Adobe RGB(あどびあーるじーびー)
Adobe RGBとは、1998年にAdobe Systems社が発表した色空間(カラースペース)で、表現できる色の範囲を表します。Adobe RGBはもともと印刷業界で幅広く用いられてきた方式で、デジタルカメラでは以前はプロ用のデジタル一眼レフカメラにだけ採用されていましたが、最近では入門機のデジタル一眼レフカメラに採用されることも多くなっています。 Adobe RGBはより一般的な色空間であるsRGBに比べて再現可能な色域が広く、とくに緑や青の鮮やかな色が再現できることが特長です。しかしこの広い色域を活かすには、デジタルカメラ、モニター、プリンター、画像編集ソフトなどその画像を扱う機器の色空間をAdobe RGBに統一しなければ正確な色を再現することができません。
![縦軸がAdobe RGB、横軸がsRGBの色空間のグラフ](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/beginner/glossary/adobe-rgb/image/001-i.jpg?h=360&la=ja-JP&w=487&hash=2C181F2F00A41F8371AA4AA60376AA97)
写真やカメラの専門的な用語を簡単にわかりやすく解説
写真やカメラの用語にはちょっと難しい言葉も数多くあります。 この写真用語集では、よく耳にする写真の撮影方法やカメラに関する専門用語をあつめて、 初心者の方でもわかりやすく作例やイラスト入りで解説しました。