PLフィルター(ぴーえるふぃるたー)
ショーウィンドウ内部や空と雲をよりハッキリ撮影できるPLフィルター
PLとはPolarized Lightの略で、偏光フィルターとも呼ばれます。PLフィルターは2枚のガラスの間に特殊な偏光膜が挟まれた構造をしており、この偏光膜が光の反射を除去。先端のフィルターの枠を手で回転させることで効果に強弱がつけられ、青空の青さを強調したり、ショーウィンドーのガラスの映り込みや水面の表面反射を抑えたりすることができます。また、厳密に言えばPLフィルターの種類にはPLフィルターとC-PLフィルター(サーキュラーPLフィルター)があり、現在一般的なAE・AFカメラで使われるのはC-PLフィルターです。現在はどちらもPLフィルターと呼ばれていますし、現在販売されている製品のほとんどがC-PLフィルターですが、購入時には念のためC-PLフィルターであることを確認しましょう。
PLフィルターは、順光線か、撮影者から見て左右上部45度から被写体に光線が当たっているときに最も偏光効果が出ます。なお、逆光時や曇りのときはほとんど偏光効果が出ません。
写真1の青空を背景に撮影した白梅はPLフィルターなしで撮影したので、背景に花が溶け込んで平凡な印象です。写真2はフィルター枠を回転させて偏光効果を分かりやすくするために、偏光効果を最大にして、空の濃度を極端に落としてみました。PLフィルターを使用することで、背景から際立たせ背景の玉ボケも立体的になっています。ただし、PLフィルターは偏光効果を最大にして使えばよいというものではありません。青空は暗くなり、葉や水面の反射はまったくなくなるため、フラットで不自然な写真に仕上がってしまうからです。撮影時に偏光効果を変えて、段階的に数カット撮影しておくといいでしょう。


PLフィルターの使い方
青空の場合は、太陽から45度の角度で効果が大きくなります。ガラスや水面の場合は、30~40度のとき反射除去の効果が高くなります


写真やカメラの専門的な用語を簡単にわかりやすく解説
写真やカメラの用語にはちょっと難しい言葉も数多くあります。 この写真用語集では、よく耳にする写真の撮影方法やカメラに関する専門用語をあつめて、 初心者の方でもわかりやすく作例やイラスト入りで解説しました。
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