高精度AF EOS R7
AFシステム
EOS R7の核心となるAFシステム
人物か。動物※1か。乗り物※2か。カメラが被写体の特長を検出し、つかむ。そして対峙した動体を粘り強くトラッキング(追尾)する。高性能な被写体検出性能とトラッキング性能の組み合わせにより、画面の広い範囲を使って被写体を捉え続ける(AF/AE追従)。それが、EOS R7のAFシステムです。画面いっぱいに動き回る被写体を撮るときも、カメラを動かすことなく構図に集中したまま、高速・高精度なAFが可能。電子シャッター時最高約30コマ/秒※3の高速連続撮影に対応しつつ、高いピント精度が得られます。
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※1
被写体によっては動物検出できないことがあります。また、犬・猫・鳥ではない被写体に対して動物検出する場合もあります。
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※2
一般の乗用車、商用車、バイクは検出できないことがあります。被写体によっては乗り物検出できないことがあります。また、車、バイクではない被写体に対して乗り物検出する場合もあります。
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※3
連続撮影速度は、被写体/撮影条件、カメラ設定や使用レンズなどにより低下することがあります。詳細については「【ミラーレスカメラ】EOS R7 高速連続撮影時に最高速度で撮影するための条件は?」をご参照ください。
デュアルピクセルCMOS AF II
トラッキングを前提としたAFシステム、デュアルピクセルCMOS AF II。高速・高精度・広範囲なAFに加え、被写体ごとに高精度な被写体検出性能とトラッキングが可能。測距エリアは被写体検出時で画面の横:最大約100%×縦:最大約100%※。全画素が撮像面位相差AFと撮像の機能を兼ねており、広範囲AFと高画質を両立します。
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測距エリア90%(横)×100%(縦)対応のレンズを装着し、全域AF時、および全域AF以外で被写体検出時のみ。シーンや被写体の状態によっては、AFフレームが測距エリアの隅まで移動できないことがあります。対応するレンズは「【ミラーレスカメラ】デュアルピクセルCMOS AF 測距エリア対応レンズについて」をご参照ください。
横:最大約100%×縦:最大約100%の広範囲AFエリア
測距可能エリアは、被写体検出時で画面の横:最大約100%×縦:最大約100%※を実現。画面の隅に被写体を配置する構図でも、高精度かつスピーディーなAFを実行。これまで以上に自由な構図で被写体を補足することが可能になりました。
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測距エリア90%(横)×100%(縦)対応のレンズを装着し、全域AF時、および全域AF以外で被写体検出時のみ。シーンや被写体の状態によっては、AFフレームが測距エリアの隅まで移動できないことがあります。対応するレンズは「【ミラーレスカメラ】デュアルピクセルCMOS AF 測距エリア対応レンズについて」をご参照ください。
最大5915ポジション※のAFフレーム選択可能ポジション
横91×縦65の最大5915ポジション※のAFフレーム選択可能ポジションから、任意の位置を指定できるため、きめ細かいピッチで滑らかに測距点が移動可能。被写体をピンポイントに測距しやすくなるため、狙い通りにピントが合わせられます。
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静止画撮影時の1点AF、マルチコントローラー静止画撮影時による選択時。
最大651分割※の細密化したAFエリア
[AFエリア:全域]設定時のAFエリア分割数を細密化。最大651分割※で被写体を捉えるので、動きのある被写体も、広範囲なAFエリアを使って、意図した通りのポイントでピント合わせが可能です。
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被写体非検出時。
低輝度合焦限界EV-5※
肉眼で視認しにくい暗いシーン、低コントラストの被写体でも、明るく高精細な電子ビューファインダー(EVF)で被写体を捉えながらAF撮影が可能。
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静止画撮影時・F1.2レンズ(DSコーティングを採用したRFレンズを除く)使用時・中央測距点・ワンショットAF・常温・ISO 100で使用時。
EOS iTR※ AF X
被写体検出機能
EOS R3ゆずりの高精度な被写体認識能力を実現したEOS iTR※ AF X。画面内で被写体を捉えると、カメラが被写体の特長を判断してAFの対象を検出し、トラッキングを開始します。1点AFやゾーンAFを使って“被写体の一部をつかむ”ようにしてAFするだけで、カメラが適切な追尾位置を判断。
