被写界深度(ひしゃかいしんど)
ピントの合う範囲のことを被写界深度という
被写界深度とは、ピントの合う範囲のことで、広角レンズほど深く、望遠レンズほど浅くなります。ただし、広角、望遠に関係なく絞りを絞り込んで撮影すれば被写界深度は深くなります。 たとえばF2.8よりF11のほうが被写界深度は深くなります。広角レンズを使ってF11くらいに絞り込んで被写界深度を深くして、パンフォーカスで撮影したり、マクロレンズを絞り開放のF2.8で撮影して、浅い被写界深度を活かして花を背景から際立たせたりします。
作例写真の写真1は、被写界深度を浅くするために絞り開放F2.8で撮影したので、背景から被写体が浮かび上がりました。写真2は被写界深度を深くするためにF32まで絞り込んだので、ピントの深い図鑑的な写真に仕上がりました。
![背景がぼやけ、花が浮かび上がって映っている写真](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/beginner/glossary/hisyakaishindo/image/185-f28.jpg?h=179&la=ja-JP&w=270&hash=2D715CF3195D3FFB9E8D273B8969DE1C)
![花の奥にある葉も映っている写真](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/beginner/glossary/hisyakaishindo/image/185-F32.jpg?h=179&la=ja-JP&w=270&hash=C040F5E76EB1F09A3E75422B16231286)
![ピントの合う範囲と被写界深度の関係を示した図](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/beginner/glossary/hisyakaishindo/image/185-i.jpg?h=358&la=ja-JP&w=540&hash=D0FD0D1EF7B5982BD64C14ACEA43D0CB)
写真やカメラの専門的な用語を簡単にわかりやすく解説
写真やカメラの用語にはちょっと難しい言葉も数多くあります。 この写真用語集では、よく耳にする写真の撮影方法やカメラに関する専門用語をあつめて、 初心者の方でもわかりやすく作例やイラスト入りで解説しました。