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作画機能 EOS R7

撮影モード

Fvモード(フレキシブルAE)

シャッタースピード、絞り、ISO感度を、任意で変更できる撮影モードです。最初にFvモードで撮影を開始すると、露出を決める際にシャッタースピード、絞り、ISO感度が自動で設定。そこから自由に、自分の好みの数値に設定を行えます。項目を選択し、数値を変更すると、他の項目が自動でシフトして標準露出を確保。また、露出補正も可能です。撮影モードを切り換えることなく、自由に[P][Tv][Av][M]モードに相当する露出の操作が行えます。

応用撮影ゾーン

[フレキシブルAE(Fv)]をはじめ、[プログラムAE(P)][シャッター優先AE(Tv)][絞り優先AE(Av)][マニュアル露出(M)][バルブ撮影(B)]の6種。シャッタースピードや絞り数値、ISO感度、ホワイトバランス、ピクチャースタイルなど、さまざまな設定を自由に組み合せて撮影意図に合わせた撮影が可能です。

かんたん撮影ゾーン

すべてカメラ任せで撮れる全自動の[シーンインテリジェントオート(A+)]、シーンや被写体に応じて自動的により適切な設定に切り換わる[スペシャルシーン(SCN)]を搭載。また、全11種類のフィルター効果を使った撮影ができる[クリエイティブフィルター]など、多彩な撮影が簡単に行えます。[クリエイティブフィルター]は、動画撮影にも対応。効果は[ファンタジー][オールドムービー]など全5種類が選べます。

スペシャルシーン(SCN)

[パノラマショット]EOSカメラ初

広角レンズでも収まりきらない範囲を高画質なパノラマ画像として記録します。ボディー内5軸手ブレ補正機構でスイングブレ補正を行うため、鮮明で自然な仕上がり。

[サイレントシャッター]

シャッター以外の音(絞り/フォーカスレンズ駆動音/電子音など)は発生する場合があります。ストロボ撮影はできません。

  • シャッター方式が[電子シャッター]に自動設定されます。また、設定変更更できる機能が異なります。
[流し撮り]

トラッキング中に行う被写体検出の情報を、乗り物の流し撮りにも活用。適切なシャッタースピードをカメラが自動設定するため、これまでより簡単に流し撮りを行えます。

[手持ち夜景]

三脚を使用せず、手ブレを抑えた夜景を撮影できます。明暗差白トビや黒ツブレを軽減しつつ、高彩度な被写体でも色の階調を豊かに表現します。

  • 撮影した画像はJPEGで記録されます。また、ストロボ撮影はできません。
[HDR逆光補正]

明暗差が大きく、被写体が逆光になったシーンでもダイナミックレンジの広い画像が得られます。暗い被写体を自然な階調と解像感で明るくできるほか、背景の白トビも効果的に軽減します。

  • 撮影した画像はJPEGで記録されます。また、ストロボ撮影はできません。

その他[ポートレート][集合写真][風景][スポーツ][キッズ][クローズアップ][料理][夜景ポートレート]の全13種を搭載。

クリエイティブフィルター

[ラフモノクロ][ソフトフォーカス][魚眼風][水彩風][トイカメラ風][ジオラマ風][HDR絵画調標準][HDRグラフィック調][HDR油彩調][HDRビンテージ調]の計10種類を搭載。

HDR絵画調標準
HDRグラフィック調
HDR油彩調
HDRビンテージ調

カスタム撮影モード[C1/C2/C3]

撮影機能やメニュー機能、カスタム機能など、使用中のカメラ設定を、撮影モードの[C1/C2/C3]に登録することができます。登録後に変更した設定を自動更新することも可能。静止画撮影時、動画撮影時のそれぞれに登録できます。

多彩な撮影機能

フォーカスブラケット撮影

1回のレリーズで、カメラが自動的にピント位置を変えながら連続撮影。被写界深度が浅くなりやすいマクロ撮影や、絞り込みすぎて画質の低下が気になるシーンなどに適しています。設定可能数は2~999枚。ステップ幅は10段階です。

  • フォーカスブラケット撮影は、シャッター方式が電子シャッターに固定されます。また、ピクチャースタイルが[オート]のときは[スタンダード]で撮影されます。シャッタースピード、絞り数値、ISO感度、ピクチャースタイル、ホワイトバランスは撮影1枚目の設定で固定されます。シャッタースピードは最高約1/8000秒となります。
  • 記録画質はJPEG/HEIF/RAW/C-RAWに対応しています。

カメラ内深度合成

フォーカスブラケット撮影で深度合成[する]の設定時、カメラが自動的に合成処理を高速で実行。フォーカスレンズの移動によって変化してしまった像倍率も、カメラ内で補正が可能。合成処理時に画角が不足している場合は、[深度合成トリミング]を[する]にすると、不足分の画角を自動でカットして保存します。

  • 素材として撮影した画像も保存されるため、Digital Photo Professionalで合成しなおすことも可能です。

ピクチャースタイル

シーンやイメージに合わせて好みの色彩に仕上げるピクチャースタイル。静止画、動画ともに適用でき、イメージに合った仕上がりが後処理なしで得られます。撮影シーンに応じて色合いが自動調整される[オート]、肌色がきれいに仕上がる[ポートレート]、被写体の細部の輪郭や繊細な質感を描く[ディテール重視]のほか、ユーザー設定1~3を含めて全11種を搭載。また、各ピクチャースタイルはシャープネス(強さ/細かさ/しきい値)※1、コントラストなどを調整可能。そしてEOS R7では[ピクチャースタイル:オート]の設定が、画面内に緑色の植物(草/葉/芝)などが多いシーンを撮影した際に、緑がより鮮やかに再現されるようになりました※2

  • ※1
    シャープネスの[細かさ][しきい値]は動画撮影には反映されません。
  • ※2
    青空や夕日を撮影した際の設定、[ピクチャースタイル:風景]の設定は変更ありません。

多重露出モード

撮影画像をカメラ内で合成し、ひと味違う作品に仕上げられる多重露出撮影。重ね合わせる画像枚数は、2~9枚から選択が可能で、再生操作でも画像の重なり具合を確認することができます。保存される画像は、多重露出の完成画像のみで、JPEG Large Fineで保存されます。

  • 多重露出撮影で撮影した素材画像は保存できません。

多重露出制御

重ね合わせ方を4種類から選べます。さまざまな被写体やテーマに対応することが可能です。

[加算]

設定した露光量をそのまま加算。各画像の明るさが多重画像に反映できます。

[加算平均]

各画像の明るさを平均化して重ね合わせ。さらに、仕上がりが標準露出になるよう自動調整を行います。

[比較(明)]

画像を比較し、より明るい部分を優先して合成します。

[比較(暗)]

画像を比較し、より暗い部分を優先して合成します。

タイマー撮影

バルブタイマー撮影

バルブ撮影の露光時間(1秒~99時間59分59秒)の設定が可能。長時間の露光が必要な夜景や打ち上げ花火、星空の軌跡撮影などに便利です。

インターバルタイマー撮影

撮影間隔(1秒~99時間59分59秒)と撮影回数(1回~99回、または回数制限なし)を任意設定できます。指定した間隔で撮影を繰り返すので、ゆっくり変化する被写体の様子を定点観測したいときに便利です。