Go Beyond with EOS R6 V|SHOGO
公開日:2026年5月18日
コンセプトは、「可能性の枠を、超えていく。One camera, many stories」。
「EOS R6 V」はシネマカメラに迫るクオリティを担保しながら、オープンゲート記録にも対応する7Kフルサイズセンサーを搭載したミラーレスカメラ。マルチフォーマットに対応する次世代動画クリエイター向けの1台です。
「EOS R6 V」は、クリエイターの感性をどのように引き出すのでしょうか。旅の風景や自然を魅力的に映し出す独自の視点をもち、国内外の政府観光や大手企業のプロモーション映像を数多く手がけるSHOGOさんに、「EOS R6 V」で作品を撮影してもらいました。
EOS R6 V × SHOGO
愛情を注げる被写体を、オリジナルの視点で描き出す
SHOGOさんの普段のお仕事について教えてください。
映像ディレクターとして主にSNS動画やWeb広告を手がけ、国内外の観光プロモーションや企業案件にも携わっています。2019年に映像制作会社「REC」を立ち上げ、同時にアパレルブランド「REC JAPAN」を創設。2023年にはウェディングフィルムブランド「ellaWEDDING FILM」も展開するようになりました。
現在はリゾートホテルをはじめとする企業の、ラグジュアリーな映像を撮ることが多いですね。被写体の美しさを表現するために、凝ったエフェクトはあまりかけず、カメラワークも割と控えめに。静寂な雰囲気の映像で、誠実に、画の美しさを見せることに注力しています。
こういった仕事が多いのは、学生時代から一貫して「好きなことを仕事にしたい」と思い続けてきたから。中学時代の友人の影響で映像を撮るようになり、その中でも旅も好きだったことから、旅動画にはとても興味があったんですよね。
ちょうど、「SNSでVlogを配信する波が来るぞ」というタイミングだったこともあり、大学在学中にはフリーランスのビデオグラファーとして旅動画メディア「Filmwalkr」やWebメディア「TABI LABO」で活動していました。当時から、日本全国・世界各国に出かけて、人、食べ物、風景など、たくさんの被写体を撮影し、ビデオグラファーとしての経験値を積んでいったんですよね。こういった経験をしてきたからこそ、今の自分がいるのだと思っています。
映像作品をつくるうえで、大切にしていることを教えてください。
クライアントワークではプロモーションの対象はいろいろですが、そのブランドの世界観を活かしつつ、自分なりの+αの表現を必ず加えることを意識しています。例えば、ブランドのコンセプトの裏にあるクライアントの想いを、クリエイターとしてどう表現するか――

そして、一つひとつの作品に愛情をもって向き合うことも大切だと感じています。そのほうが作品づくりに対するモチベーションは上がりますし、「愛情」は作品のクオリティにも大きく影響しますからね。
今回の作品も、SHOGOさんが愛情を注いでいる「ゴルフ」を題材にしていますね。
はい。ゴルフは高校生の頃から始めて、今でも心から熱中できるスポーツ。「可能性の枠を、超えていく。」というカメラのコンセプトにぴったりだし、何よりゴルフは、以前から撮ってみたいと思っていた題材でした。自分のリアルな経験や想いを反映し、きちんとした作品に仕上げたい。「ついにそのチャンスが来た!撮ろう!」と思い、企画を練り始めました。

「不可能はない。」というマインドを表現するために
今回、「EOS R6 V」で撮っていただいた作品について、教えてください。
「何歳になっても目標に向かって挑戦することを恐れずに、自分の限界を超えていこう」という想いを込めて制作した作品です。ゴルフが好きな人はもちろん、ゴルフと接点がなかった人にも共感してもらいたいので、誰もが日常生活のなかで感じる普遍的なメッセージを映像で表現しようと考えました。
核となるメッセージは、「不可能は無い。Nothing is Impossible.」。
一般的に、人は大人になるとチャレンジし続ける機会が減っていく傾向があると思っています。
大切にしているマインドは向上心が成長を生むこと、小さな進歩が確かな喜びになること、好きなことに無心になる時間が大切なこと。こういったことを、僕はゴルフを通して学んできました。
そして、ラウンド中には必ずどこかでミスショットをしてしまうものです。そのときに大事なのはミスを悔やむことではなく、ミスをした後にどのようなマインドでリカバリーしていくのかだと思っています。
日常生活も同じですよね。例えば、仕事でミスをしたときにどう対処すれば良いのか。ゴルフの経験を通して僕自身もたくさん学んできたので、この想いを映像に託したいと考えました。
作品には、若手プロゴルファーが出演しています。どういった経緯で依頼したのですか?
ゴルフを題材にした映像を自分が撮るなら、ゴルフが本当に好きな人が観ても納得のいく内容にしたい。ゴルフをファッションとしてではなく、チャレンジ精神の本質を捉える存在として描きたかったので、映像の主人公は絶対にゴルフ経験者がいいと考えました。
今回お願いした鵜瀬璃久さんは、学生時代から自ら努力を重ねて実績をつくり、今後の活躍に期待されている若手プロゴルファー。彼は、スイングのフォームがとても綺麗なんですよね。もともと面識はなかったのですが、Instagramでフォローし合っていたこともあり、今回のオファーに快諾していただきました。
撮影場所も、僕の経験や想いが反映されています。実際に高校時代に通っていたゴルフ練習場と、僕が会員になっているコースをお借りして撮影しました。
撮影・演出のプランは、どのように考えましたか?
地道な練習に取り組む練習場と、練習の成果を発揮して結果を残すコース。二つのシーンを陰陽のコントラストをつけて対照的に見せたいと考えました。例えば、練習場のシーンは時間帯を深夜に設定するほか、黒いウエアを着てもらい、場内の照明も片側を全部落とすなどして、なるべく黒ベースのトーンになるように工夫しました。

