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櫻井 寛 写真展「列車で行こう!The Railway World」キヤノンギャラリー50周年企画展

本展は、鉄道写真家の櫻井寛氏による写真展です。キヤノンギャラリーが2023年2月に開設50周年を迎えたことを記念して開催する「キヤノンギャラリー50周年企画展」の第7弾として、キヤノンギャラリー S(品川)、キヤノンギャラリー銀座・大阪の3拠点で順次開催します。
「列車で行こう!The Railway World」という共通のタイトルを冠し、キヤノンギャラリー Sでは、世界の鉄道をメインテーマに、これまで世界95ヵ国の鉄道を撮影した中から、62ヵ国、66点の作品を展示します。作品の多くは、世界初の鉄道、世界最高所鉄道、世界最大級のSL、世界最長の一直線区間など、まさに世界一の鉄道を厳選。また、2022年にスイスにてギネス世界記録に挑戦した、100両編成、全長1.9kmという世界最長の旅客列車の走行シーンも櫻井寛氏の撮影による動画映像でご覧いただけます。
展示作品は、すべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし展示します。

CANON GALLERY 50th
会期 会場
2024年3月9日(土)~2024年4月23日(火) キヤノンギャラリー S

作品・展示風景

紹介動画・対談動画

作家メッセージ

中学生の頃、父親の二眼レフを借りて初めて鉄道写真を撮ってから半世紀を超える歳月が流れた。その間、出版社写真部時代は一時鉄道写真から離れざるを得なかったが、1990年に独立以降、世界95か国の鉄道を撮影し続け今日に至っている。私の海外鉄道の守備範囲は「オリエント急行からバンブー(竹)トレインまで」。一方、日本国内も「豪華列車からローカル線&駅弁まで」と、幅広く取材させて戴き、今も新聞、雑誌の連載のために東奔西走している。それもこれも、2本のレールが織り成す「鉄道」という公共交通があればこそ。なので鉄道には大感謝なのだ。けれども、日本の鉄道は大都市と高速鉄道以外は衰退しつつあるのも事実。だからこそ私の撮影スタイルは「列車で行こう!」。鉄道がある限り、どこまでも列車で行って、途中下車し、あとはひたすら歩いて撮影ポイントへ。鉄道への感謝の気持ちをこめた櫻井寛の鉄道写真をどうぞご高覧ください!

作家プロフィール

櫻井 寛|Kan Sakurai

1954(昭和29)年、長野県生まれ。幼少の頃より旅と鉄道をこよなく愛してきた。鉄道員に憧れて昭和鉄道高校に入学したが、在学中から鉄道写真に魅せられ写真家を目指して日本大学芸術学部写真学科に進む。卒業後、世界文化社写真部勤務を経て、1990年にフォトジャーナリストとして独立。1993年に航空機を使わず、陸路海路のみで88日間世界一周。1994年『鉄道世界夢紀行』(トラベルジャーナル)で交通図書賞を受賞。これまでに取材した国は95か国、渡航回数は250回を超える。著書は『オリエント急行究極の豪華寝台列車のすべて』『櫻井寛さんの全国私鉄路線と車両大図鑑』(世界文化社)をはじめ『ななつ星 in 九州の旅』(日経BP社)『鉄道切手夢紀行』(日本郵趣出版)『にっぽん全国100駅弁』(双葉社)『日本の鉄道路線と車両の大図鑑』(講談社)など109冊を数える。「毎日小学生新聞」「NIKKEIプラス1」「はれ予報」などに連載中。駅弁愛好家としても知られTBS「マツコの知らない世界」など各局テレビに出演している。公益社団法人日本写真家協会、一般社団法人日本旅行作家協会会員。東京交通短期大学客員教授。

著作権について

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