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WFTガイド EOS-1D X Mark III

カメラ内蔵Wi-FiとWFTの使い分け

Wi-Fiカメラ内蔵Wi-Fi

スマートデバイスでの手軽なリモート操作/画像の閲覧に

画像を即時活用する必要がなく、状況に応じて手持ちのスマートデバイスを使い「撮影の可能性を拡大したい」「SNSにアップロードしたい」というニーズに対応します。

  • Camera Connectを使用できます。
  • Digital Photo Professional Expressが使用できます。
  • Bluetoothリモコン機能が使用できます。
  • 通信可能な距離は最大約10m※1です。
  • Browser Remoteは非対応です。
  • BR-E1(リモートコントローラー)は非対応です。
スマートデバイスでのリモート撮影
図:スマートデバイスでのリモート撮影
スマートデバイスでのCRAW現像
図:スマートデバイスでのCRAW現像
  • ※1
    通信距離は、送受信アンテナ間に障害物がなく、他の機器との電波干渉がない場合。通信環境によって数値が低下することがあります。

WFTWFT-E9B

さまざまなネットワーク環境への対応や、セキュアな画像転送・即時活用に

画像の即時共有や、高画質なCRAW/動画の即時活用を前提とした撮影案件に対応。報道、スケジュールのタイトな商品撮影、動画制作など多様な商業ニーズに応えます。

  • 通信速度の高速化により、大きなファイルに対応します。
  • 認証LANやSFTP対応により、高いセキュリティーを確保できます。
  • 通信可能な距離は最大約150m※1。広いフィールド撮影に対応します。
  • Browser Remote ※2(旧名称:WFTserver)が使用できます。
  • Camera Connectには非対応です(カメラ単独で対応)。
  • 連動撮影時の通信可能距離は最大約50m※1となります。
画像の即時画像転送
図:画像の即時画像転送
遠隔地からの即時画像確認
図:遠隔地からの即時画像確認
複数カメラでの連動撮影
図:複数カメラでの連動撮影
  • ※1
    通信距離は、送受信アンテナ間に障害物がなく、他の機器との電波干渉がない場合。通信環境によって数値が低下することがあります。
  • ※2
    Browser Remoteはファームアップ対応となります。

接続先/接続方法

対応デバイス 接続方法
接続先(アプリ) PC Smart Device USB 内蔵Wi-Fi BLE 有線LAN WFT-E9B
FTP転送
Browser Remote(旧WFT server)
EOS Utility
Camera Connect

ユースケース

WFT無線リモート撮影[FTP/EOS Utility/Browser Remote]

近づくことができない場所にカメラを設置し、ライブビュー映像を見ながら遠隔撮影を行うことができます。スポーツシーンで迫力のある写真を撮りたいとき、狭小空間にカメラを設置したいときなどに有効です。

図:無線リモート撮影
  • カメラが最高約20コマ/秒で撮影、データを高速に通信。
  • FTP転送と同時にリモート撮影(Browser Remote /EOS Utility)が可能。
  • IPTCの書き換えとFTP通信先の設定変更がワイヤレスで可能。 ※ Browser Remote使用時。

WFT無線連動撮影:基本

レリーズを行うセンダーカメラに対して、レシーバーカメラを最大10台設定して連動撮影が行えます。異なるアングルの写真をワンマンで撮影できます。

図:無線連動撮影:基本
  • 通信速度の高速化により、最高約20コマ/秒の高速連続撮影に対応。
  • 離れた位置のレシーバーカメラの画像をスマートデバイスで確認可能。
  • 手動設定時は最大9台。

WFT無線連動撮影:応用[FTP/Browser Remote]

Browser Remoteで、センダーカメラのライブビュー映像を手元のPCやスマートデバイスで確認。ピントやWB・露出を遠隔で調整し、レリーズすることが可能です。レシーバーカメラはピント等固定。センダーカメラに連動してレリーズします。さらに1D X Mark IIIからは、撮影と同時にFTP転送も可能になりました。

図:無線連動撮影:応用

WFT Wi-Fiスポーツイベント・FTP転送[有線LAN:FTP]

撮影した画像・動画を、FTP転送。高速化された有線LAN、IEEE 802.11acにより、転送時間も従来より短縮できます。
速やかに画像・動画を収集・選別し、報道や映像制作、販売などに活用できます。

図:スポーツイベント・FTP転送
  • 有線LANならではの高速通信により、最高約20コマ/秒の画像や動画を転送・即時活用。
  • CRAWやHDR PQ HEIFファイルも速やかに転送・共有。
  • ネットワークUIの改善で素早く設定が可能。

WFTスタジオ撮影・FTP転送[FTP]

撮影した画像を随時PCまたはFTPサーバーに転送し、確認・整理・アーカイブ。
ケーブルの煩わしさから解放された撮影が可能です。

図:スポーツイベント・FTP転送

WFT野生動物の撮影[EOS Utility/Browser Remote]

離れたところから被写体・画角を確認しながら撮影できるので、警戒心の強い野生動物などの撮影にも便利です。

図:野生動物の撮影
  • 電子シャッター撮影により、動物を警戒させる音の発生を軽減。
  • 早朝や夕方、木陰・岩陰の暗い場所でもAFできる、測距範囲限界EV-6
  • Browser Remoteを使うことにより、PCレスでIPTCタグの編集が可能。
  • ライブビュー静止画撮影時、F1.2、中央測距点、ワンショットAF、常温、ISO100

WFTクレーン/ドローン撮影[EOS Utility/Browser Remote]

カメラクレーンやジムアーム、ドローンなどで撮影時、離れた場所からでも構図の確認や撮影機能の設定ができ、確認や調整のたびカメラを手元に戻す必要がありません。

図:野生動物の撮影

WFT撮影と同時に画像確認[FTP/Browser Remote]

FTP転送やBrowser Remoteを使用することにより、撮影現場と離れた場所からでも、撮影と同時に画像を確認できます。また、Browser Remoteならば、最大3台の端末で同時に閲覧が可能。複数のスタッフや関係者がそれぞれの端末で撮影画像のセレクトやチェックを行えます。

図:野生動物の撮影