それに対して、コースに出るのは昼間。白いウエアと芝のグリーンが映える明るいトーン、シネマライクな色調を基本にしました。例えば、芝の色を少しイエロー寄りに調整し、弾道やショット・パットを交えて躍動感を表現しています。さらに、ラウンドを経て「次はもっと良いスコアを出したい」とまた練習に戻っていく、未来の姿を予感させる表現もできればとも考えました。

実は企画当初は、前半は練習、後半はコースでラウンドという構成を考えていたんですよね。でも、「練習とラウンドを交互に繰り返して挑戦を続け、時間をかけて不可能だったことを可能にしていく」というメッセージをより明解に伝えたいと思い、練習とラウンドを交互に展開する構成に変更しました。このように、制作途中でも良いアイデアを思いついたら現場で話し合い、最後までクオリティを高める努力を惜しまないことも大切にしています。
完成した作品について、特に手ごたえを感じたシーンや演出を教えてください。
一番気に入っているのは、エンドロールの直前。鵜瀬さんのショットと、「可能性の枠を、超えていく。」というキャッチフレーズを重ね合わせたシーンです。
撮影中は、僕自身が高校時代に毎日練習していたころの、いろいろな出来事を思い出しながら……。鵜瀬さんが見据えている視線の先に当時の自分の想いを重ねて、感情も乗せて映像に残そうと考えました。
演出ポイントは、ショットを打った後の余韻を大切に表現したことですね。「ラウンドに出て終わるのではなく、また繰り返し練習していこう」という、今後も挑戦を続けていく気持ちも詰め込んだつもりです。

