店頭サンプルブック
公開日:2023年9月1日
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SPECIAL INTERVIEW竹沢うるま
日本の風景を撮る
PRO-G1とPRO-S1の使い分け
表現したいものは何か
「あともうひとつ例を出しましょうか。水という被写体においても、表現したいポイントが違ってきます。これ(写真左)は和歌山県の那智勝浦で撮影した滝の写真です。滝自体がご神体となっていて、その力強さを表現したくてPRO-G1でプリントしました。水しぶきを浮かび上がらせたかったんです。PRO-G1は黒の締まりがいいので、ハイライトがより生きましたね。写真の力強さがよく引き出せたと思います。こちら(写真右)は沖縄の西表島に行ったときの写真。このとき、台風が近くて強烈な雨が降っていたんですね。そして、むわっとしたものすごい湿度だった。その湿度感を表現したいと思ったとき、PRO-S1かな、と直感的に。水平線と空と海。それだけの単調な写真だと思うんですけれど、いちばん黒いシャドウ部分からハイライトの部分まで、幅の広い階調がうまく表現されています。同じような被写体でも、PRO-G1とPRO-S1は表現したいポイントにしっかりと応えてくれましたね。」