ルーク・オザワ「JETLINER ZERO GLORIOUS-神業-」
本展は、航空写真家 ルーク・オザワ氏による写真展です。
ルーク・オザワ氏が航空機と45年間向き合って撮影した作品の中から、自身が企画・構成した作品約150点を展示します。ルーク・オザワ氏によるギャラリーでの本格的な個展は本展が初めてとなります。
写真作品は、キヤノンのデジタルカメラで撮りおろした作品を、キヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし、展示します。
会期 | 会場 |
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2018年4月13日~2018年5月26日 | キヤノンギャラリー S |
作品・展示風景
作家メッセージ
僕がフィールドに立った時、空は挑戦的な光や色を発してくる。そんな空とヒコーキを絡められる立ち位置を求めます。ただファインダーの中に、飛行機を入れればいいとは考えず、大きさ、向き、バランスを瞬時に判断し、それこそが、作品の完成度を高め、時に神がかるシーンを捉えるための私のこだわりです。普段、空港にいる時は、平常心そのもの。ひとたび空が動けば、一気に私のスイッチが入り、その瞬間から誰も近づけないほどのオーラを発しているようです。このたび、写真展『JETLINER ZERO GLORIOUS -神業-』を開催。ヒコーキと向き合って45年。2002年に初の写真集を出し、その後、シリーズ5作が世に出ました。5シリーズ全体で発表した作品は実に1800点。写真集ではありえない数字かもしれない。一人でも多くの人にヒコーキの美しさ、カッコ良さを知ってもらうためにはこれだけの数字が必要でした。
今回は、その中から選りすぐりの作品、さらに未発表も多数含め朱玉の150点を展示します。すべて、自ら構成し、構成中、涙が出てくることもしばしばありました。通常の写真展のように並びに意味を持たせず、すべての写真一つ一つに意味を込めました。なので、どこから見ても成立する構成になっています。実はギャラリーで行う写真展は私にとって初めてのことで結構世間は驚いていたようです。だがこれもまた私なりの答えの一つ。キヤノン機材一筋38年。1980年キヤノンA-1を持ってから、現在のEOS 5D Mark IVに至りEOSと一体となって、これからも未だ見ぬ空を待ち続け、臨むことになるでしょう。最後にヒコーキ写真の魅力を感じてくれれば幸せです。
作家プロフィール
ルーク・オザワ
1959年2月 東京生まれ。ヒコーキと向き合って45年、今や航空写真第一人者。風景とヒコーキをシンクロさせた情景的ヒコーキ写真を確立。時に神がかり的な絵創りは見る者に感動を与えている。ラジオ、テレビ、講演、セミナーなども年間30本近くこなす。生涯飛行搭乗回数はまもなく2000回に達する。これまで手掛けたカレンダーは250本。中でもANAカレンダーは21年、新千歳カレンダーは3年撮り下ろし続けている。2016年全国カレンダー展で文部科学大臣賞受賞。月刊エアライン連載「ヒコーキフォト日記」は210回。著書に、『JETLINER』シリーズ(イカロス出版)、『ANA747FINAL』(イカロス出版)、『ルーク・オザワのヒコーキ写真の撮り方』(誠文堂新光社)がある。
著作権について
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