亀田半島 馬編
長い年月にわたる人の営みが
日本の「地」をつくってきた。
その一方で、「地」が
日本人の暮らしに
与えてきた影響も大きい。
島国、日本。
複雑に曲折するその海岸線は、
半島同士のつながり
そのものだ。
「半島」を巡る旅を通し
日本を見つめ直す。


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RF24-105mm F4 L IS USM 5sec F5.6 ISO400 北海道の南西、渡島半島。
さらにその南東部を
亀田半島と呼ぶ。
根元で栄えるのは北海道と
本州をつなぐ玄関口、函館だ。
函館から東へおよそ四十キロ、
太平洋に面した先端に
恵山がそびえる。
亀田半島を初めて訪れた日、
冷たい雪が降り始めた。 -
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左:RF35mm F1.8 MACRO IS STM 1/500sec F5.6 ISO400
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左:RF35mm F1.8 MACRO IS STM 1/80sec F2.5 ISO800
右:RF35mm F1.8 MACRO IS STM 1/1250sec F2.8 ISO400 -
RF35mm F1.8 MACRO IS STM 1/320sec F4.5 ISO800 定男さんは、函館と恵山の間で、
競走馬や観光用、食肉用など、
多様な馬を育て卸している。
古くから日本では、
馬は荷物を運ぶ動力であり、
生活に欠かせなかった。
車の普及により、
馬の役割も変わっていく。
定男さんのような生業は、
今ではもう数少ない。 -
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左:RF35mm F1.8 MACRO IS STM 1/1000sec F5.0 ISO200
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RF50mm F1.2 L USM 1/100sec F9.0 ISO320 「おめぇこのやろう」。
定男さんの口癖だ。
馬にも、人にも同じように言う。
迫力のある言葉だが、
けっして威嚇ではない。
この言葉のあとに、
「けぇけぇ(食え食え)」と続く。
家に入って飯食ってけ。
それは、親しみを込めた
枕詞のような口癖なのだ。 -
RF35mm F1.8 MACRO IS STM 1/2500sec F3.5 ISO400 -
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RF35mm F1.8 MACRO IS STM 1/500sec F7.1 ISO200