ISOブラケット(いそぶらけっと)
ISOブラケットとは、ISO感度を段階的に変えて連続撮影する方法です。被写体の明るさを調整したり、手ブレしないシャッタースピードを探したりするときに便利な機能です。デジタル一眼レフカメラ等の一部機種に搭載されています。
作例ではISOブラケットをISO 100、ISO 800、ISO 6400に設定。それぞれシャッタースピードは写真Aが1/50秒、写真Bは1/400秒、写真Cは1/3,200秒で撮影されました。 この作例は薄暗い場所に咲いていたランが被写体だったため、手ブレしないISO感度を探るためにISOブラケットを使用しました。
一般的にぶれる目安は「1/焦点距離」秒以上だと言われているため、今回使用したレンズ(焦点距離60mm)では写真Aはぶれる可能性があったためです。写真BのISO 800では1/400秒、写真CのISO 6400では1/3,200秒と高速シャッターが切れ、手ブレの心配もありません。 一般的にISO感度を上げるほどシャッタースピードが速くなるため、手ブレする可能性は下がります。しかし一方でISO感度が高いほどノイズが増えて画質が低下するため、手ブレせずにISO感度も低い設定がどこかを探る必要があり、そんな際にこのISOブラケットは便利です。



写真やカメラの専門的な用語を簡単にわかりやすく解説
写真やカメラの用語にはちょっと難しい言葉も数多くあります。 この写真用語集では、よく耳にする写真の撮影方法やカメラに関する専門用語をあつめて、 初心者の方でもわかりやすく作例やイラスト入りで解説しました。
EOS学園のおすすめ講座紹介
最新の特集
-
“PowerShot V1”で何撮る?どう撮る?PowerShot V1での動画や静止画の撮り方、Tipsを動画クリエイター・Y2による作例と共にご紹介します。
-
あなたの写真が変わるプリント講座【実践編】Lesson 30 半光沢で上品に見せる半光沢紙は、インクジェット用紙の中でも写真を選ばず幅広く対応できる用紙です。落ち着いた仕上がりが特長ですが、半光沢紙にも様々な面質があり写真の見え方に影響します。半光沢紙を選ぶ際のポイントを解説します。
-
あなたの写真が変わるプリント講座【実践編】Lesson 29 メタリックな光沢紙でのプリント表現光沢紙の中にはメタリックな面質のものがあります。見る角度によって見え方が変化し、特徴的な光や輝きによって立体的に見せることができます。メタル調光沢紙を選ぶ際のポイントを解説します。
-
あなたの写真が変わるプリント講座【実践編】Lesson 28 光沢紙プリントを楽しむ写真プリントに多くの方が選ぶ光沢紙。写真用紙の中でも種類が豊富で、ツヤのある仕上がりと鮮やかな発色が魅力です。光沢紙の特長や選び方などについて解説します。