RF45mm F1.2 STM 撮影体験インタビュー 山下裕馬RF45mm F1.2 STM × 山下裕馬
公開日:2025年12月25日
独自の視点から日本ならではの魅力をとらえ、世界に向けて発信し続ける写真家・山下裕馬さんに、小型軽量化を実現した焦点距離45mmの大口径F1.2単焦点レンズRF45mm F1.2 STMの描写力や撮影体験について伺いました。RF45mm F1.2 STMを用いた撮り下ろしの作品とともにお楽しみください。
PROFILE
山下裕馬さん
街を歩きながら撮る中で、どんな発見がありましたか?
軽量性・携帯性が高く、ストラップなしでも撮影できる


僕がストリートスナップを撮る際に重要視しているのは、なんといっても、カメラとレンズの軽さ。気ままに街を歩きながら撮影したいので、身体的なストレスを感じないよう、レンズは最低限しか持ち歩かず、なるべく軽量なものを選ぶようにしています。RF45mm F1.2 STMは、まさにそんな僕に最適なレンズ。驚くほど軽いので、ストラップなしの手持ちでも、負担なく撮影できました。
さまざまなものが気持ちよく撮れるオールマイティな焦点距離




ふだんよく使うのは、40mmや50mm。今回初めて45mmを使用しましたが、ポートレートから風景まで、いろんなものが気持ちよく撮れる、オールマイティな焦点距離だと感じました。風景写真では、広角で撮るのとはまた違った視点の切り取り方ができ、自分の新たなスタイルを見つけられそうだと思いました。
レタッチの必要がないほど、肌を美しく写すことができる


もともとキヤノンのレンズの肌の表現には信頼を置いていましたが、RF45mm F1.2 STMは期待以上。ポートレート撮影では、モデルの肌を細部まで写しすぎず、ほどよくなめらかに美しく表現してくれたので、ほとんどレタッチを施す必要がありませんでした。ふだんのスナップ撮影だけでなく、クライアントワークでも一軍レンズとして活躍してくれそうです。
オールドレンズのようなボケ感が、表現の遊びを楽しませてくれる

オールドレンズのようなやわらかいボケ感をつくり出してくれるので、いろいろと表現の遊びが楽しめる点も、RF45mm F1.2 STMの魅力だと思います。
今回僕が撮影したなかでもとくに気に入っているのが、ミニチュアの公衆電話が飾られたガラスケースの奥に、本物の公衆電話が設置されている写真。ガラス越しにハッキリと写ったミニチュアが、ほどよくボケた本物との対比を生み出していて、なかなかおもしろい一枚になったと思います。
RF45mm F1.2 STMはどんなレンズですか?
さまざまなものを表現豊かにとらえることができるRF45mm F1.2 STMは、僕のように、街を歩きながら気になったものを撮りたいという人にはうってつけでしょう。その上、軽量で携帯しやすいので、外出する際には必ず持ち出したいくらいです。
朝・昼・夜と、時間帯によって異なる光の表現も楽しめるので、1日を通して、どんな天気でも撮影を楽しませてくれるレンズだと思います。

RF45mm F1.2 STM
開放F値1.2による大きく美しいボケ味を生かした豊かな表現力と、小型・軽量設計を両立した大口径単焦点レンズです。