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通信機能 EOS R5 Mark II

高速通信

速度、安定性が進化した内蔵Wi-Fi

さらに高速で安定したWi-Fi接続が可能に。連動撮影やライブ配信など、撮影の自由度やカメラの活用の幅を広げる機能も充実しています。

[EOS初、Wi-Fi6E※1/Wi-Fi6に対応]

IEEE 802.11ax(Wi-Fi6)の拡張版であるWi-Fi6Eに対応。2.4GHz帯・5GHz帯に加え6GHz帯※2の周波数を使用可能となり、さらに安定した通信を実現しています。

  • ※1
    6GHzモデルのみ
  • ※2
    6GHz帯は、インフラストラクチャーモードのみの対応です。

[カメラ内蔵無線LANのみで連動撮影が可能に]

ワイヤレスファイルトランスミッターと組み合わせなくても、他のカメラとの「連動撮影」をカメラ内蔵無線LANのみで行えます。レシーバーカメラ※1は、最大10台※2接続できます。

  • ※1
    レシーバーカメラはEOS R5 Mark II、EOS R1、EOS R5+ワイヤレスファイルトランスミッター WFT-R10、EOS-1D X Mark III+ワイヤレスファイルトランスミッター WFT-E9を接続可能です。
  • ※2
    手動設定時は最大9台まで接続できます。

[ライブ配信]

カメラで撮影している動画をCamera Connectを経由してストリーミングでライブ配信できます。スマホから手軽に行えるため、屋外など場所を選ばない配信が可能です。

Ethernet(有線LAN)

バッテリーグリップ BG-R20EPまたはクーリングファン CF-R20EPを装着することで、有線LAN新高速規格2.5GBase-TにEOSで初めて対応。さらなる高速通信により大量の静止画や動画をすばやく送信することができます。FTP・FTPS・SFTP/認証LANにも対応。

[EOS初、2.5GBase-Tに対応]

新規格2.5GBase-Tに対応。EOS R5では1Gbps(理論値)であった通信速度が2.5Gbps(理論値)まで高速化しています。

  • クーリングファン CF-R20EP/バッテリーグリップ BG-R20EP使用時のみ対応しています。

USBを用いた高速通信

iPhoneやAndroidへUSB経由でJPEG・MP4を転送可能。新アプリケーションContent Transfer Professionalを使用することで、スマホの5G回線を利用して静止画・動画ファイルを高速でサーバーへ転送できます。

  • LightningコネクタのiPhoneへの有線転送には通信に対応したケーブルが別途必要となります。
  • Content Transfer Professionalは、2024年8月下旬公開予定。

[ビデオ通話/ライブ配信]

各機能に対応するアプリがインストールされたPCにUSB接続することで、ビデオ通話やライブ配信が可能です。

Bluetooth(Bluetooth Low Energy)

Bluetooth登録機器との親和性が向上。ワイヤレスリモートコントローラー BR-E1での連続撮影や最大25台のBluetooth複数登録に対応しており、より快適で便利な遠隔操作が行えます。

  • リモコン操作やハンドオーバーはカメラで選択した1台のみ利用できます。

機能設定

FTP転送

FTP/FTPS/SFTPのモードに対応。ファイルを転送する際には、キャプション・ルート証明・プロテクトなどの設定が可能です。また、FTPマルチスレッドに新たに対応。カメラとFTPサーバーとの間に2つのFTPコネクションを確立し、複数のファイルをそれぞれのFTPコネクションで同時に転送することで、スループットの向上が期待できます。

  • 1つのファイルを分割して2つのコネクションで同時に転送することはできません。
  • FTPサーバーの設定などにより1つのFTPコネクションしか確立できないことがあります。

