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高速ドライブ・高精度AF EOS R6 Mark III

高精度トラッキング

強化されたEOS R6 Mark IIIのトラッキングの強み

ディープラーニング技術を用いることで進化したAFアルゴリズムによる、優れたトラッキング性能。AFアルゴリズムを一部改善したことで、EOS R6 Mark IIよりも被写体を粘り強く追従可能になりました。

すばやく容易な「つかみ」

被写体の近くでAFを始めれば、カメラが適切なピント位置をすばやく検出し、被写体をつかみます。すべてのAFエリア設定[1点/スポット/フレキシブルゾーン]などからトラッキングが可能です。

粘り強く「つかみ」続ける

画面内の被写体の動きや手ブレにAFが対応し、カメラがトラッキングを継続。スポーツなどで被写体が交錯するシーンでも、元の被写体を追い続けることが可能です。

より安定した「追尾」を実行

小さい被写体や動きの大きい被写体への対応が可能に。また被写体検出ができない被写体もディープラーニング技術の適用範囲拡大により、安定した追尾を実現しています。

多彩な被写体を高精度に自動検出

人物

人物の瞳/顔/頭部/胴体の検出に対応。動きが激しく、顔や頭部が検出できない状況でも、胴体を検出することで安定したトラッキングを継続します。横顔、顔の陰影、化粧、マスク装着時といったシーンでも高精度な検出が可能。瞳検出では[右目優先/左目優先/自動]を選択でき、大口径レンズの浅いピントを活かした人物撮影時などに威力を発揮します。

  • 被写体によっては人物検出できないことがあります。また、人物でない被写体に対して人物と検出する場合もあります。
特定の人物を検出・追従する[登録人物優先]

特定の人物をカメラに登録しておくことにより、AFエリア/フレーム内に複数の人物がいる場合でも、登録した人物を優先して検出。集合シーンやチームスポーツなどの撮影に有効です。人物は最大100名※1まで登録でき、[人物を撮影してから登録]と[カード内の画像から人物を登録]の2つの方法で登録可能。複数の人物を検出した際に追従する優先度を設定することもできます。

  • ※1
    人物はカメラ内に10名登録が可能で、カードへの保存は10ファイルまで可能なため、最大100名登録が可能です(撮影時に検出できるのはカメラ内に登録されている最大10名です)。
  • 顔の向きが安定しないスポーツ撮影では、優先機能の効果が得られにくいことがあります。また、顔の明るさ・⼤きさ・表情・動きや顔の⼀部が遮られるなどの要因により性能が低下する場合があります。

動物優先

犬/猫/鳥/馬の検出が可能。瞳/顔/全身と部位ごとの検出や瞳の左右優先指定が可能で、動きの大きい動物でも安定して追尾できます。さらに、乗馬・競馬などのシーンにも対応。

  • 被写体によっては動物検出できないことがあります。また、犬/猫/鳥/馬ではない被写体に対して動物と検出する場合もあります。

走り回って被写体との距離や位置が大きく変わる場合でも、瞳/顔/全身の検出により安定して追従します。

印象的な瞳や多彩な表情など、近づいてポートレート撮影する場合には、瞳検出/顔検出が効果的です。

望遠レンズで被写界深度が浅くなる場合でも瞳検出/顔検出で、より精度の高いピント合わせが可能です。

顔や瞳が検出できるため、前脚などにピントが合ってほしくない奥行きのある正面方向からの撮影にも有効。騎手が乗っていても馬にピントを合わせることができます。シマウマの検出も可能です。

乗り物優先

モータースポーツ/鉄道/飛行機の検出が可能。車体を複数検出している場合は、マルチコントローラーで追従対象をすばやく切り換えることができます。

  • 被写体によっては乗り物検出できない場合があります。また、車、バイク、鉄道、飛行機ではない被写体に対して乗り物と検出する場合もあります。
車(モータースポーツ)

フォーミュラカー/GTカー/ラリーカーに対応。スポット検出により、フォーミュラカーのドライバーのヘルメットにもフォーカスできます。屋根のあるレーシングカーの場合は全体検出を行います。

  • 被写体によってはスポット検出できない場合があります。また、ドライバーのヘルメットではない領域をスポット検出する場合があります。
バイク(モータースポーツ)

