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星景撮影においてNo.1のレンズをユーザーに届けたい RF14mm F1.4 L VCM 開発者インタビュー

PROFILE

光学設計担当
光学技術統括開発センター
渡邉 達朗

電気設計担当
IMG 光学開発センター
齋藤 直城

メカ設計担当
IMG 光学開発センター
長岡 信幸

RF14mm F1.4 L VCM

大口径・超広角でありながら、これまでの常識を覆すコンパクトサイズを実現したRF14mm F1.4 L VCM。その広い画角と明るさは、星空と共に地上の風景を写し込む星景撮影で大きな力を発揮する。キヤノンの同レンズ開発者3名に、このレンズに込められた思いを語ってもらった。

超広角・大口径ながらコンパクトサイズを実現

RF14mm F1.4 L VCMはどんなコンセプトのレンズですか。

齋藤:F1.4の開放から高い描写力を発揮する「RF 単焦点 F1.4 Lレンズ」の6本目のレンズとして企画されました。20mm、24mm、35mm、50mm、85mmとこれまでに5本が発売されており、いずれも鏡筒サイズと操作部が共通化されているのが大きな特徴です。RF14mm F1.4 L VCMは、20mmよりも画角の広い超広角レンズですが、最新の光学設計を注ぎ込むことで、これまでの概念を打ち砕くほどコンパクトな大口径の超広角レンズとなっています。

どんな被写体や撮影シーンに向いていますか。

レンズ:RF14mm F1.4 L VCM
絞り:F1.4、シャッタースピード:15秒、ISO感度:3200
(Digital Photo Professionalを使用して画像調整を行っています)

渡邉:開放F値が1.4の超広角レンズが求められる撮影ジャンルとして、星景撮影に使っていただくことを最も強くイメージして開発を進めました。星空と地上の風景を同時に画面に収めるため、星景撮影では焦点距離14mm前後の明るい超広角レンズが使われます。これは、少しでも露光時間を短くし、星をくっきり点像として写すためです。

超広角レンズでF2.8より明るいレンズは少ないですよね。

渡邉:キヤノンには、一眼レフカメラのEOS用として、EF14mm F2.8L II USMがありました。このレンズに対してRF14mm F1.4 L VCMは、開放F値が2段明るくなっているのにもかかわらず、より軽量となっています。小型軽量にレンズを作れるようになったのは、カメラがミラーレスカメラとなり、RFマウントが使われるようになったためです。

明るい超広角レンズをコンパクトに作れる秘密はどこにありますか。

渡邉:EOS Rシステムの交換レンズであるRFレンズでは、大口径マウントとショートバックフォーカスにより、従来のEFレンズよりも撮像面近くに口径の大きいレンズを配置する光学設計が可能になりました。このことが、RF14mm F1.4 L VCMのような明るい超広角レンズを実現する大きな要因になっています。逆に言うと、バックフォーカスが長い一眼レフ用レンズでは、開放F値が2.8より明るい超広角レンズをコンパクトに設計することは技術的に難しかったのです。

新しいアクチュエーターの採用も小型化を後押ししたのでしょうか。

齋藤:RFマウントの採用により、光学設計の自由度が高くなったことに加え、この「RF 単焦点 F1.4 Lレンズ」共通で使っているフォーカスアクチュエーターのVCM(Voice Coil Motor)の存在もレンズの小型軽量化に大きく寄与しています。以前は、今回のような重いレンズ群を駆動させる方法はリングUSMしか選択肢がありませんでした。このリングUSMはレンズ径がモーターの径によって決まるため、レンズをコンパクトにするのが難しくなります。

長岡:メカ開発から見た場合、リングUSMはこれを支える構造物も大きくなります。筐体の大きい望遠系のレンズでは問題になりませんが、レンズを小型化しようとすると大きな壁となるのです。その点、VCMはレンズ設計の自由度が高く、高推力が必要なフォーカスレンズ群を持つレンズの小型・軽量化を可能にしてくれます。

齋藤:優れた性能を持つVCMですが、デメリットもあります。VCMは磁場を発生させるので、ノイズ発生源となるのです。VCMが使われるフォーカス群は後群にあり、カメラのCMOSセンサーとの距離も近くなります。そのため、ノイズを低減するフィルター回路を用いたり、部品配置を工夫することで、撮影画像に影響のないように対策しています。