ネットワークの強化

EOS Utility

カメラとPCを有線接続することで、カメラの設定や画像転送、リモート撮影などが行えるソフトウエア。Wi-Fiでの接続も可能です。PCの大きな画面で被写体を確認しながら撮影ができるため、精密なピント合わせができるほか、撮影後すぐにDigital Photo Professionalで画像を確認し、本格的な編集が行えます。

image.canon

あらかじめ登録したWi-Fi環境に接続すると、静止画・動画データをクラウドに自動でアップロード。撮影から編集までをシームレスにつなぎ、静止画・動画の新しい楽しみ方や効率的なワークフローを提供します。新たに「Frame.io」に対応し、複数メンバーとのリアルタイムでの共同作業が可能となっています。

Camera Connect

スマホやタブレットを使用し、カメラ内の画像の閲覧、デバイスへの保存、リモートライブビュー撮影などが行えるスマホアプリ(無料)。Bluetooth接続時は、デバイス側からWi-Fi接続を確立できるほか、リモートコントローラーとしても機能。また、USBによる有線接続※にも対応しており、安定性と通信速度に優れた画像転送が行えます。

  • iPhoneへの有線転送には通信に対応したケーブルが別途必要です。

アプリケーション

Content Transfer Professional【有償】

スチルカメラ用の「Mobile File Transfer」とビデオカメラ用の「Content Transfer Mobile」を統合した新しいアプリケーション。静止画・動画を5G/LTE対応のスマホ経由で場所を選ばず高速に送信できます。静止画・動画のいずれにも報道業界標準のメタデータを付与できるので、送信後すぐに編集ワークフローに乗せられます。

  • Content Transfer Professionalは、2024年8月下旬公開予定。
Content Transfer Professional

接続設定(SET)登録

通信設定と機能設定を組み合わせた接続設定(SET)は最大20個登録が可能です。

FTP・EOS Utility同時動作

FTPとEOS Utilityは、以下の組み合わせで同時に接続が可能です。

  • FTP(無線LAN)+EOS Utility(無線LAN)
  • FTP(有線LAN)+EOS Utility(有線LAN)
  • FTP(無線LAN)+EOS Utility(USB)
  • FTP(有線LAN)+EOS Utility(USB)

その他

有線LANと無線LANの自動切り替え

ひとつの接続設定(SET)に、有線LAN・無線LAN両方の通信設定を登録可能。LANケーブルが接続されたときは有線LANに、抜かれたときは無線LANに自動で切り替わります。

アクセスポイントの自動再接続

同じSSIDのアクセスポイントが複数ある環境では、カメラの移動に合わせて移動先で電波強度がもっとも高いアクセスポイントに、自動で接続されます。

  • FTPサーバー接続時。

IPTC情報の付加と編集

EOS Utility・Content Transfer Professionalを用いることで、IPTC(International Press Telecommunications Council)情報をカメラに登録可能です。

  • IPTC情報とExif情報はそれぞれ独立した値として付与されます。重複する項目についても互いに連携しません。
  • カメラではIPTC情報が画像に付加されていることのみ再生時に表示されます。IPTC情報の内容は確認できません。

FTP接続完了時に予約画像を転送

FTP接続が行われていない状況で転送予約をした画像がある場合、FTP接続完了時に転送開始確認画面が表示され、ワンタッチで転送可能です。また、FTP接続がエラー状態や接続処理中でも、再生画面で画像の転送予約ができます。

音声メモ送信機能

静止画再生時、内蔵マイクで1回につき最長30秒の音声を記録可能。音声は画像と同じファイル番号で、WAV形式で記録されます。

  • マイクは動画撮影用マイクと共用です。
  • 複数回音声記録を行った場合、1ファイルに連続記録されます。
  • 撮影直後の画像表示中は、1回のみ記録可能です。

カメラ間時刻同期

無線LAN・有線LANでの接続時、最大10台のカメラの時刻を同期できます。

MACアドレスQRコード表示

Wi-Fi(無線LAN)・Ethernet(有線LAN)のMACアドレスを、カメラの製品名・シリアルナンバー・ファイル名が含まれるQRコードで表示可能です。

  • クーリングファン CF-R20EP/バッテリーグリップ BG-R20EP使用時のみ対応しています。

機内モード時有線LAN設定

機内モードが[入]に設定されているときも、有線LANの使用が可能です。