オンロードバイク/オフロードバイクに対応。通常はライダーのヘルメットにフォーカスするスポット検出、車体が奥に傾くコーナーでは全体検出などの使い分けが可能。

  • 被写体によってはスポット検出できない場合があります。また、ライダーのヘルメットではない領域をスポット検出する場合があります。
鉄道

高速鉄道/特急/在来線/蒸気機関車に対応。画角を固定してAFを追尾させたい場合などに有効です。スポット検出ではノーズの長い高速鉄道の運転席にフォーカスし、ノーズの長い車両以外は全体検出を行います。

  • 被写体によってはスポット検出できない場合があります。また、鉄道の運転席ではない領域をスポット検出する場合があります。
飛行機

ジェット機/ヘリコプターに対応。背景の空にピントが抜けてほしくない場合などに有効です。スポット検出の場合は、コックピット付近にフォーカスします。

  • 被写体によってはスポット検出できない場合があります。また、飛行機のコックピットではない領域をスポット検出する場合があります。

自動

検出する被写体をカメラが自動で選択。人物/動物/乗り物という検出対象をメニューで切り換える必要がなく、被写体を限定せず撮影する場合に有効です。また、切り換え操作の手間を省くため、検出する被写体を限定することも可能※1です。

  • ※1
    かんたん撮影ゾーン時は選択できません。
  • 画面内に検出対象が複数ある場合、被写体の種類や構図に応じて最適な主被写体を自動選択します。

AF時の検出被写体優先AE

[検出する被写体]の設定に応じて、検出した被写体(追尾フレーム)に優先的に露出合わせを行います。[する/しない]から選択でき、[しない]選択時は、画面全体に露出を合わせます。

  • [測光モード:評価測光時]に設定できます。

AIフォーカスAF

応用撮影ゾーン設定時、連写中でも被写体の動きに応じてワンショットAFからサーボAFに自動的に切り換わるAIフォーカスAF。A+モード時は自動的にAIフォーカスAFに設定されます。

利便性の高いサーボAF特性(静止画撮影時)

サーボAF特性をシンプル化。従来の[Case 1/Case 2/Case 3/Case 4/CaseA]を[Caseオート]に集約しました。[サーボAF特性:Caseオート][Caseオート特性:0]を選択することで、被写体の変化に応じてカメラがサーボAF特性を自動で変更。幅広いシーンに対応できます。また、[サーボAF特性:Caseマニュアル]を選択することで、従来どおり[被写体追従特性/速度変化に対する追従性]を任意に設定することも可能です。

選択肢が拡大したサーボAF中のトラッキング設定

AFエリアの選択項目に、全域トラッキングOFFの[スポット1点AF/1点AF/領域拡大AF(上下左右)/領域拡大AF(周囲)]を追加。従来のAFエリアや[サーボAF中の全域トラッキング:する/しない]の設定と組み合わせることで、さまざまなトラッキング範囲を設定できます。

スポット1点AF
1点AF
領域拡大AF(上下左右)
領域拡大AF(周囲)
全域AF
フレキシブルゾーンAF1
フレキシブルゾーンAF2
フレキシブルゾーンAF3

全画面でトラッキング

[スポット1点AF/1点AF/領域拡大AF/フレキシブルゾーンAF]
+[サーボAF中の全域トラッキング:する]

設定したAFエリアからAFスタートし、被写体がどこに移動しても画面全域で被写体をトラッキングし続けます。

限られた範囲でのみトラッキング

[スポット1点AF/1点AF/領域拡大AF/フレキシブルゾーンAF]
+[サーボAF中の全域トラッキング:しない]

設定したAFエリア内とその近くでのみ被写体をトラッキングします。被写体検出がONになっている場合は、エリア付近で検出した被写体をトラッキングし続けます。

トラッキングしない(AFエリアを固定)

全域トラッキングOFFの[スポット1点AF/1点AF/領域拡大AF]

設定したAFエリアと位置のままAFを続け、被写体のトラッキングは行いません。誤って検知をしたくない時や、AFフレームを自分で合わせたい時に有効です。

サーボAF1コマ目レリーズ

サーボAF設定時の1コマ目を、ピントが合っていなくても撮影(レリーズ)することを優先するか、ピントを合わせてから撮影するかを設定できます。[レリーズ優先/バランス重視/ピント優先]から選択可能。[バランス重視]は、ピントとレリーズタイミングのバランスを取った設定です(初期設定)。

