操作性・信頼性 EOS R5 Mark II
高精細 電子ビューファインダー
晴天の屋外でも見やすい約576万ドット
OLEDカラー電子ビューファインダー
EOS R5と比べて約2倍の高輝度パネルを採用した0.5型・約576万ドットの電子ビューファインダーを搭載。晴天シーンなど高輝度な撮影シーンにおいて視認性が向上します。露出設定ミスや違和感の低減に貢献します。
[ファインダー表示倍率]
ファインダー表示倍率は、約0.76倍。撮影準備状態においては、6倍/15倍の拡大表示も可能です。
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AF動作がAIフォーカス・サーボAFの時は、シャッターボタン半押しで拡大を解除します。
[高輝度なシーンでも視認性が向上]
ファインダーの明るさを、従来より1段階高い[6]に設定できます※。日中晴天のシーンなど高輝度環境での撮影における視認性が向上。
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[OVFビューアシスト:切]設定時。
OVFビューアシスト
静止画撮影時、光学ファインダーのように黒つぶれや白トビの少ない自然な見えの映像を表示できます。
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表示される映像と撮影結果は異なります。
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[OVFビューアシスト:入]設定時は、ピクチャースタイル/ホワイトバランス/オートライティングオプティマイザ/露出設定に応じた明るさ(表示Simulation)/高感度撮影時のノイズ低減/高輝度側・諧調優先/HDR PQ撮影がライブビュー映像に反映されません。
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ファインダー・モニターの表示に適用されます。
表示Simulation
静止画撮影時に、実際の撮影結果に近い明るさと被写界深度(絞り)をシミュレーションして映像を表示します。絞り込みボタンを押さなくても被写界深度の目安が得られ、すばやい露出設定に効果を発揮します。
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[露出+絞り]設定時かつ撮影準備状態のときは、設定されている絞り数値で被写界深度が表示されます。ただし、AF作動時に絞り数値がF8より大きい時は、F8を上限に被写体深度が表示されます。
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[露出+絞り]は、RFレンズおよび一部のEFレンズ使用時に設定可能です。
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ファインダー・モニターの表示に適用されます。
デザイン
デザインの継承と進化
EOS R5のサイズ感を継承しつつ、快適な撮影のためにデザインをブラッシュアップ。手と指になじむように面や凹凸を緻密に設計し、グリップ感を追求しました。アイカップは遮光性を考慮した形状をベースにひだ部の形状を微調整することで小型化・視線入力への対応を実現。冷却アクセサリーに対応した吸気口・排気口も設置しています。
操作性
バリアングル液晶モニター
3.2型、約210万ドットの液晶モニターを採用。バリアングル機能を備え、タッチ操作にも対応しています。明るさの調整は7段階。色調調整も可能です。
操作しやすい形状になったマルチコントローラー
親指でさまざまな操作の割り当てができるマルチコントローラー。EOS R6 Mark IIで好評だった、中央押しをしやすい形状に変更。測光やAF開始機能を割り当てることで親指を大きく動かさずに操作することができます。
撮影時とは別の割り当てができる再生時ボタンカスタマイズ
再生→セレクト→ファイル転送をすばやく行うことができる再生時ボタンカスタマイズ。再生時にM.Fnボタンや絞り込みボタンなどに撮影時とは別の機能をカスタマイズして割り当てることが可能。削除やレーティングはもちろん、クロップやファイル転送、ブレボケ判定のON/OFFなどが可能です。
タイマー撮影(バルブタイマー/インターバルタイマー)
バルブ撮影の露光時間は1秒から99時間59分59秒まで設定可能。長時間の露光が必要な夜景などの撮影に便利です。また、撮影間隔は1秒から99時間59分59秒まで、撮影回数1回から99回まで(または回数制限なし)で設定できるため、ゆっくり変化する被写体の様子を定点で撮影したいときに役立ちます。
堅牢性・耐久性
マグネシウム合金製外装&亜鉛ダイキャスト三脚ネジ穴部
外装および本体には、主に高強度かつ軽量で放熱性に優れるマグネシウム合金を使用しました。また三脚ネジ穴部には剛性の高い亜鉛ダイキャストを採用。三脚ネジ穴周辺の強度を高めています。
防塵・防滴構造
外装カバーの合わせ部にはシーリング部材を使用。ダイヤル回転軸などシーリング部材を組み込んでいない箇所では、部品間の隙間が極力小さくなるよう部品を高精度化しました。これにより、雨などの水滴や不用意に降りかかる砂塵などのカメラ内部への侵入を抑制しています。
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防塵・防滴性能を発揮させるため、電池室やカードスロットカバー・端子カバーなどの開閉部をしっかり閉じたりシューカバーを装着したりする必要があります。
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カメラは防塵・防滴に配慮した構成になっていますが、砂塵や水滴などの侵入を完全に防ぐことはできません。
高耐久シャッターユニット
メカシャッターの標準的な撮影を想定した自社試験において、50万回の作動テストをクリアした高耐久シャッターユニットを搭載。電源オフ時のシャッター開閉状態も、[閉じる/開く]から選択可能です。
その他の機能
静電容量方式で快適なタッチパネル機能
AFやシャッターの操作を、ボタン操作などが画面タッチで行える静電容量方式のタッチパネル機能。メニュー画面を2本指でダブルタップすると、タッチされた2点の中央を中心に拡大表示することもできます。タッチ音は0(無音)から5の間で設定可能です。
