空気を一緒に残すイメージで撮影しています。気ままに歩いてみたり、キョロキョロまわりを見てみたり、まずは自分の琴線に触れるものを探していきましょう。

撮影のポイント

  • 背景を起点に、どのような写真にしたいかをイメージする
  • 惹かれた部分が写真の中で生きるよう、背景の何を、どこまで入れるかを決める
  • 背景を活かしつつも、仕上がりの主題はあくまで人物となる配置や構図を探す
  • イメージに合うポーズを被写体にお願いする

4.Fujikawa hinanoが使って実感したEOS R8 Mark IIの魅力

EOS R8 Mark IIで、とくに印象的だったのがAF性能です。屋外で動きのある撮影をしたときも、被写体がかなり動いているときでも瞳をしっかり追ってくれるので、それだけ表情やタイミングに集中して撮影することができました。グリップが持ちやすく、ボディーも軽いので、長時間の撮影でも扱いやすかったです。
画面のUIもわかりやすく、操作に迷いにくいので、直感的に使えるところも印象的でした。高性能な機能がそなわっているため、構えすぎずに直感的に撮ってもしっかりとした撮影ができる。自分が撮りたいと思った瞬間にカメラがしっかりついてきてくれる感覚がいつもありました。
また、カラーフィルター機能に新しく入ったNegativeFilmtoneがとても好みでした。彩度を少し抑えた落ち着いた色味で、効果の強さを調整できるのも使いやすかったです。効果量を70~80%くらいにすると、やりすぎ感がなく自然に仕上がるのでおすすめ。ボケ感がやさしくてオールドレンズのような雰囲気もあるRF45mm F1.2 STM とカラーフィルターを組み合わせると、レタッチをしなくてもフィルムライクな風合いに仕上がり、魅力的でした。

関連リンク

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やわらかな表現の中に人物がやさしく浮かび上がる。ポートレート3つの流儀。
https://personal.canon.jp/ja-JP/articles/tips/r8mk2-portrait
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https://personal.canon.jp/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/tips/r8mk2-portrait/image/r8mk2-portrait-720x444.jpg?sc_lang=ja-JP&hash=F266C921DFFC2F69FE01D8906CEBF540
2026-11-06