フランジバック(ふらんじばっく)
「フランジバック」とは、ミラーレスカメラや一眼レフカメラなど、レンズ交換式カメラのレンズとボディの結合部であるマウント面から撮像面(CMOSセンサー)までの距離のこと。
高い精度で作られているカメラシステムでは、定められたフランジバックに沿ってレンズ設計が行われ、最高の光学性能を発揮するようになっています。
フランジバックが短いと、レンズ設計の自由度は高まります。EOS 5DシリーズやEOS 90Dなどの一眼レフEOSカメラシステムでは、構造上、ミラーの稼働を妨げない範囲で、フランジバックが44mmに設定されています。
フランジバックをより短くできるのは、ミラーレスカメラです。キヤノンのEOS Rなど最新のミラーレスカメラシステムでは、構造上の特徴を生かし、フランジバックを20mmとしています。
ミラーレスカメラはその名のとおりミラーを必要としないためフランジバックを短くでき、一眼レフカメラよりもボディを薄型化できるのです。
-
※
キヤノンのカメラ点検サービス「あんしんメンテ」では、専用の測定器を使ってお使いのカメラのフランジバックの精度を点検します。

写真やカメラの専門的な用語を簡単にわかりやすく解説
写真やカメラの用語にはちょっと難しい言葉も数多くあります。 この写真用語集では、よく耳にする写真の撮影方法やカメラに関する専門用語をあつめて、 初心者の方でもわかりやすく作例やイラスト入りで解説しました。
EOS学園のおすすめ講座紹介
最新の特集
-
Rec Go! My story of "V1"|林 響太朗映像監督・林響太朗の視点を通してPowerShot V1の魅力を発見する
-
想像をかきたてる、フォトストーリー的ポートレート写真の撮り方フォトグラファーのあべあさみさんに、動画撮影にもぴったりなミラーレスカメラEOS R50 Vを使ったストーリーのあるポートレート写真・動画の撮り方を教えてもらいました。
-
美の国あきたの誇りとプライド “秋田心”と出会う旅「秋田心」を胸に、伝統文化を現代に伝える株式会社せん・松岡叡美さんの挑戦。フォトグラファー・オカダキサラさんがEOS R6 Mark IIで撮り下ろした写真ともにご覧ください。
-
RAILSIDE|PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION写真集『PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION』の第14弾、長根広和『RAILSIDE』についてご紹介しています。ご購入もこちらから。