このページの本文へ

松江 泰治写真展「ギャゼティアCC」

本展は、写真家 松江泰治氏の写真展です。
氏は、地名収集という方法で制作を続けています。作家活動を始めて以来、世界の砂漠や森、山脈、平原など、自然を収集した「gazetteer」と、都市を収集した「CC」二つを作品の基軸としています。影の生じない時間と方角を選び、空や地平線を排除して平面性を追求した写真は、「絶対ピント」と評される明瞭さで、写真の隅々まで写り込んだ要素が等価に浮かび上がり、肉眼で捉えきれなかった細部が立ち現れます。
本展では、写真の本質を貫く独自の技法で捉えた数百点の「gazetteer」「CC」作品から、未発表の新作26点を厳選し、展示します。

展示作品は、すべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし展示します。

開催日程 会場
2023年1月20日(金)~2023年3月7日(火) キヤノンギャラリー S

作品・展示風景

紹介動画・対談動画

作家プロフィール

松江 泰治 TAIJI MATSUE

1963年 東京生まれ
1987年 東京大学理学部地理学科卒業
大学では自然地理学とランドサット衛星画像処理を学ぶ。
作品は、世界の多くの美術館に収集・展示され、複数の作品集に纏められている。

受賞
1996年 第12回 東川賞新人作家賞
2002年 第27回 木村伊兵衛写真賞
2012年 第28回 東川賞国内作家賞
2013年 第25回 「写真の会」賞
主な作品集
『Hysteric 松江泰治』(ヒステリックグラマー 2001年)
『TAIJI MATSUE』(うげやん 2003年)
『gazetteer』『CC』(大和ラヂヱーター製作所 2005年)
『JP-22』(大和ラヂヱーター製作所 2006年)
『cell』(赤々舎 2008年)
『jp0205』(青幻舎 2013年)
『TYO-WTC』(赤々舎 2013年)
『LIM』(青幻舎 2015年)
『Hashima』(月曜社 2017年)
『JP-34』(月曜社 2019年)
『JP-32』(edition. nord 2022年)

著作権について

当写真展関連ページに掲載されている写真の著作権は作者に帰属します。
これらのコンテンツについて、権利者の許可なく複製、転用などする事は法律で禁止されています。