トラッキングOFF設定時でも追尾フレームを表示

トラッキングOFF設定時でも、1点AFやゾーンAFで検出した被写体に追尾フレームを表示。被写体を検出できていることや検出している被写体を視認できます。また、検出する被写体のダイレクト選択をボタンに割り当てることが可能です。

広範囲・高密度・高精度AF

人物や動物へのAFの安定性が向上

AFアルゴリズムを一部改善し、EOS R6 Mark IIよりも被写体を粘り強い追従を実現するデュアルピクセルCMOS AF II。人物や動物へのAFの安定性も向上しており、スポーツシーンや動物のあらゆる動きを見逃さず、まなざしまでしっかりと描写します。また[登録人物優先]や[フォーカス操作後の被写体追尾]など新たな機能も搭載。構図とタイミングに集中した撮影をより強力にサポートします。

撮像面位相差AF技術 デュアルピクセルCMOS AF II

デュアルピクセルCMOS AFは、一般的な像面位相差AFよりも有利なシステムで、広範囲、高密度・高精度のAFが可能です。測距エリアは、被写体検出時で画面の横:最大約100%×縦:最大約100%※1。EOS R6 Mark IIIは、アルゴリズムの改善によりトラッキングの精度が向上し、AF設定の自由度も増しました※2

デュアルピクセルCMOS AFの強み

一般的な像面位相差AFは、撮像センサーの一部の画素をAF専用に配置しています。センサーに入る一部分の光で位相差AFを行うため、低輝度時はノイズにより位相差AFの精度が低下する可能性があります。また、AF専用画素であるため、画像信号を補間処理で生成する必要があります。一方のデュアルピクセルCMOS AFは、すべての画素が位相差AFと撮像用に使用可能。光量が少なくてもAFがより高精度に働き、撮影した画像に対して位相差専用画素のための補間処理を行う必要がありません。

全画面AFエリア

被写体を検出した時、画面全域となる横:最大約100%×縦:最大約100%で測距が可能。アグレッシブに動く被写体が画面の隅に移動しても、高精度かつスピーディーなAFを実現します。全面で位相差AFとトラッキングができるため、AFをカメラ任せにして撮影に集中できます。

AFフレーム選択可能ポジションが最大6097ポジションに向上※1

AFフレームの位置は、横91×縦67の最大6097ポジション※2から指定可能。きめ細かいピッチで滑らかに測距点の移動ができます。小さく映る被写体もピンポイントに測距しやすくなるため、狙いどおりにピントが合わせられます。

  • ※1
    EOS R6 Mark II 比。
  • ※2
    静止画撮影時の1点AF、マルチコントローラー選択時。
  • AFフレーム選択可能ポジションは、AF性能を示す値ではありません。

最大1053分割の細密なAFエリア

AFエリア分割数は、横39×縦27の最大1053分割。細密に被写体を捉えるので、動きのある被写体も広範囲なAFエリアを使って、意図したとおりのポイントでピント合わせが可能です。

  • 自動選択時(全域AF)。

低輝度合焦限界EV-6.5

肉眼で視認しにくい暗いシーンの被写体でも、AF撮影が可能。明るく高精細な電子ビューファインダー(EVF)で被写体を捉えながら撮影できます。

  • 静止画撮影時・F1.2レンズ(DSコーティングを採用したRFレンズを除く)・中央測距点・ワンショットAF・常温・ISO 100で使用時。

F22光束対応AF

超望遠レンズにエクステンダーをつけての撮影など、開放F値が22になるような組み合わせでもAFが可能です。

  • レンズや状況によって対応できない場合があります。

高画素×高速ドライブ

最高約40コマ/秒※1の高速連続撮影(電子シャッター時)

約3250万画素へ高画素化しても、EOS R6 Mark IIと同等の高速ドライブ性能を維持。電子シャッター時、最高約40コマ/秒での高速連続撮影(AF/AE追従)を実現しています。また電子シャッターで中間コマ速(高速連続撮影:約20コマ/秒、低速連続撮影:約5.0コマ/秒)の設定も可能。電子シャッター時はシャッター音が発生しないため、発表会や野鳥撮影、ゴルフ競技など、大きな音が立てられない場所での撮影に適しています※2