さらにその後、「可能性の枠を、超えていく。」のテロップが枠から飛び出していく演出もしています。もともと全体的に、テロップと映像とがリンクするように微調整することは意識していましたが、特にこのシーンは印象的に見せることができたと思います。
撮影時に感じたのは、「普段と何ら変わらない」感覚。
今回、「EOS R6 V」で初めてのオープンゲート撮影に挑まれたとのことですが、撮影中はどう感じましたか?
撮影は、2日間かけて行いました。撮影のフォーマットは、7Kオープンゲート、RAW。
オープンゲートでの撮影は、編集時のクロップ、リフレーミングの際に威力を発揮しました。具体的には3:2で撮影した画を、最終的に16:9よりさらに少し左右を狭めたアスペクト比に切り出しています。カメラのセンサーを大きくフルに活かしながら、作品によって自由なアスペクト比で切り出しができるのは本当に嬉しいですね。
また、シーンごとに、「被写体にもう少し寄ったカットが欲しかった」「ジンバル使用時に水平が少しずれてしまった」といったときの調整にも役立ちました。7Kという高解像度であることも作用して、切り出し後の画もとても綺麗でしたね。
色味はいかがでした?RAWによるメリットを感じられましたか?
色味も理想的で、「RAWで撮影すると、やはりカラーの乗りがいいな」と実感しましたね。特に、今回は明暗差の大きいシーンでも、シャドウがつぶれることも、ハイライトが飛ぶこともありませんでした。
さらに、二つのBase ISO(800と6400)の自動切換えも、まったく違和感がなくて驚きました。作中ではISOを6400まで上げたこともあったし、ノイズリダクションも使っていないのですが、もはや、どのカットでISO 6400まで上げたのか分からないレベルですね。
このように、安心してISOを上げることができるのは、クリエイターにとっては大きなメリットだと思います。普段の仕事でも照明のない現場もあるので、多様な現場に対応できるカメラだと感じました。
AFやボディー内手ブレ補正の使用感は、いかがでしたか?
AFも非常に優秀でした。たぶん、全撮影の8割ほどをAFで撮影していたと思います。普段現場で使っているEOS C400やEOS C70でもAFをよく活用していますが、EOS R6 Vは被写体が横を向いているときもしっかりと検出してくれるし、その後の追従も見失うことなく安定していましたね。
また、ボディー内手ブレ補正もしっかりと効いていた印象です。実は、重量がある程度あるカメラのほうがブレにくいので、僕が普段使っているCINEMA EOSより「EOS R6 V」のほうが構造的にはブレやすいんですよ。でも、手ブレ補正がしっかり効いていることもあって、手持ち撮影のときもまったく普段通りで。とても安定的な画を撮ることができたと思います。
総じて、「いつも仕事で使っているシネマカメラと変わらない感覚で、撮影・編集ができるカメラ」という印象をもちました。本当に、特に困ったことがなくて!でもこれって、小型軽量のカメラだからといって、クオリティに対する妥協が一切なかったことの現れだと思うんです。「普段通りで違和感がなかった」というのは、実は最大級の高評価になるのかなと感じています。
見た目やサイズ感については、どのように感じましたか?
圧倒的に軽い!実は使う前から、EOS C400やEOS C70と比較しても手持ち、ジンバル、三脚などの付け替え、載せ替えのオペレーションが格段にスムーズになりそうだと期待していたんですよ。
Behind The Scenes 動画
実際に使ってみて、一人でカメラを回して一人で編集するといった小規模な現場では、このカメラ1台で全然いけるんじゃないかと思いましたね。ジンバルに乗せたときの軽さ、バランスの取りやすさは格別ですね。やっぱり、軽いカメラはいいなと思いました。
クリエイターの想いに寄り添い、未来をサポートしてくれるカメラ
オープンゲートの機能は、クリエイターにどのようなメリットをもたらしてくれるのでしょうか?
さまざまなプラットフォームのSNSが登場して、同じ映像を多様なアスペクト比で表現するニーズが高まっているのは、皆さんも感じていると思います。だから、オープンゲートでの撮影は、今後のスタンダードになっていくのではないでしょうか。
ひと昔前だったら、横で撮影した動画を縦にリサイズしたり、同じ映像を縦と横、両方で撮影したり。作業の手間や時間的なストレスに加えて、画質もどんどん落ちていく……。
こういうときにオープンゲートで撮影できることは、本当に大きなメリットになると思います。そもそもデメリットのない機能なので、オープンゲート前提の撮影は、今後ますます増えていくんじゃないかと思います。
「EOS R6 V」は、どのようなクリエイターにおすすめできると感じましたか?
まず、これからさまざまな案件にチャレンジしたいクリエイターにとって、「EOS R6 V」はとても革新的なカメラなんじゃないかと思います。僕が駆け出しの頃は、同等の価格帯では4K 30Pまでしか撮れなかったりしたんですが、ここまでハイスペックなカメラが手に入る時代になったのは、本当にすごいですよね。
さらに、動画もスチールも撮影できる。機動性も良いので、三脚、ジンバル、手持ちを織り交ぜた撮影もストレスなく行えるのは大きなメリットです。
例えば、多様なカメラワークが必要なMVや広告、ジンバルを使った長回しの多いドキュメンタリーなど。ジャンルを問わず、1台でオールマイティに長く使い続けられるカメラだと感じました。

個人的にも、EOS C400やEOS C70に加えて、案件の規模感や特性によって使い分けることもできそうだと思いました。昨年発売したEOS C50もそうですが、プロとして機動力のあるカメラの選択肢が増えるのは、とても嬉しいことですね。
最後に、SHOGOさんは「可能性の枠を、超えていく。」という言葉を、どのように捉えていますか?
「EOS R6 V」の機能が進化しているように、自分自身の表現もアップデートしていきたいですね。仕事も趣味も、満足したらそこで成長は止まってしまいます。だから、常に上を目指していきたいと思っています。
具体的には、「海外の仕事をもっと増やしたい」「五つ星といわれるホテルのプロモーション映像を撮ってみたい」……。
今回僕は、自分の限界を超えていくための挑戦の表現としてゴルフというテーマで映像にしました。作品づくりを通して感じたのは、「EOS R6 V」がクリエイターのさまざまな挑戦に寄り添ってくれるカメラだということ。
シネマカメラに迫るクオリティと時代の流れを捉えたコンセプトで、皆さんの未来もしっかりサポートしてくれるはずです。安心して使ってほしいですね。

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今回の撮影に使用したレンズ
RF10-20mm F4 L IS STM、RF70-200mm F2.8 L IS USM、RF35mm F1.8 MACRO IS STM、RF24-70mm F2.8 L IS USM
SHOGO
1995年神奈川県出身。
20歳で旅と映像に魅了され、大学在学中にフリーランスのビデオグラファーとして旅動画メディア”Filmwalkr"のメンバーに加入し活動開始。その1年後、WEBメディア"TABI LABO"を中心に活動。旅や自然系の映像を中心にSNS・Web広告の監督/撮影/編集をこなし、人物・風景・モノなど様々なシーンを魅力的に映し出す。
国内外の政府観光や大手企業のプロモーション映像も手掛ける注目の映像ディレクター。
2019年、映像制作会社”株式会社REC”を設立すると同時に撮影着アパレルブランド”REC JAPAN”を創設。
2023年、ウェディングフィルムブランド"ellaWEDDING FILM"を創設。