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公文 健太郎「耕す人」

本展は、写真家、公文健太郎氏による作品展です。 10年以上にわたり世界各地の人々の暮らしを撮影することをライフワークとしてきた公文氏が、日本各地の「農家のある風景」に出会い、タイトル「耕す人」のもと2013年から2015年にかけて八重山諸島から北海道まで全国各地の農家を撮影した約180点の作品を展示します。
日本の農家を取り巻く環境は厳しくなり、農家のある里山の風景も変わりゆく中、公文氏が撮影するのはまさに日本の原風景であり、日本人の姿でもあります。
展示作品はすべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF iPF9400」「imagePROGRAF PRO-1000」でプリントします。

会期 会場
2016年8月25日~2016年10月11日 キヤノンギャラリー S

作品・展示風景

作家メッセージ

時としてふと立ち止まり、眺めてしまう風景があった。
僕の場合、それは自然が織りなす雄大な景色ではなく、人の営みがつくる風景であることが多かった。
みかん畑に囲まれた山あいの集落。美しく積み上げられた石垣で層をなす段々畑。夕日に照らされた田園風景。

そして静かな風景に囲まれ農作業に勤しむ人々の姿が、時間の流れを感じさせてくれた。
そんな風景に感動するたびに、「日本の風景」は「農業の風景」なのだと気付かされた。

作家プロフィール

公文 健太郎(くもん けんたろう)

1981年生まれ
2004年1月 写真展「幸せと幸せの間に」世田谷文化情報センター生活工房
2006年11月 写真展「大地の花」みなと町神戸メリケン画廊
2009年7月 写真展「グラフィッチ」EMON PHOTO GALLERY
2010年11月 写真展「BANEPA」72GALLERY
2011年 写真展「ゴマの洋品店」全国キヤノンギャラリー巡回
2011年1月 写真展「BANEPA」EMON PHOTO GALLERY
2011年12月 グループ展「PORTRAIT」EMON PHOTO GALLERY
2012年 日本写真協会新人賞
2012年12月 写真展「March 2011, Rio de Janeiro」ブラジル大使館
2014年1月 写真展「FÓOTKAT」ハッセルブラッドジャパンギャラリー

著作権について

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