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Lights of 5 竹沢 うるま Vol.0 プロローグ

新しい5に導かれて。 写真家・竹島うるま

5とは
希望

EOS 5Dの登場以来、
5を選び続けている写真家・竹沢うるま氏。

5シリーズは、撮ることへの
「希望」を与えてくれる存在だという。

新しいEOS R5 Mark IIは
彼にどんな希望を与え、どんな光へと導くだろう。

プロローグ

2024年7月、キヤノンギャラリー銀座。
「打ち合わせ」と称して呼び出された
写真家・竹沢うるま氏が、地下のサロンにやってきた。
扉を開けた瞬間、驚いた表情を見せる。

キヤノンマーケティングジャパンの商品担当者に加え、
撮影スタッフもそこに待ち構えていたからだ。
しかも、カメラはすでに回っている。

担当者から手渡されたのは、白い箱。
おそるおそる中を開けてみると、
新商品のEOS R5 Mark IIが。
「おっ」思わず声が出る。
R5をメイン機としてきたうるま氏にとっては
4年越し、待望の後継機。
バッテリーが新しくなったこと、
高感度性能が進化したことなど、
ひと通りスペックを確認したうるま氏に
商品担当者が一言。

「EOS R5 Mark IIで
作品を撮ってきてほしいんです」。

提示されたお題は「光」。
美しい光をとらえ続けてきた
5シリーズにちなんだテーマだ。
果たしてうるま氏は、
どんな光を集めてくるのか。

EOS R5 Mark IIと初対面した一部始終を
動画で詳しくご覧いただけます。

竹沢うるま EOS R5

うるま氏が5シリーズを使いはじめて、
もう17年近くになるという。

歴代の5を使ってきたからこそ感じる、
ならではの特長、
選び続ける理由などを聞いてみた。

うるま氏にとって、5とはどんな存在なのだろう。

いつから5を使っていますか?

20代後半だから、16、17年前からになりますね。EOS 5Dが出たときに、もう完全にデジタルの時代だと思って一気に切り替えて。そこからはフィルムカメラを持たずに撮影に行くようになりました。
それからMark II、III、IV、R5……とずっと使い続けていますが、個人的に一番思い入れが深いのはEOS 5D Mark II。このカメラと3年に渡る旅に出たという本当に個人的な理由からですが、常に一緒に移動して、盗られるのが怖いから、カメラを抱きながら寝て(笑)。
まさに寝食を共にした特別なカメラなので、使わないけど今も手元に置いてあります。

5を選ぶ理由は何ですか?

自分のイメージとか要求にきちんと応えてくれる信頼感がありますよね。かつ、自分が最大限のクリエイティビティを発揮しても、「まだ何かできそう」という余白が残っている。伸びしろを用意しておいてくれるというか。
新しいカメラが出て進化するたびに、「あ、ここまでいけるんだ」「ここはこう撮れるようになったんだ」って、可能性がどんどん広がるのが5シリーズ。
次のEOS R5 Mark IIは高感度性能が良くなったということで、さらに微弱な光に挑戦できたりっていうのは、やっぱり楽しみではありますね。

5ならではの光はありますか?

のぞいたときに、非常に透明感があるなと感じます。色の階調もありますが、クリアとはまた違う、余分なものが混ざらない感じ。それが色の出方として特徴的なので、そういう意味でも、こちらの意図しているところが落とし込みやすいんだと思います。去年から今年にかけて、日本の四季を撮影したんですが、日本の繊細な四季の移り変わりをきちんと捉えることのできるカメラだなとも感じましたね。

ご自身にとって、5とは?

正直、僕、カメラがなかったら、あっちこっち旅に出たりしてないと思うんです。面倒くさいことばかりだし、汚いし、しんどいし、お腹空くし(笑)。でも、カメラを持つとどこかへ行きたくなるんですよね。新しいカメラを手に入れると、自分の領域が広がる。それは物理的にも、地理的にも、そして自分のクリエイティビティという内面的な領域でも、必ず新しいカメラは広げてくれる。結果、何かあるんじゃないかと行ってしまう。そしてカメラが応えてくれる。そこに喜びがある。僕にとって5は、まだまだ撮りなさい、先に進みなさいという、撮ることに対する「希望」を与えてくれる存在だと思っています。

竹沢うるま写真家

1977年生まれ。写真家。
世界各地を旅しながら写真を撮る。これまで訪れた国と地域は140を超す。2010年~2012年にかけて、1021日103カ国を巡る旅を敢行し、写真集「Walkabout」と対になる旅行記「The Songlines」を発表。2014年には第3回日経ナショナル ジオグラフィック写真賞グランプリ受賞。2015年に開催されたニューヨークでの個展は多くのメディアに取り上げられ現地で評価されるなど、国内外で写真集や写真展を通じて作品発表をしている。

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Lights of 5|002:竹沢 うるま Vol.0 プロローグ
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2024-07-17