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Intelligent tracking and recognition。
「人物」のさまざまなパーツを高精度に検出
「瞳/顔/頭部/胴体」の検出に対応。動きが激しく、顔や頭部が検出できない状況でも安定したトラッキングを継続します。さらに強力な「瞳」検出では、横顔、顔の陰影、マスク装着時などでも瞳を捉えます。頭部検出においても、スキーやスノーボードなど、ゴーグルやマスクで顔が検出できないような冬季競技にも対応しています。
予測しづらい動きに対応、「動物優先(犬/猫/鳥)※」
[犬/猫/鳥]※の検出が可能。瞳や顔、全身を捉えるため、動物の大きさや向きにかかわらず、すばやく高精度なピント合わせを実現します。被写体を自動的に追尾するので、予期せぬ動きを見せがちな動物撮影においても、高いピント精度を得ることが可能です。
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被写体によっては動物検出できないことがあります。また、犬・猫・鳥ではない被写体に対して動物検出する場合もあります。
モータースポーツに有効な「乗り物優先」
被写体が高速で移動するモータースポーツ(四輪/二輪)に有効。クルマ※(フォーミュラカー、GTカー、ラリーカーなど)、バイク(モーターバイク、オフロードバイク)を粘り強くトラッキングします。また、オープンタイプのレーシングドライバーやバイクライダーのヘルメットへの[スポット検出]も設定できます。
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一般の乗用車、商用車、バイクは検出できないことがあります。被写体によっては乗り物検出できないことがあります。また、車、バイクではない被写体に対して乗り物検出する場合もあります。
トラッキングに対応したAFエリア
EOS R7は、被写体の大きさや動きに合わせて選択できる、8種類のAFエリアを搭載。被写体を「画面のどの位置と広さで追尾を開始するか」をAFエリアとして設定します(構図優先)。これがトラッキング開始位置となり、AF開始後はAFエリア設定にかかわらず、画面全域※1を使って被写体を追従(ピント優先)。なお、待機中、AF中、連続撮影中でも、被写体や瞳の左右を切り換えるほか、ファインダーをのぞきながらトラッキングをON/OFF※2できます。
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※1
測距エリア90%(横)×100%(縦)対応のレンズを装着し、全域AF時、および全域AF以外で被写体検出時のみ。シーンや被写体の状態によっては、AFフレームが測距エリアの隅まで移動できないことがあります。対応するレンズは「【ミラーレスカメラ】デュアルピクセルCMOS AF 測距エリア対応レンズについて」をご参照ください。
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※2
ボタンカスタマイズが必要です。
サーボAFの被写体追従特性(静止画撮影時)
被写体に合わせて4種の設定(Case1~4)が選択できます。撮影したい被写体に合わせて選択することで、シーンに適したサーボAF特性の設定が行えます。また、[被写体追従特性][速度変化に対する追従性]それぞれが調整可能。さらに、被写体の動きの変化に応じて追従特性を自動で切り換える、自動設定(Case A)に対応しています。
- Case 1
- 汎用性の高い基本的な設定(動きのある被写体全般)
- Case 2
- 障害物が入るときや、被写体がAFフレームから外れやすいとき(テニス、フリースタイルスキーなど)
- Case 3
- 急に現れた被写体にすばやくピントを合わせたいとき(自転車ロードレースのスタート、アルペン滑降スキーなど)
- Case 4
- 被写体が急加速/急減速するとき(サッカー、モータースポーツ、バスケットボール、新体操など)
- Case A
- 被写体の動きの変化に応じて追従特性を自動で切り換えたいとき
その他の機能
縦位置/横位置のAFフレーム設定(0°/90°/270°)
静止画撮影時、縦位置から横位置に変更しても[測距エリア選択モード]は変えることなく、AFフレームのみ切り換えられます。また、サーボAF中でも、縦位置/横位置のAFフレーム設定が可能に。スポーツの試合や演技中に、構え方を変更しても、すばやく設定して撮影することができます。
F22 光束対応AF
開放F値が22になるような組み合わせでもAFが可能です。超望遠レンズにエクステンダーをつけての撮影など、表現領域がさらに広がります。
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レンズや状況によって対応できない場合があります。