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日比野 克彦『「明後日新聞社」文化事業部主催展覧会「記して」』『「一昨日テレビ」PR事業部主催放送番組「記して」』

『自らのイメージを投射し、絵画や映像、文字などに「記す」ことこそ、ヒトが人間たる由縁』という考えのもとに構成された日比野克彦氏による作品展。
メキシコのウシュマル遺跡、フランスのクーニャック洞窟で日比野氏が記した約50点のスケッチをもとに、原画やデジタル出力した平面作品を「明後日新聞社」、プロジェクターを用いた映像作品を「一昨日テレビ」と分類し、日比野氏プロデュースの新たなメディアとして展示。

会期

会場

2003年7月3日~2003年8月30日 キヤノンギャラリー S

作品・展示風景

作家メッセージ

「記す」ために人は、建造物、絵、文字、などを産みだしてきた。
「記す」に値するものがあったからこそ、そのイメージを外在化することができた。
 私達の身の回りにあるものはすべて「記し」である。
「記された」ものによって生活を営んでおり、そして私達はまた「記そう」としている。
「記して」もらう、その「記し」はいままでにどのような力を秘めてきたのだろう?
「記して」のち、その「記し」はこれからどのような力を発していくのだろう?
「記して」をテーマとして新聞社がインクでプロジェクションした作品をテレビ局が光でプロジェクションした作品を主催し、展示・放送致します。

「明後日新聞社」Asatte shinbun 越後妻有アートトリエンナーレ2003にて設立 社主 日比野克彦
「一昨日テレビ」Ototoi TV 越後妻有アートトリエンナーレ2003にて設立 社主 日比野克彦

「越後妻有アートトリエンナーレ2003」とのリンク:
『大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2003』での日比野氏のプロジェクトともリンクし、現地での最新の「記し」(画像、動画)をキヤノンサロン S会場で見ることができます。

作家プロフィール

日比野 克彦(ひびの かつひこ)

アーティスト。
1958年岐阜市生まれ。東京芸術大学大学院修了。現在、東京芸術大学美術学部先端芸術表現科教授。1982年に第3回日本グラフィック展大賞、1983年に第30回ADC賞最高賞、1999年度毎日デザイン賞グランプリを受賞。1986年シドニー・ビエンナーレ参加、1995年ヴェニスビエンナーレ参加。
国内外で個展・グループ展を多数開催する他、舞台美術、映画、パブリックアートなど多岐にわたり活動。近年は各地で一般参加者とその地域の特性を生かしたワークショップを数多く行っている。
2003年、「ストリートスケープ・プロジェクト」に参加、六本木ヒルズにベンチが設置されている。
7月20日~9月7日「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2003」に参加。

著作権について

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