石元 泰博「街かど - シカゴ、渋谷 -」
サンフランシスコに生まれ、幼少期の15年間は両親の郷里である高知で暮らしながら、高校卒業を機に単身渡米した石元泰博氏。
優れた造形感覚のもとに撮影された「シカゴ」と、雑踏の中で移ろいゆく人々を写し撮った「渋谷」。この両作品を対比させることで、石元氏が見つめた時代の空気や社会の変容を読み取ることができる。本展では、キヤノンフォトコレクションに収蔵されている「桂離宮 1953-54、1981-82」も併せて展示。
会期 |
会場 |
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2004年4月27日~2004年7月3日 | キヤノンギャラリー S |
作品・展示風景
作家プロフィール
石元 泰博(いしもと やすひろ)
1921年サンフランシスコに生まれる。1924年に両親とともに郷里高知県に戻り、39年に高知県立農業高校を卒業するまで高知で過ごす。1939年単身で渡米し、1948年から52年までシカゴ・インスティテュート・オブ・デザイン(通称ニュー・バウハウス、のちのイリノイ工科大学)写真科に学ぶ。1953年日本に戻り、1958年から61年まで再びシカゴに滞在。1969年日本国籍取得。1996年平成八年度文化功労者。2012年2月逝去。
- 1955年
- 「The Family of Man」ニューヨーク近代美術館(ニューヨーク)
- 1974年
- 「New Japanese Photography」ニューヨーク近代美術館(ニューヨーク)
- 1990年
- 個展「石元泰博写真展 その感性と視覚」有楽町アート・フォーラム(東京)
- 1991年
- 「日本写真の転換 1960年代の表現」東京都写真美術館(東京)
- 1994年
- 個展「石元泰博:桂と近作」アルル国際写真フェスティバル(アルル)
- 1995年
- 「東京国立近代美術館と写真1953-1995」東京国立近代美術館(東京)
- 1996年
- 個展「石元泰博展:現在の記憶」東京国立近代美術館フィルムセンター(東京)
- 「When Harry Met Aaron: Chicago Photography 1946-1971」コロンビア・カレッジ現代写真美術館(シカゴ)
- 1998年
- 個展「石元泰博展 シカゴ、東京」東京都写真美術館(東京)
- 1999年
- 個展「Yasuhiro Ishimoto: A Tale of Two Cities」シカゴ美術館(シカゴ)
- 個展「石元泰博写真展 伝真言院曼荼羅」国立国際美術館(吹田)
- 「The World and the Ephemeral」アルル国際写真フェスティバル(アルル)
- 2000年
- 個展「Yasuhiro Ishimoto: Photographs 1950-1995」イマジェリー(ラニオン)
- 2000-01年
- 個展「Yasuhiro Ishimoto Photographs: Traces of Memory」クリーブランド美術館(クリーブランド)
- 2001年
- 個展「石元泰博:1946-2001」高知県立美術館(高知)
パブリックコレクション
東京国立近代美術館、東京都写真美術館、日本大学、東京工芸大学、ニューヨーク近代美術館、シカゴ美術館、ヒューストン美術館 他
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