愛おしい日常をまるごと。自然な表情を引き出す、愛猫写真の撮り方
公開日:2026年5月29日
フォトグラファーのasamiさんが、EOS R6 Mark IIIを使って愛猫のチャコを撮影。この記事では、作例とともに、asamiさんのような愛猫写真を撮るためのポイントを紹介します。使用機材は、フルサイズミラーレスカメラ「EOS R6 Mark III」、単焦点レンズ「RF45mm F1.2STM 」、ズームレンズ「RF24-105mm 4 L IS USM」です。移ろいゆく成長や感情、関係性をすくい上げるような感覚で、愛猫との大切な日常を写真に残してみてください。
PROFILE
asami
会社員/主婦/写真家 福岡県出身・在住。15年前に写真を始め、10年ほどのブランクを経て、新しいカメラを手にしたことがきっかけで再び写真と向き合うように。現在は日常の風景や街の中で心が動いた瞬間を写真に残し、SNSに投稿している。
チャコ
キジトラのメス9ヶ月(2026年5月時点) やんちゃで、怖がりなのに好奇心旺盛。友人が保護したことがきっかけで、家族の一員に。
1.目線を合わせる


思い通りに動いてくれない猫を撮る際は、“待つこと”と、“常に撮れる準備をしておくこと”を意識しましょう。撮影を始める準備として、まずAFの検出対象を「動物優先」に、瞳検出を「自動」に設定しておきます。カメラが自動的に猫の瞳を認識してピントを合わせてくれるため、撮影者はシャッターチャンスに集中できます。
猫と同じ目線になるような高さから、ふと見せる甘く穏やかな表情を捉えて。バリアングル液晶モニターを使い、床すれすれの低い位置からカメラを構えます。あまり近づきすぎず、威圧感を与えない距離感を意識しながら、自然な行動を待つのがポイントです。さらに、手前におもちゃなどを置いて前ボケを作ると、やわらかな雰囲気を演出できます。いい表情を見せたらシャッターを切ります。
撮影の手順
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AFの検出対象を「動物優先」、瞳検出を「自動」に設定
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バリアングル液晶モニターを活用し、猫と同じ目線の高さでカメラを構える
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おもちゃなどを使って前ボケを作る
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撮りたい瞬間がきたらシャッターを切る
2.猫の自然な行動に寄り添う

ご飯を食べ終わったと思ったら、すぐに意識はおもちゃへ。そんな切り替えの早い猫を切り取った1枚です。動いている猫を撮るときに便利なのが「サーボAF」。シャッターボタンを半押ししている間、被写体にピントを合わせ続けてくれるため、動き回る猫でも瞳をしっかり捉えやすくなります。
今回は動物検出AFと組み合わせ、食事の邪魔にならない距離を保ちながら撮影。ペロッと舌を出した瞬間を、高速連続撮影で逃さず捉えました。
撮影の手順
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AF動作を「サーボAF」に設定
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「高速連続撮影」を選択
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食事の邪魔にならない距離を保ちながら、猫の動きを追う
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舌を出したタイミングで連写する
3.おもちゃ越しに、無邪気な表情を引き出す

ファンシーな色合いや透明感のあるパーツが印象的な猫のおもちゃは、撮影の小道具としても活躍。おもちゃを手前に入れて撮影することで前ボケが生まれ、猫の好奇心いっぱいの表情をより印象的に見せることができます。さらに、ハイアングルでおもちゃ越しに撮ることで、一緒に遊んでいるような距離感や臨場感も演出できます。
使用するレンズは、F値の小さい明るいものがおすすめ。暗くなりがちな室内でも自然光だけで十分な光量を確保でき、やわらかく美しいボケも楽しめます。
撮影の手順
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F値の小さいレンズを使用
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おもちゃを手前に入れ、前ボケを作る
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ハイアングルでおもちゃ越しに猫の表情を捉える
4.猫らしい躍動感のある瞬間を逃さず捉える

猫の躍動感あふれるジャンプ写真は、飼い主なら一度は挑戦してみたいショット。無邪気さと身体能力の高さ、その両方を1枚に収めることができます。
狙うのは、ジャンプして前足が伸び切る瞬間。ジャンプを数回観察し、動きのリズムを把握しておくとスムーズです。撮影では、「サーボAF」に加え、シャッターボタンを押す少し前から記録できる「プリ連続撮影」を使用。身体が伸び切る直前からジャンプの頂点にかけてシャッターを切って。「サーボAF」×「プリ連続撮影」の組み合わせにより、動きのある被写体も安定したピントで狙った瞬間を捉えることができます。静かな室内の空気感と、ダイナミックなジャンプとの対比も見どころです。
撮影の手順
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ジャンプを数回観察して、動きのリズムを把握する
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AF動作を「サーボAF」に設定
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「プリ連続撮影」を「する」に設定
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身体が伸び切る直前からジャンプの頂点にかけてシャッターを切る
5.asamiが使って実感したEOS R6 Mark IIIの魅力

EOS R6 Mark IIIは、シャッターのレスポンスの速さと連写性能が印象的です。猫は動きが予測できないため、ピントが外れたりシャッターチャンスを逃してしまったりすることも多いのですが、EOS R6 Mark IIIは追従性能も高く、素早く動く猫の瞳をしっかり捉え続けてくれます。連続撮影によって細かな表情の変化まで逃さず記録でき、これまで諦めていた瞬間も残せることに感動しました。長時間でも負担になりにくい軽さに加え、握りやすさもあり、遊びながら自然に撮影することもできます。
見たままの色や空気感をそのままに描写してくれるので、愛猫との愛おしい日常を残すのにピッタリ。自然光と室内光が混ざるシーンでも色の破綻が少なく、猫の撮影ととても相性のいい一台だと感じます。
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