VCMで駆動するフォーカスレンズユニット

オールキヤノンの光学技術が生み出した高画質

光学断面図

光学設計でこだわった点はどこですか。

渡邉:星景写真を始め、星を撮るレンズには高い光学性能が求められます。星は空一面に広がる明るい点光源です。焦点距離の短い広角系のレンズでは、各種の収差により画面周辺部の像が流れがちです。星をしっかり点として写すためには、周辺部の画質を向上させる必要があります。

RF14mm F1.4 L VCMでは、GMo(ガラスモールド)非球面レンズを前側に2枚、後ろのフォーカスレンズ群に1枚、配置しています。これらの非球面レンズにより、サジタルフレアを低減し、開放絞りにおいても画面周辺部の高い点像再現性を達成しました。最前面のGMo非球面レンズは径が大きく、加工の難易度が高かったのですが、工場との連携を密にして、製造上の問題点ひとつひとつクリアしていきました。

蛍石の原石・人工結晶・蛍石レンズ

超広角レンズに蛍石を使うのは珍しいですよね。

渡邉:星を撮影したとき、星が紫色ににじむことがあります。その原因となる色収差を補正するために蛍石レンズ1枚とUDレンズ1枚を使っています。これはより強力に色収差を補正するレンズが必要だったためです。

通常、望遠系のレンズに使われる蛍石は凸レンズですが、RF14mm F1.4 L VCMでは凹レンズに使用しています。どういう収差を取り除くか、目的に応じてレンズの形状も変わります。特に超広角レンズの画面周辺部では、光の波長ごとに結像位置がずれてしまいます(倍率色収差)。これが色にじみの原因のひとつなのですが、蛍石を採用することで倍率色収差を効果的に補正しています。

BR光学素子(断面モデル)

BR光学素子はどのようなものですか。

渡邉:レンズの真ん中あたり、絞りのすぐ後ろにある凸レンズと凹レンズに挟まれるように形成されているのがBR光学素子です。波長の短い青側の光を大きく屈折させる特性を持っており、画面中央部の点光源に生じる色にじみを極めて小さく抑えています。
このBR光学素子は樹脂製で、型に入れて成形します。接合レンズと同じように前後の光学レンズで挟み、接着剤で貼り合わせます。

フレアやゴーストはどのように抑えていますか。

渡邉:超広角レンズは、前面のレンズが大きく出っ張っていることがあり、さまざまな角度から光が入ってきます。一体化されたレンズフードや通常のレンズコーティングでは、フレアやゴーストを防ぎきれない場合があるので、必要なレンズ面にSWC(Subwavelength Structure Coating)とASC(Air Sphere Coating)を施しています。

特にSWCは、高度な技術が詰まったもので、斜め方向から入る光の反射を低減する効果が大きいのが特徴です。レンズ表面にナノメートル単位の構造物を形成する特殊なコーティングで、その効果は絶大です。

一方、ASCはまっすぐに入ってきた光がレンズ面で反射するのを低減するのに効果的なコーティングです。レンズ表面に空気を含んだ膜を形成し、光学ガラスよりも屈折率の低い空気をコーティング内に一定の割合で含ませることで、超低屈折率膜を形成しています。

RF14mm F1.4 L VCMは、GMo非球面レンズや、色収差補正に効果的な蛍石、UDレンズ、BR光学素子などを使用した贅沢なレンズ構成と、高度なコーティング技術を組み合わせて完成した1本です。キヤノンの光学技術が詰まった、まさに「オールキヤノン」の特別なレンズだと言えます。

