バックフォーカス(ばっくふぉーかす)
「バックフォーカス」とは、レンズ最後端からセンサーまでの距離のこと。 バックフォーカスの長さは、一眼レフのようにミラーボックスを備えた機種では長くなり、ミラーボックスを持たないミラーレスカメラでは短くすることができます。
バックフォーカスが短くなるメリットは、センサー直前まで光学系(レンズ)を配置できるためレンズ設計の自由度が向上し、高画質化が行いやすくなることです。
このためEOS Rのような「ショートバックフォーカス」を特徴とするミラーレスカメラシステムでは、より高画質な標準レンズRF50mm F1.2 L USMや、ズーム倍率10倍を実現しながらも驚くほど軽量コンパクトなRF24-240mm F4-6.3 IS USMなどのレンズを実現しています。
また、レンズ後端がセンサーに近い場合、マウント径も重要となります。大口径54mmのRFマウントでは、大型のレンズをセンサー直前に配置することで、光を大きく曲げることなくセンサーに届けることができます。そのため、さらなる高画質化に貢献しています。
写真やカメラの専門的な用語を簡単にわかりやすく解説
写真やカメラの用語にはちょっと難しい言葉も数多くあります。 この写真用語集では、よく耳にする写真の撮影方法やカメラに関する専門用語をあつめて、 初心者の方でもわかりやすく作例やイラスト入りで解説しました。