吉野 信「Spirit of Wildlife」
日本のみならず世界のさまざまな国を訪れて、野生動物を中心に自然景観の美しさを写し止めてきた吉野信氏。
本展では、同氏がこれまでに撮りためてきた作品の中から自身が厳選した作品約40点を展示。草原でくつろぐチーターの親子や、水辺にたたずむムース(ヘラジカ)など、美しい自然の中で、たくましくも優しく生きる野生動物たちの姿は、同じ地球に生きる仲間として、見る者に温かな共感を呼び起こしてくれる。
会期 | 会場 |
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2012年2月10日~2012年3月19日 | キヤノンギャラリー S |
作品・展示風景
作家メッセージ
1972年にフリーの写真家としてスタートして以来、日本のみならず世界のいろいろな国を訪れて、野生動物を中心に自然景観の美しさを写しつづけてきました。
その中から、私自身で厳選した作品を飾らせていただきました。広大な自然の世界、逞しくも優しく生きる野生動物達の姿を、より大きな映像にすることによって、われら人類と同じ地球にすむ動物達の、生き生きとした姿を知っていただけると思います。
僕地球温暖化や高齢化社会など、人間も色々な問題を抱えていますが、美しい地球を美しいまま子孫に引き継ぐのも、今、生きているものの使命だと思います。そのことを、より多くの人に、私の写真から感じていただけましたなら幸いです。
作家プロフィール
吉野 信(よしの しん)
1943年 日本列島の一角で生まれる。
桑沢デザイン研究所リヴィングデザイン科卒業。
1972年 フリーの写真家としてスタート。
日本のみならず世界各地の自然景観や野生動物の姿を撮り続けている。
主な写真集や著書に、『野生のバラード』(月刊さつき研究社 1983年)、『アラスカの詩』(日本カメラ社 1988年)、『ロッキーが呼ぶ』(世界文化社 1991年)、『THE ROCKY MOUNTAINS―ロッキーの野生』(平凡社 1992年)、『ネイチャーフォト入門』(写真工業出版社 1993年)、『水響詩 AQUA ODYSSEY』(日本カメラ社 1995年)、『TIGER ODYSSEY』(美術出版社 1998年)、『アフリカを行く』(中央公論新社 2002年)、『吉野信自然美術館全5巻』(六耀社 2002年)、『水の譜』(オフィスアイイケガミ 2007年)、『野生のカメラ』(光人社 2007年)などがある。
日本写真家協会会員、日本写真協会会員。
著作権について
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