描写性能と同じくらい重要なレンズの小型軽量化

どうして電子歪曲収差補正を前提とした設計になっているのですか。

渡邉:歪曲収差を光学設計で完全に補正しようとすると、レンズが大きく、重くなってしまいます。画質の向上というメリットより、レンズの大型化というデメリットの方が大きくなってしまうのです。そこで、カメラに歪曲収差の補正を一部任せることで生まれた余力を高画質に振り向けた設計を選びました。
その結果として、歪曲収差を光学的に取り切ったレンズと同等の光学性能を得ながら、小型軽量化に成功したのです。カメラと連動してレンズを作れる純正メーカーだからできるレンズ設計だと考えます。
レンズの小型軽量化は、完璧な光学性能をレンズ単体に課すよりも重要なことだと考えます。どんなに光学性能に優れたレンズであっても、大きく、重たいものであれば、撮影に持ち出してもらえないでしょう。レンズは、いつでもどこにでも持っていけるサイズでなければならない、と考えています。

「RF 単焦点 F1.4 Lレンズ」の一員として、動画撮影に対して、どんな配慮が取られていますか。

渡邉:静止画撮影だけでなく、動画撮影にも使っていただけるようにフォーカスブリージング(フォーカス時の画角変動)の抑制を図っています。これは動画撮影中にピントの位置が移動すると画角が変化してしまうものですが、フォーカスレンズ群の構成を工夫することで画角変動を抑えています。具体的には他の「RF 単焦点 F1.4 Lレンズ」に対して、フォーカスレンズ群に1枚多くレンズを使っているのに加え、凹レンズのGMo非球面レンズを使用しています。
光学性能の向上とフォーカスブリージングの抑制は、レンズ設計上、相反する部分があります。しかし、今回のレンズ構成の工夫により、フォーカスブリージングを抑えつつ、高画質を実現することに成功しています。

齋藤:フォーカスレンズ群にレンズが増えると、必然的に重くなります。ここは電気とメカ開発者の腕の見せどころです。VCMは推力が大きく、静粛性が高いアクチュエーターですが、制御に工夫が必要です。例えば、重いレンズ群を高速で動かして急停止させる制御では、振動を抑える味付けが必要ですし、動画撮影においては駆動音を極限まで抑える精密な制御が必要です。こうした制御アルゴリズムの設計とそれを可能にするメカ構造の構築を行うことで問題をクリアできました。

メカ設計では、どんな苦労がありましたか。

長岡:コンパクトなレンズなので、「メインベース」と呼ばれる内部の構造部品に割り当てられるスペースが限られています。アクチュエーターやフレキシブル基盤のスペースを確保しながら骨組みとして十分な強度を持たせることが、一番苦労した点です。RF14mm F1.4 L VCMはLレンズであり、厳しい条件下で使われることも考慮しなければならないので、一筋縄ではいきませんでした。
防塵・防滴に対しては、浸入経路となる部品同士の隙間にシーリング材を配置することで、水や埃の浸入を防いでいます。

内部構造
防塵・防滴構造

開発の原点は天文学の研究から

渡邉さんが星に興味を持ち、星景写真を撮るようになったきっかけを教えてください。

渡邉:小学生の頃から星が好きでした。その後も星への興味は深まる一方で、大学では天文学を専攻しました。大学でリニューアルすることになった口径50cmの天体望遠鏡を組み立てるために、自ら志願して夏休みの丸々2ヵ月間、町工場に住み込みで働かせていただくという経験もしています。

自身の研究では、ハワイにある「すばる望遠鏡」に取り付ける装置の開発にも携わりました。このような経験を積み、ものづくりの楽しさを肌で感じることで天文そのものだけでなく、これを写す装置、つまりカメラやレンズなどの光学系に興味を持つようになったのです。
また、大学時代はプライベートでもよく星空を撮りました。中でも海外の有名スポットまで行き、星景写真を撮ったことが印象に残っています。そのときはEF-S10-22mm F3.5-4.5 USM(エントリー向けの一眼レフ用レンズ)を使用していましたが、ロケーションが素晴らしく、星空と写りの良さに感動しました。この星空を大口径のRF14mm F1.4 L VCMで撮影したら、どれだけすごい写真が撮れるのだろう、と考えずにはいられません。

レンズ:EF-S10-22mm F3.504.5 USM
絞り:F3.5、シャッタースピード:30秒、ISO感度:3200

大学で光学設計について学ぶ機会はあったのですか。

渡邉:大学の専攻は天文学でしたので、光学について深く学べる機会はあまりありませんでした。そこで、光学のことは独学で知識を深めました。あくまで基礎的な知識ですが。本格的に光学設計を学ぶことになるのは、キヤノンに入社して以降です。先輩たちからいろいろと教えていただきながら、ノウハウを身につけました。

