RF45mm F1.2 STM 撮影体験インタビュー オカダキサラ RF45mm F1.2 STM × オカダキサラ
公開日:2025年11月17日

「街が見落とした奇跡の現場」をテーマにストリートフォトを撮り続ける写真家・オカダキサラさんに、小型軽量化を実現した焦点距離45mmの大口径F1.2単焦点レンズRF45mm F1.2 STMの描写力や撮影体験について伺いました。RF45mm F1.2 STMを用いた撮り下ろしの作品とともにお楽しみください。
PROFILE
撮影を通して感じたことを教えてださい
軽量で持ち歩きやすく、ストレスなく撮影できる

ふだんストリートスナップを撮る際には、携帯性と軽量性に優れたRF28mmのパンケーキレンズをメインに使用していますが、これは身体への負担を軽減させるため。RF 45mm F1.2 STMは非常にスペックが高いので、ある程度重さはあるだろうと覚悟していましたが、実際に手に取ってみるととても軽くて驚きました!愛用の「EOS R8」と組み合わせてもまったく負担に感じず、ストレスフリーに撮影できました。
直感的に撮影できる45mmの画角が、表現の幅を広げてくれる



かつて50mmや40mmは使用したことがありましたが、45mmは今回が初めて。まるで視界を再現するように撮影できる点が、とても扱いやすいと感じました。被写体から一歩引いてみたり、より近づいてみたりといった、距離感の遊びも楽しめます。
ファインダーを覗いたままの構図で撮影できるので、直感的に撮影したいスナップには最適でしたし、仕事でポートレートを撮影する際にも、表現の幅が広がりそうだと思いました。
やわらかく美しいボケ方が、オールドレンズのような印象をつくり出す

ボケ方もとてもやわらかくきれいで、オールドレンズのような雰囲気のある写真が撮れるところも気に入りました。駅のホームや夜道など、明暗差が激しい環境での描写はとくに美しい。解像度やシャープ具合もちょうどよく、ほとんどレタッチの必要がありませんでした。

とくに暗い喫茶店で撮影した際には、ふだん使っているRFレンズではなかなか出せない、雰囲気のある描写ができました。フィルム写真とはまた違った、私のようなデジタル世代にもしっくりくるレトロ感が表現できます。
被写体をやわらかくきれいにとらえる開放F1.2

自宅では、窓辺でまどろむ愛猫を撮影しましたが、日差しにやわらかく照らされた姿がとてもかわいく写りました。また、開放F1.2でセルフポートレート撮影を試みましたが、肌がきれいに写ってうれしかったです。
RF45mm F1.2 STMはどんなレンズですか?
雰囲気のある美しい写真が撮影できるのに、女性の私でも負担に感じないほど軽量で手軽に持ち歩けるので、最強の「お出かけレンズ」となってくれそうだと思いました。植物や虫、猫などの動物や、街の風景など、身近なものを撮影するのにぴったりで、日常の何気ない景色を輝かせてくれそうなレンズです。

RF45mm F1.2 STM
開放F値1.2による大きく美しいボケ味を生かした豊かな表現力と、小型・軽量設計を両立した大口径単焦点レンズです。