シズル感(しずるかん)

シズル感とは、もともとは広告写真(とくに料理写真)の現場で使われたみずみずしさを表すことばです。たとえば、湿度の高い部屋で冷えたコップに飲料を注ぐと、たくさんの「水滴」がコップの表面に付着します。飲み物をおいしそうに見せ、シズル感を演出する際に欠かせないのがこの「水滴」。このような撮影の現場で「もっとシズル感を出して!」と言われれば、被写体の水滴を多くしたり、ライティングを変えたりしながら水滴をさらに強調します。ほかにも、たとえばお刺身料理の撮影では、お刺身が乾燥すると新鮮さが表現できないので、「シズル感を出して!」と言われれば、刷毛でオイルなどを塗って新鮮さを演出します。 本来の「シズル(sizzle)」の意味はステーキなどの肉がジュージューと焼けて肉汁がしたたり落ちている状態をいい、そこからシズル感というようになりました。
写真やカメラの専門的な用語を簡単にわかりやすく解説
写真やカメラの用語にはちょっと難しい言葉も数多くあります。 この写真用語集では、よく耳にする写真の撮影方法やカメラに関する専門用語をあつめて、 初心者の方でもわかりやすく作例やイラスト入りで解説しました。
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