このページの本文へ

WEB部門 第59回キヤノンフォトコンテスト

WEB部門

ゴールド賞

『いざ』高浜 蓮(愛知県)

受賞者の声

この写真は、地元の祭りに臨む瞬間の気迫と誇りを感じ思わずシャッターを切った一枚です。この祭りでは、乗り子が馬に乗り、流鏑馬を奉納する神事が行われます。題名の『いざ』には、祭りを支える男たちの力強さと心意気を込めました。このたびは素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。

講評:祭りの臨場感が伝わる

  • 在本
    WEB部門ゴールド賞の「いざ」は、お祭りの一コマをとらえた作品です。この作品の作者も10代なのですが、その若さで日本の伝統的なものを被写体に選んだことが面白く、しかも、写真から楽しみながら撮っていることが伝わってきて、すごく魅力的に見えました。男性の左目がきらんと輝いているのがポイントになっていますし、一方で奥の男性が目を瞑っているという対比も、作品をより面白くしていると思いました。
  • 小澤
    主役である男性のすぐそばにいるという臨場感が、手が切れていることで伝わってきますね。この場の熱気や男性の熱量みたいなものも画面から感じられ、いい距離感で撮影できていると思います。
  • 長島
    作者のお父さんなんでしょうか。タバコをくわえている姿からは、被写体の日常もなんとなく想起されます。
  • 伊奈
    顔のディテールがこれだけ分かるくらい寄って撮っているのが素晴らしいですね。今は人が撮りづらい時代になってしまいましたが、確かにお父さんかもしれないし、祭りだから撮りやすいというのもあったのでしょう。つい、そんなことまで考えてしまうくらい、人に迫った秀作だと思います。
  • 主役の男性がとてもチャーミングに撮れていますよね。お茶目な感じがして、男性の人柄まで写し出しているところが素晴らしいです。
  • 櫻井
    おそらく、これから神輿を担ぎに行くのでしょう。ちょっと一服しながらハチマキを巻いて気合いを入れている様子がよく伝わってきました。

シルバー賞

『ひとすじ』白井 優葵(新潟県)
『your secret moments』大宮大奨(長野県)

ブロンズ賞

『雪国の子どもたち』moco(富山県)
『黎明の湖畔』大田 将太郎(滋賀県)
『夢幻の羽衣』Taichi(静岡県)

佳作

『キングペンギン、虹の海をゆく』北嶋 優(大阪府)
『何が見えるの』中垣 由美(三重県)
『美しき夜景』Nob(富山県)
『シンメトリー』原田 康彦(愛知県)
『衝動は生き続ける』SUN&LA(埼玉県)