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タッチ操作による連続撮影はできません。
画像再生機能
ブレ・ボケ画像判定や「前回の画像から再生」設定、さまざまな画像送り方法など、撮影後のカットセレクトを効率化する画像再生機能が充実しています。
[人物のブレ・ボケの度合いをカメラが自動で判定]
被写体の顔の位置を基に画像のブレ・ボケをカメラが自動でスコアリングし、画像内に記録。スコアリングされた画像にはブレ・ボケの有無を示すアイコンが表示されるため、カットのセレクトがスムーズになります。判定結果はソフトウエアDigital Photo Professionalでも確認でき、フィルター機能で数値ごとに並べ替えることで結果のよいものを効率よくセレクトできます。判定レベルは[厳しめ/標準/緩め]の3レベルから設定可能。スコアリングは、電子シャッターを使用しAF(ワンショットAF/サーボAF/AIフォーカスAF)で人物を追尾して撮影した顔が映った画像(JPEG/HEIF)に対して行われます。
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AFフレームと一定以上離れた顔は判定対象になりません。
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[(静止画)記録機能:振り分け/同一書き込み]設定時、カード1と2の撮影画像に同じブレ・ボケ判定結果が付与されます。
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画像編集時(カメラ内アップスケーリング/リサイズ/トリミング/HEIF→JPEG変換)では、ブレ・ボケ画像判定結果は引き継がれません。
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以下の画像はブレ・ボケ画像判定ができません。
● [画像サイズ:L/M]以外で撮影した画像
● [シャッター方式:メカシャッター/電子先幕]設定時
● MFで撮影した画像
● RAW/C-RAW画像
● [検出する被写体:なし]設定時
● 拡張ISO感度で撮影した画像
● フォーカスブラケット撮影、多重露出撮影で撮影した画像
● RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYEを用いて撮影した画像 [動画撮影中静止画記録:入]で撮影した画像
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撮影条件や被写体の条件によっては、ブレ・ボケ画像判定が行われないことや、正しく判定されないことがあります。
[「前回の画像から再生」が設定可能]
電源OFF→ONを行った後、画像を再生する際に[前回の画像から再生:する]、最新画像を表示する[前回の画像から再生:しない]の設定ができます。
[画像送り方式のボタンカスタマイズ]
メイン電子ダイヤル・サブ電子ダイヤルのほか、再生時ボタンカスタマイズによりさまざまなボタン・ダイヤルで画像送りが可能です。
撮影可能枚数、撮影可能時間が増加、新バッテリーLP-E6P※
電源制御方法の最適化により、消費電力の低減を実現。EOS R5と比べ、撮影可能枚数や撮影可能時間などが増加しました。またバッテリーチャージャー LC-E6はそのまま使用できます。
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バッテリーパック LP-E6NH/LP-E6Nも使用できますが、一部機能制限があります。詳細は各アクセサリーページでご確認ください。バッテリーパック LP-E6は使用できません。
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バッテリーパック LP-E6PをEOS R5/R6 Mark II/R6/R7で使用するときは、カメラのファームウエアをバッテリーパック LP-E6P対応のものにアップデートすることで、LP-E6NH使用時と同じ連続撮影速度で撮影が可能です。
[USB Type-C端子からの給電・充電も可能]
USB Type-Cに対応したLP-E6系の新カプラーであるDCカプラー DR-E6P※1とUSB電源アダプター PD-E2※2を組み合わせることで、USB Type-C端子からカメラに直接給電できます。
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※1
下記PDアダプターとType-Cケーブルの組み合わせで使用できます。
PDアダプター:ANKER Nano II 65W (A2663)
Type-Cケーブル:Canon IFC-100U
:ANKER PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル 1.8m (A8553)
:ANKER PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル 0.9m (A8552)
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※2
すべてのPD対応モバイルバッテリーでの動作は保証しておりません。
CFexpress Type B・SDの
デュアルカードスロットを搭載
CFexpress Type Bカード(CFexpress 2.0・VPG400対応)とSDカード(UHS- II)のデュアルカードスロットを搭載。静止画/動画の振り分け、メイン動画/Proxy動画の記録、同一書き込みなどが可能です。
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データの種類によってはSDカードには保存できないものがあります。
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SDカードは2TBまで対応しています。2TBを超えるカードは、2TBのカードとして扱われます。