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F値(えふち

F値とレンズに取り込む光の関係

F値は「絞り値」ともいいます。「絞り」とはレンズの中にある絞り羽根を動かし、穴を大きくしたり小さくしたりしてレンズを通る光の量を調整する機能のことです。F値の数字が小さいほど穴は大きく開き(開放)、数字が大きいほど穴は小さくなります(絞る)。絞りを操作することでF値が変化し、センサーに届く光の量を調節=露出をコントロールすることができます。
F値は、レンズの有効口径(センサー面に到達する光の束が通る穴の直径)と、そのレンズの焦点距離によって求めます。
例えば、レンズの有効口径を100mm、焦点距離280mmとした場合、口径比1:2.8よってF2.8となります。一般的には、同一焦点距離のレンズを比較した際、レンズそのものの直径が大きいものほどF値が大きくなり「明るいレンズ」となります。

同じ焦点距離でも開放F値によってレンズの大きさが変化します
F値

F値と写真のボケ具合の関係

同じ焦点距離のレンズで絞りの効果を比較した場合、F値が小さい(F1.4やF2.8など)ほどボケ量は大きくなり、そしてF値が大きいほど(F16やF22など)ボケが得られなくなる(シャープに写る)など、写りに変化をつけることができます。
カメラの「絞り優先(Av)モード」を活用すると、任意のF値に設定することで、写真の写り方(ボケを生かす、手前から奥まで広い範囲にピントを合わせるなど)を変えることができます。
F値(絞り値)の変化によって得られる写真の効果(ボケ被写界深度)について、は「絞り」の項目も参照してみてください。

写真やカメラの専門的な用語を簡単にわかりやすく解説

写真やカメラの用語にはちょっと難しい言葉も数多くあります。 この写真用語集では、よく耳にする写真の撮影方法やカメラに関する専門用語をあつめて、 初心者の方でもわかりやすく作例やイラスト入りで解説しました。

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