海田 悠「經營者の肖像」
"人間の顔"を撮ることをライフワークとし、30年にわたって経営者や政治家など各界の著名人を撮影してきた海田悠氏。
本展では、ビジネスの第一線で活躍する日本の経営者たちの表情をとらえた作品81点を展示。和紙にプリントされた作品は、その質感によって人の温かさがより伝わってくる。また、東日本大震災を経て、厳しいかじ取りを強いられている経営者たちは、今何を思うのか。各経営者による寄稿文「3.11と私」も併せて展示する。
会期 | 会場 |
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2012年6月15日~2012年7月2日 | キヤノンギャラリー S |
作品・展示風景
作家メッセージ
"人間の顔"をライフワークに各界の人物を30年撮影して参りました。高度成長期の日本経済を支えた処女作『経営者の肖像』『表現者の肖像』『ふだん着の政治家』『日本の女将』『女性シリーズ』『若手の起業経営者』などその時代に活躍した人々の"顔"を撮影しております。
2008年リーマンショックがあり「百年に一度」の大不況といわれる時代の経営者たち、「もの作りの原点」に戻り、激動のときを生き抜こうとする姿を『産業人魂』なるテーマで撮影。2010年それの写真集と写真展を開催。
2011年春、少し明るい兆しが見え始めた矢先の3月「東日本大震災」が日本列島を激震‥‥。
それ以降の私たちの意識、生活、考え方にいろいろ変化がおこりました。
あの不幸な出来事から1年経ち、今経営者の方々はどのように考えておられるのかそのこと教えて頂ければと思い「3·11と私」なる寄稿をお願いしました。
展覧会では「写真と寄稿文」の展示をと考えましたが、あまりにも大きな出来事ゆえに、簡単にお書き頂ける内容ではありません。「写真」だけでもよろしければとご快諾くださる方も参加してくださいました。
展示作品はすべて和紙にプリント致しました。和紙の質感がよりその人物の人間的温かさを表現していると思います。
この展覧会が少しでも勇気と知恵の恵みになりますように願います。
作家プロフィール
海田 悠(かいだ ゆう)
- 1947年
- 大阪生まれ。
- 1985年
- 海田 悠写真事務所を設立
- 1993年
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1月 「経営者の肖像」展 銀座和光ホール
4月 「経営者の肖像」展 大阪MBSギャラリー - 1999年
- 2月 「日本の女将」展 銀座山野楽器
- 2000年
- 1月 「表現者の肖像」展 銀座和光ホール
- 2001年
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2月 「輝いている・31Femmes」展 銀座ラ・ポーラ
3月 スーパー歌舞伎「新・三国志 II」展 お台場ヴィーナスフォート
4月 「ふだん着の政治家」展 衆議院議長公邸
9月 スーパー歌舞伎「新・三国志 II」展 大阪松竹座篇 大阪キリンプラザ - 2002年
- 3月 スーパー歌舞伎「新・三国志 II」展 九州博多編 九州岩田屋
- 2003年
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3月 スーパー歌舞伎「新・三国志 II 完結編」展 2003年版 ポーラミュージアムアネックス
4月 「ふだん着の政治家」展 銀座和光ホール
7月 「新・経営者の肖像」展 銀座ミキモトホール - 2004年
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1月 スーパー歌舞伎「新・三国志の世界」展 新宿三越
4月 スーパー歌舞伎「新・三国志 II 完結編」展 2004年版 ポーラミュージアムアネックス
6月 「舞台裏のエトワールたち」展 松屋銀座 - 2005年
- 1月 「華麗なる世界(東京バレー団)」展 ポーラミュージアムアネックス
- 2006年
- 1月 「挑戦者の群像 ビジネス編」展 ポーラミュージアムアネックス
- 2007年
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1月 「蜃気楼・シルクロード」展 ポーラミュージアムアネックス
10月 「時代を創る挑戦者たち」展 アート・コンプレックスセンター - 2008年
- 1月 海田 悠作品展 帝国ホテルプラザ
- 2010年
- 11月 「産業人魂」 和光並木館 和光並木ホール
著作権について
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