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シャッタースピード(しゃったーすぴーど)

光を通過させる時間をシャッタースピードという

シャッタースピードとは、レンズを通ってきた光が開いたシャッター幕を通過して、撮像素子(受光素子)に当たり、露光してシャッター幕が閉じるまでのスピードのことです。このシャッタースピードは、カメラに1/125秒、1/500秒などと表示されます。撮影モードに全自動やプログラムAE(P)を使う場合、シャッタースピードは自動的に設定されますが、シャッター優先AE(TvやS)を使ってあえてこのシャッタースピードをコントロールすることで、被写体の動きを表現することができます。

シャッタースピードを低速や高速にして写真表現を幅広くできる

たとえば風景写真の場合、シャッタースピードに低速を選べば、清らかな川の流れを表現できますし、ゆれる花を狙えば風や動感を表現することが可能です。逆に高速を選んで滝を写せば、清涼感あふれる滝の飛沫をとらえることが可能です。スポーツ撮影の場合、シャッタースピードが低速なら躍動感がある写真になりますし、逆に高速なら時間を止めたような決定的瞬間の撮影ができます。 写真1は、シャッター優先AEでシャッタースピードに1/500秒を選び、こどもがボールを打つ一瞬を止めて表現しました。写真2はプログラムAEで撮影したため、シャッタースピードは1/200秒になり、被写体がブレて中途半端になってしまいました。

シャッター優先AE(シャッタースピード:1/500秒、F4.5)
シャッター優先AEで撮影した例
プログラムAE(シャッタースピード:1/200秒、F8)
プログラムAEで撮影した例

写真やカメラの専門的な用語を簡単にわかりやすく解説

写真やカメラの用語にはちょっと難しい言葉も数多くあります。 この写真用語集では、よく耳にする写真の撮影方法やカメラに関する専門用語をあつめて、 初心者の方でもわかりやすく作例やイラスト入りで解説しました。

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