猪井 貴志「鉄景漁師」
本展は、写真家 猪井貴志氏による写真展です。
猪井氏は、50年以上鉄道を追いかけてきた日本を代表する鉄道写真家の一人です。本展は、猪井氏の50年にわたる集大成として、約60点の写真作品の展示に加え、スライドショーで作品を投影する、今までにない鉄道写真展となています。作品は、最新のキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし、展示します。
キヤノンギャラリーでは、JR発足30周年の今年、「鉄ナツ」として、猪井貴志写真展に加え、キヤノンオープンギャラリー、キヤノンギャラリー銀座で計4つの鉄道写真展を開催します。
会期 | 会場 |
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2017年6月22日~2017年8月8日 | キヤノンギャラリー S |
作品・展示風景
作家メッセージ
ただただ撮りたくて、一年中、列車を追いかけてる
日本の鉄道が好きなんです。
陽光の中を、さらさらと雨が降る中を、きらめく四季を縫いながら、日本の隅々まで、時間通りに走り抜けてゆく。
街と街を結び、文化と文化を結ぶ。
出会いと別れ、あこがれと郷愁、さまざまな人の想いを乗せて、走り続ける。
そんな列車の姿を追いかけて、日本中を旅しています。
あの地にいい季節が来たと聞けば、その風景とそこを走る列車との競演がすぐ浮かんできて。
どう撮ってやろうか。どんな場所から狙うか。なんて考えがどんどんあふれてきちゃって。
すぐに駆けつけたくてたまらなくなる。(実際、なん百キロあろうが、駆けつけるんですけどね)
最高の瞬間が撮れるまで、何日も何日も待つ。待つことも、これがいいのです。
列車の音や匂い、四季の豊かな香りに身を任せつつ。時に地元の人々とのふれあいにほっと心をほどきつつ、1日に何度も来ないその一瞬を待ち続ける。その感じが。
そして最高の一枚が撮れたときは、嬉しくて嬉しくて、本当に酒がうまいのです。
作家プロフィール
猪井 貴志(いのい たかし)
1947年神奈川生まれ。東京写真専門学校卒業
写真家 真島満秀とともに鉄道写真家のパイオニアとして国鉄時代より活躍。
JRポスター制作にも数多く携わる。(有)マシマ・レイルウェイ・ピクチャーズ会長
日本鉄道写真作家協会(JRPS)会長 (社)日本写真家協会(JPS)会員
写真展会期中、キヤノンプラザ S(2F)で猪井貴志氏サイン入り特製ハガキをプレゼントしています。
著作権について
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