  • 被写体や撮影条件によって、ローリングシャッター歪みが発生することがあります。電子シャッター時にストロボ撮影、フリッカーレス撮影はできません。

最高約12コマ/秒の高速連続撮影(メカシャッター/電子先幕時)

メカシャッター/電子先幕時は最高約12コマ/秒の高速連続撮影が可能。画像が歪むローリングシャッター歪みが発生せず、スポーツや車、鉄道、ペットなどすばやく動く被写体の撮影にも安心して臨めます。

連続撮影枚数が最大約330枚に向上

高画素・高速ドライブを実現しながらも、連続撮影枚数はEOS R6 Mark IIから大幅に向上。電子シャッター時、JPEG記録時、最大約330枚(EOS R6 Mark IIは最大約190枚)、RAW+JPEG/RAWで最大150枚(EOS R6 Mark IIは最大約75枚)の連続撮影が可能となりました。最大約40コマ/秒の高速連写性能と合わせて、撮りたい瞬間を逃さず捉えることができます。

決定的瞬間を逃さないプリ連続撮影(静止画撮影時)

シャッターボタンを半押ししておくことで、全押したタイミングから最大20コマ分さかのぼって連続撮影できるプリ連続撮影を搭載。動物や子どもなど動きを予測しにくい被写体を撮影する際にも、今までなら撮り逃していたシーンを、時間をさかのぼって撮影します。RAW/C-RAW/JPEG/HEIFの記録形式で使用できます。

  • 20コマ前から記録開始するには、20コマ相当以上の時間、シャッターボタンを半押しする必要があります。
  • 電子シャッターに自動設定されます(メカシャッター/電子先幕不可)。
  • [高速連続撮影+]以外のドライブモードは設定できません。
  • 1/30秒より遅いシャッタースピードは設定できません。
  • AEB撮影、ストロボ撮影、フリッカーレス撮影、フォーカスブラケット撮影、多重露出撮影、HDRモード、デジタルレンズオプティマイザ(強め)、かんたん撮影ゾーンは設定できません。
  • [静止画IS:常時]固定となります。
  • [レンズの電子式手動フォーカス]の[ワンショット後・可能(拡大)][可能(ワンショット後のみ拡大)]は設定できません。
  • シャッターボタン全押し時のレリーズタイムラグがばらつくことがあります。
  • 表示される映像の更新が遅くなることがあります。ライブビュー映像の表示パラメーターは、プリ連続撮影開始時に固定されます。

ドライブモード

7つのドライブモードを選択可能です。

[最高・約]
ドライブモード AF動作 メカシャッター 電子先幕 電子シャッター
1枚撮影
高速連続撮影+※1
ワンショットAF
AIフォーカスAF
サーボAF
12コマ/秒※2※3
12コマ/秒※2※3
40コマ/秒※4
高速連続撮影※1
ワンショットAF
AIフォーカスAF
サーボAF
6.2コマ/秒※2※5
8.2コマ/秒※2※5
20コマ/秒※4
低速連続撮影
ワンショットAF
AIフォーカスAF
サーボAF
3.0コマ/秒※2
3.0コマ/秒
5.0コマ/秒
セルフタイマー:10秒
セルフタイマー:2秒
セルフタイマー:連続撮影
  • メカシャッター/電子先幕時に、ストロボ撮影、フリッカーレス撮影、DPRAW撮影を行った時、最高連続撮影速度が低下することがあります。
  • HDRモード:動体優先時は、最高連続撮影速度が低下することがあります。
  • 電子シャッター時の連続撮影中にズーム操作を行うと、レンズによっては、F値が一定でも露出が変化することがあります。

フリッカーレス撮影※1/高周波フリッカーレス撮影

異なる周波数に対応した2つのフリッカーレス撮影が可能。蛍光灯・水銀灯による100Hz/120Hzの通常フリッカーと、50.0Hz~2011.2Hz(電子シャッター/動画撮影時)の高周波フリッカーに対応でき、LED照明下でも写真や動画の露出ムラや色のバラツキを抑制します。