どのような経緯でRF14mm F1.4 L VCMの光学設計を担当することになったのですか。

渡邉:レンズ開発の担当者の決め方は、機種によってさまざまです。今回はたまたま企画中のレンズ候補の中にRF14mm F1.4 L VCMがありました。そこで自ら上司に志願して、このレンズの開発を担当するに至ったのです。もしかしたら、他のレンズの設計担当になっていた可能性もあるので、タイミングも良かったのだと思います。

RF14mm F1.4 L VCMの光学開発担当になって、どのようなことを考えましたか。

渡邉:自分が担当するのであれば、星景写真を撮るレンズとしてNo.1を目指したいと考えました。光学性能をはじめ、さまざまなバランスを考えてレンズ設計を行うのですが、このレンズでは、星景撮影に特に重点を置いた、こだわり抜いた設計をしています。画質に影響する各種収差を極限まで抑え、画面の隅々までシャープに写せるレンズに仕上がりました。

今となっては恥ずかしいのですが、入社後すぐにあった配属先での挨拶で、「神レンズを作りたい」と抱負を述べたことを覚えています。このRF14mm F1.4 L VCMは、その1本目になったのではないかと秘かに思っています。

天文を学び、そこに貢献したいという思いもあり、開発したのがこのRF14mm F1.4 L VCMです。このレンズを使ってくださるユーザーのみなさんが、星景撮影を通じて天文や宇宙に興味を持ってくだされば嬉しいです。

星景撮影の楽しさをたくさんの人に知ってもらいたい

RF14mm F1.4 L VCMの試写では、齋藤さんも星景撮影に同行したとうかがいました。

齋藤:私は星の撮影経験はなく、お手伝いで同行しました。星をどう撮るのか、興味があったのです。渡邉さんは、カメラを三脚にセットすると、AFでピントを合わせ始めたので、そのことに驚きました。

渡邉:最近のカメラのAF性能は優れていて、夜空の星にAFでピントを合わせることができます。超広角レンズでは星が小さく写るため、マニュアルフォーカスで正確にピントを合わせる方が難しい場合があるのですが、AFでピントが合うので便利です。

齋藤:彼はライブビュー画面でフレーミングを決め、露出を調整する程度で、サッと撮り始めていました。一眼レフの時代には、こんなに簡単に撮れなかったのではないでしょうか。

現在のミラーレスカメラとAFレンズの性能があれば、星景写真を簡単に撮れることは、もっと知って欲しいですね。特に明るいRF14mm F1.4 L VCMこそ、星景撮影の初心者に使ってもらいたいレンズです。

星景撮影を始める上で、どんなことを知っておくといいですか。

渡邉:撮影の基本は記録画質をRAWにすることです。JPEGでもある程度きれいに写りますが、日によって雲の出方が違ったり、空の明るさが違ったりするので、RAW現像時に色温度や明るさのバランスを調整したり、必要に応じてノイズ除去の処理を加えることで、美しい星景写真に仕上げます。

シャッタースピードの選択も重要です。14mmレンズで、星を流さず、点として写すためには15秒より短い露光時間にする必要があります。絞りは開放、シャッター速度は5〜15秒と決まるので、露出はISO感度で調整します。このとき、レンズの開放F値が小さい、明るいレンズほどISO感度を低くできるので、レンズの明るさは重要です。

RF14mm F1.4 L VCMには、後部にシートタイプのフィルターを装着できます。私の場合、市販のシート状のソフトフィルターをホルダーに合わせた形状に切り出し、取り付けています。これはソフトフィルターを使うことで明るい星をより際立たせ、星座の形をわかりやすくする効果があります。

撮影前のセッティング
レンズ後部に装着されたフィルター
レンズ:RF7-14mm F2.8-3.5 L FISHEYE STM
絞り:F2.8、シャッタースピード:15秒、ISO感度:6400
(ソフトフィルター使用。Digital Photo Professionalを使用して画像調整を行っています)
レンズ:RF16-28mm F2.8 IS STM
絞り:F2.8、シャッタースピード:13.7秒、ISO感度:3200
(ソフトフィルター使用。Digital Photo Professionalを使用して画像調整を行っています)

