水谷 章人 スポーツ報道写真展「瞬間を撃て ー60年の軌跡ー」
公開日:2025年6月17日

本展は、スポーツ写真家 水谷章人氏のスポーツ報道写真展です。
水谷氏は60年にわたり、スポーツにおける極限の瞬間をとらえ、誰も見たことのないスポーツ写真を生み出してきました。
本展では、スポーツが魅せる一瞬にこだわり、新たな表現に挑み続けてきた水谷氏の証となる作品の数々をプリントとスライド投影を通して展示いたします。是非、会場でご覧ください。
なお、展示作品は、すべてキヤノンのプリンターimagePROGRAF PROシリーズでプリントし展示します。
開催日程 | 会場 |
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2025年8月18日(月)~9月29日(月) 10時~17時30分(日曜・祝日休館) |
キヤノンギャラリー S(品川) |
作家メッセージ
60年前、日本にいわゆる”スポーツ写真”というものはなかった。
スポーツを写したものの多くは記録を主とし、そこにアートを求める者など、ほとんどいなかった。
山岳写真の延長でスキーを撮るようになり、やがて、さまざまな競技を撮影してきたが、一貫して追い続けたのは、自分にしか切り取れない一瞬だった。
記録でも、スター選手の肖像でもない、自分だけの表現。
極限の瞬間をとらえ、誰も見たことのないスポーツ写真を生み出す。
道なき道を進み、あらゆるものに挑みながら、新しい世界を切り拓いてきた。
写真家人生、60年の軌跡。
それは単にスポーツの歴史を物語るものではなく、スポーツが魅せる一瞬にこだわり、新たな表現に挑み続けてきた証だ。
真剣勝負の中に生まれる迫力、力強さと泥臭さ、そして、美しさ。
数え切れないほどのアスリートたちと向き合い、その感情の機微までも写す、一瞬を狙い続けてきた。
今もまだ、スポーツ写真家が、己の表現のみを追求し続けるのは難しいのかもしれない。
けれど、新たな表現に挑み続ける先に、記録を超える一枚は生まれる。
60年という歳月をかけ、挑み続け、積み上げてきた、スポーツ写真家、水谷章人の世界を感じていただきたい。
作家プロフィール
水谷 章人(みずたに あきと)
1940年、長野県飯田市生まれ。東京綜合写真専門学校卒業。1965年、山岳写真家でデビュー後、スキー写真、その他スポーツ全般の写真に移行。世界大会や各スポーツの世界選手権の取材多数。また、2000年より若手スポーツ写真家育成を目的とした≪水谷塾≫を開始し、塾長を務めている。多くの写真集、写真展で作品を発表。主な受賞歴に、第12回講談社出版文化賞、第3回飯田市藤本四八写真文化賞、2007年日本写真協会賞作家賞、ヤマハ発動機スポーツ振興財団スポーツチャレンジ賞功労賞など。
トークイベントのご案内
水谷章人氏と日本スポーツ写真協会所属の写真家がゲストを交えてスポーツ写真について語ります。
登壇者等の詳細発表や観覧申し込みの受付開始は7月上旬を予定しております。
- 日時
- 2025年8月30日(土) 14時~15時30分
- 会場
- キヤノンホール S (住所:東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー 3F)
- 登壇者
-
水谷章人氏
日本スポーツ写真協会所属 写真家、他
- 申込
- 7月上旬受付開始予定
- 定員
- 200名(先着申込順、参加無料)
著作権について
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