  • ※1
    電子シャッターでの撮影はできません。
  • [フリッカーレス撮影:しない/する]の設定に関わらず、フリッカー検出時は連続撮影速度が低下することがあります。
  • レリーズタイムラグが長くなります。
  • 連続撮影速度が遅くなることがあります。
  • 連続撮影間隔にばらつきが生じることがあります。
  • 複数枚の撮影を行った時に撮影画像の色あいが異なることがあります。
  • [しない]設定時と撮影画像の色あいが異なることがあります。
  • 連続撮影中に光源の状態が変化した時は、フリッカーの影響を低減できないことがあります。

静止画/動画の両方で高周波フリッカーレス撮影が使用可能

  • 静止画撮影時:150.018192.0

  • 動画撮影時:1/50.0~1/8192.0秒(NTSC/PAL)

ライブビュー中のフリッカー自動検知機能

静止画撮影時、フリッカーの影響(画面に光の帯や縞が表示されるなど)を発生させないよう、特定のタイミングでフリッカーを自動検知。フリッカーがある場合はその影響がライブビュー映像に表示されないよう制御を行う機能。EOS R6 Mark IIでは、カメラ起動時または<INFO>ボタンによる手動検知のタイミングでフリッカーを検知していましたが、EOS R6 Mark IIIでは、メニュー画面や再生画面からライブビュー表示に切り換えた時にもフリッカーを検知。フリッカーの影響をさらに抑えます。

  • [表示フレームレート設定:なめらかさ優先]かつファインダー使用時、低輝度環境下、動画撮影時にはフリッカー検出は行われません。

選べる3種のシャッター方式

シャッター方式は、メカシャッター/電子先幕/電子シャッターの3種類。メカシャッター/電子先幕は最高1/8000秒、電子シャッターは最高1/16000秒のシャッタースピードが選択可能で、目では捉えられない被写体の一瞬の動きを写し止められるほか、日中の屋外で大口径レンズの絞りを開放で撮影する際に役立ちます。また、電源オフ時のシャッター状態を[閉じる/開く]から選べます。

  • 1/16000秒が設定できるのは、Tv/Mモードのみです。1/10000秒、1/12800秒も設定可能。HDRモード、フォーカスブラケット撮影、絞り数値変化時の露出維持(ISO感度/Tv値、Tv値)設定時は、1/8000秒までです。

サイレントシャッター機能

撮影時に音や光が出ないよう、関連する設定を一括で変更・オフにするサイレントシャッター機能に対応。「入」にすると、電子音をオフにできるだけでなく、電源オフ時のシャッターを開いたままにする、ストロボを発光しないなど、音や光を可能な限り抑制します。また、ボタンカスタマイズにより任意のボタンにサイレントシャッター機能を割り当てることで、ワンタッチで設定を切り換えられるようにすることも可能です。

  • シャッター方式は[電子シャッター]に自動設定されます。シャッター音以外の音(絞り動作音、レンズのフォーカス駆動音、電子音など)が発生する場合があります。ストロボ撮影はできません。

マニュアルフォーカス撮影の強化

[レンズの電子式手動フォーカス]機能の対象条件が拡大

レンズのフォーカスリングを回すことでピント調節を手動で行える[レンズの電子式手動フォーカス]。対象条件の見直しにより、[可能(等倍)/可能(ワンショット後のみ拡大)]に対応していないレンズを使用している時でも、以下の条件を満たすことで同操作をできるようになりました。

静止画撮影時

  • [プリAF:しない]設定時
  • サーボAF時、AI FOCUSサーボ時のサーボ中は不可。

動画撮影時(撮影待機中/動画記録中)

  • [動画サーボAF:する]かつ[動画サーボAF:一時停止]設定時
  • [動画サーボAF:しない]設定時

シャッターボタン半押しで拡大表示解除(静止画撮影時)

マニュアルフォーカス時、ライブビュー映像を拡大した状態から、再度[拡大/縮小ボタン]を押すことなく、シャッターボタンを半押しすることで拡大解除が可能に。拡大してピント合わせや被写体の確認をした後、すばやく撮影に移行できます。拡大したまま撮影したい場合は、[シャッターボタンでMF拡大解除:しない]に設定することも可能です。