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川島 小鳥「まだなまえがないものがすき」

本展は、写真家 川島小鳥氏による写真展です。
未発表作品を中心に、氏がこれまで撮り溜めてきた「数えきれない世界のカケラ」を写し撮ったモノクロ・カラー作品約100点を展示します。
タイトル「まだなまえがないものがすき」は、川島氏との共著もあり親交の深い詩人 谷川俊太郎氏の詩の一節です。谷川氏の詩約30編も展示することで、写真と詩が混ざり合った展示空間となっています。
作品はすべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし、展示します。

会期 会場
2019年7月20日~2019年9月9日 キヤノンギャラリー S

作品・展示風景

作家メッセージ

とってもちいさいもの
どうってことないささやかなもの
だれのめにもとまらないもの
おせじにもきれいとはいえないもの

谷川俊太郎「どうでもいいもの」より抜粋

「数えきれない世界のカケラ」を写し撮った写真。最近撮った写真もあれば、20年前に撮った写真もあります。心が動いて思わず撮ってしまったような、理由のない写真たち。

詩で綴られることばは写真を補完するためではなく、またその逆でもなく。写真と詩と見に来た人の心の中がつながるような、そんな展覧会になると良いなと思っています。

作家プロフィール

川島 小鳥(かわしま ことり)

早稲田大学第一文学部仏文科卒業後、2007年に『BABY BABY』を発表、11年に『未来ちゃん』で第42回講談社出版文化賞写真賞を受賞。15年、『明星』で第40回木村伊兵衛写真賞を受賞。その他の作品に『道』、画家・小橋陽介氏との共著『飛びます』、詩人・谷川俊太郎氏との共著『おやすみ神たち』など。

著作権について

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