どんな星景写真を撮るのがおすすめですか。

渡邉:ほとんどの方が星景写真で狙うのは天の川です。夏空を覆う天の川は、最高の被写体です。14mmの超広角レンズがあれば、画面いっぱいに天の川を収めつつ、地上の風景を入れて撮ることができます。星景撮影で14mmレンズが求められるのは、天の川を広く画面に収めることができる画角を持つためでもあるでしょう。

ほかにも星景撮影に使って欲しいRFレンズはありますか。

渡邉:試写では新型のフィッシュアイズームレンズRF7-14mm F2.8-3.5 L FISHEYE STMやRF16-28mm F2.8 IS STMでも撮影を行いました。
これらのレンズも星景撮影におすすめです。
RF7-14mm F2.8-3.5 L FISHEYE STMは全周魚眼、対角線魚眼の撮影が可能で、広い画角を活かしたダイナミックな表現を可能にします。
特に7mm時の全周魚眼ではEF8-15mm F4L フィッシュアイ USMに対して、画角が180度から190度に広がり、開放F値もF4からF2.8に1段明るくなっています。
全天を収めつつ、より広い地上風景を今までよりも明るく写すことができます。
RF16-28mm F2.8 IS STMは小型・軽量がコンセプトの広角ズームレンズながら開放F2.8の明るさを持っており、取り回しが容易かつ画角を変えた表現が可能になるので、撮影地を歩きながらスナップ的に星景撮影するのに快適なレンズです。
もちろんRF20mm F1.4 L VCMやRF24mm F1.4 L VCMなど他の「RF 単焦点 F1.4 Lレンズ」も、それぞれのレンズが持つ画角ならではの星空の切り取り方ができるので、是非使っていただきたいです。

新たな撮影体験ができるレンズを開発したい

今後、どんなレンズを開発したいですか。

渡邉:これまで撮ることができなかった新しい領域に踏み込めるようなレンズを開発したいと思います。「撮影領域の拡大」はキヤノンの製品開発姿勢とも合致します。性能が良いのに、重たくて持ち出してもらえないようなレンズを、最新の技術でより小型で軽量なレンズにするなど、撮影の機会を広げていきたいと考えています。今回のRF14mm F1.4 L VCMは、そういったレンズのひとつになってくれることを確信しています。

長岡:ユーザーのみなさんが、あっと驚くようなレンズを開発したいです。メカ担当としては、特に軽量化に力を入れていきたいです。

操作性については、まだ取り組むべき部分があると思いますので、ユーザーのみなさんの意見も取り入れつつ、より使いやすいレンズの開発に貢献したいと思っています。

齋藤:最近は、スマートフォンで写真を撮る方が多いですが、レンズ交換式のミラーレスカメラ、交換レンズを使うことで、どれだけすごい写真が撮れるのか、もっと知ってもらえると嬉しいです。

Lレンズが優れた描写性能を持つことは、開発する私たちの使命であり、ユーザーのみなさんとの約束ですが、Lレンズを開発する中で培った技術をより多くのレンズに注ぎ込みたいです。そして、手頃な価格、手頃なサイズのレンズでも、上のクラスのレンズと遜色のない撮影体験ができるようになったら、と考えています。

エントリーユーザーの方々に、もうちょっと上のクラスが欲しい、と思ってもらえるような手頃な価格で、より高性能なレンズを開発したいと思っています。

レンズ:RF14mm F1.4 L VCM
絞り:F1.4、シャッタースピード:10秒、ISO感度:6400
(ソフトフィルター使用。Digital Photo Professionalを使用して画像調整を行っています)
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星景撮影においてNo.1のレンズをユーザーに届けたい RF14mm F1.4 L VCM 開発者インタビュー
https://personal.canon.jp/ja-JP/articles/interview/developer-rf14-f14l-vcm
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https://personal.canon.jp/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/interview/developer-rf14-f14l-vcm/image/rf14-f14l-vcm-720x444.jpg?sc_lang=ja-JP&hash=252E5508BD1E4F28BE666BD152B3BB2D
2026-02-05