待望の被写体検出「鉄道」を装備! 連写の速さや高感度画質を生かして鉄道撮影を思い切り楽しんでみました
公開日:2023年3月8日
最終更新日:2023年3月8日
インプレッション1 最高約40コマ※1の高速連写
ピタリとその瞬間を押さえられる超高速な連写です
電子シャッターの使用時には現在のEOS Rシリーズでは最速の、秒間約40コマ※1での高速連続撮影がレンズ可能です。作例は15mmという超広角のため、画面の中での被写体の移動量は激しく大きいのですが、時速260kmで向かってくる新幹線をジャストポイントで写し止めることができました。今まで不可能に近かったこのような写真を苦労せず撮れたことに、あっけなさすら覚えました。
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連続撮影速度は、被写体 / 撮影条件、カメラ設定や使用するバッテリーの種類や状態、バッテリーグリップの使用、使用レンズなどにより低下することがあります。
インプレッション2 RAWバーストモード
いつ飛び出してくるか分からないシーンで効果が絶大です
プリ撮影の設定を「入」にしておくことで、シャッターボタンを押す0.5秒前から記録を開始してくれるRAWバーストモード。このように列車がいつ飛び出してくるのか分からないような撮影では、シャッターボタンを押すタイミングに大変神経を使い失敗することも多かったので、この機能はとてもありがたいです。
インプレッション3 検出する被写体「鉄道」
車両の形に合わせて適切な場所にピント合わせができます
「乗り物優先」の被写体検出機能に初めて「鉄道/飛行機」が加わり、このようにノーズの長い車両ではノーズにAFエリアを合わせてくれるようになりました。またスポット検出を「する」に設定すると、なんと運転席にフォーカスしてくれるので、流し撮りはもちろん列車の前面を大きく写す場合のピント合わせがとても簡単になりました。
インプレッション4 常用最高ISO102400の高感度画質
高感度に強い画質性能で夜の鉄道を美しく撮影できます
EOS R6よりも高画素になったにもかかわらず、常用でISO102400の高感度は変わりません。ふと見上げると満月が夜空に輝いていたので、走り去る列車をわずかにブラして臨場感を高めました。空の高さや雲の立体感なども美しく再現されています。このように積極的に高感度で撮影に取り組めることから、夜の列車の撮影の幅が大きく広がりました。
- 山﨑先生のコメント -
今回、フルサイズミラーレスカメラEOS R6の後継機EOS R6 Mark IIを使用してみましたが、その進化には驚きを隠せませんでした。特筆すべきはAFの性能。 EOS R3で導入された被写体検出機能の「乗り物優先」 に、新たに「鉄道/飛行機」 が追加されました。
これにより新幹線のようなノーズの長い車両は、そのノーズ部分に自動的にピントを合わせてくれるようになりました。
またRAWバーストモードも搭載され、見えない場所から急に飛び出してくる列車の撮影では、シャッターボタンを押す瞬間がわずかに遅れて列車を撮り逃してしまうという失敗がほぼなくなりました。
他にも解像性能や連写性能など、 EOS R6より優れているスペックが数多く、鉄道写真を撮ることの楽しさが実感できました。
山﨑氏のコメントは一部抜粋してご紹介しています。
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