特長 EOS R3
そのカメラに境界はない。
すべての世界をひとしく鮮やかに描き出す、
異才のフルサイズミラーレス。
映像表現の可能性をどこまでも拡張させるために
静止画と動画の性能を徹底的に突き詰めた。
EOSの系譜に新たに刻まれる、
その名は、EOS R3。
時は待ってくれない。今、その手に。
未開の領域が待っている。
映像の新しい時代が
走り出す。
EOS初・自社開発 裏面照射積層
多彩なHDR記録
※ Perceptual Quantization。緻密な階調、広い色域で人間の視覚に沿った画作りを行うガンマカーブのことを指します。HDR PQ撮影は、ITU-R BT.2100が定義するPQ規格に準拠したHDR画像を記録します。
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階調コントロールが可能な
HDR PQ※1新たに[HDR PQ撮影]設定時に、[オートライティングオプティマイザ]を設定可能に。階調をコントロールし、意図した明るさで描き出せます。HDR PQで撮影した画像は、10bitのHEIF※2形式で保存されます。※1 Perceptual Quantization。緻密な階調、広い色域で人間の視覚に沿った画作りを行うガンマカーブのことを指します。HDR PQ撮影は、ITU-R BT.2100が定義するPQ規格に準拠したHDR画像を記録します。
※2 現像後の画像を格納するファイルコンテナ。JPEGのYCbCr 4:2:2 8bitに対して、 YCbCr 4:2:2 10bitでHEVC圧縮されます。※この画像は、HEIFからJPEGに変換したものです。
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約0.02秒※1で3枚撮影し、
合成可能なHDRモード※2[HDRモード]は、露出が違う3枚の画像を約0.02秒で高速に(EOS R5の約12倍※1高速)ブラケット撮影し、カメラ内で合成。[HDR PQ撮影]との同時設定により、輝度レンジが広くコントラストが高いシーンなどで特に効果を発揮します。※1 シャッタースピード:1/1600秒、ISO800、±3段設定時 露出設定やブラケット段数によって異なります。
※2 HDRモードでの撮影時は、シャッター方式が電子シャッター、[モノクロ]以外の[ピクチャースタイル]は[スタンダード]に自動設定されます([モノクロ]設定時は白黒でのHDR撮影となります)。拡張ISO感度は設定できません。シャッター速度は最高1/8000秒になります。
電子シャッター時 最高約30コマ/秒※
電子シャッターによる画質が常用可能なレベルに向上したことにより、[電子シャッター]を初期設定とし、かつ全ドライブモードに対応させることが可能になりました。また、電子シャッターで高速連続撮影中もAFとAEが追従。モータースポーツをはじめとする多様なシーンで、これまで困難だった撮影をカメラがサポートします。
※ 最高速度で連続撮影可能なレンズがRFレンズ及び一部のEFレンズに限定されます。対応レンズについては詳しくはこちらでご確認ください。連続撮影速度は、使用レンズ、シャッタースピード、絞り、ストロボ使用、フリッカー低減処理、被写体条件、明るさ(暗所での撮影時など)などにより低下することがあります。
ローリングシャッター歪みの低減
メカシャッター
最高約12コマ/秒の
高速連続撮影※
AF/AE追従による最高約12コマ/秒の高速連続撮影を実現。
ローリングシャッター歪みをさらに抑制したいシーンに対応します。
※ サーボAF時、最高速度で連続撮影可能なレンズがRFレンズ及び一部のEFレンズに限定されます。対応レンズについては詳しくはこちらをご参照ください。連続撮影速度は、使用レンズ、温度、シャッタースピード、絞り、ストロボ使用、フリッカー低減処理、被写体条件、明るさ(暗所での撮影時など)などにより低下することがあります。
電子シャッター
最速1/64000秒※の
高速シャッター
明るい環境で大口径レンズの絞り開放で撮影したいときなど、撮影領域が広がります。
※ 1/64000~1/16000秒の間は1段ステップになります。撮影条件により、絞り数値、ISO感度による調整が行われる場合があります。
電子シャッター
連続撮影中の
ブラックアウトフリー撮影
連写シーケンスの再設計により、電子シャッター時、
連続撮影中のブラックアウトフリー撮影※を実現。
視界の暗転が生じないため、
連続撮影中でも被写体を見失うことなくフレーミングすることが可能です。
※ 連続撮影中、1枚目はブラックアウトします。また1枚のみ撮った場合はブラックアウトします。また、内蔵メモリーがいっぱいになった場合、あるいは、連写中にストロボが充電が切れたり再度充電が完了した等、ブラックアウトする場合があります。メカシャッター/電子先幕時に、高速連続撮影(高速表示:しない)/低速連続撮影、シャッター速度が1秒未満のときはフェード/ブラックアウト表示が行われます。
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電子シャッター
サイレントシャッター&
液晶モニター[オフ][サイレントシャッター機能]※を搭載。ボタンカスタマイズにより、ファインダーを覗きながらワンタッチで切り替えが可能に。また液晶モニターを常時消灯することもでき、すばやく音と光に配慮した撮影を開始できます。※ シャッター音以外(絞り動作音、レンズのフォーカス駆動音)の音が発生する場合があります。
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EOS初、全シャッター方式で
連続撮影時の調光制御メカシャッター/電子先幕/電子シャッターでの連続撮影時の調光制御に対応。電子シャッターとストロボの組み合わせで、ブラックアウトフリー※のストロボ連続撮影も可能。被写体の動きを注視しながら撮影を行うことができます。※ 連続撮影中、1枚目はブラックアウトします。また1枚のみ撮った場合はブラックアウトします。また、内蔵メモリーがいっぱいになった場合、あるいは、連写中にストロボが充電が切れたり再度充電が完了した等、ブラックアウトする場合があります。メカシャッター/電子先幕時に、高速連続撮影(高速表示:しない)/低速連続撮影、シャッター速度が1秒未満のときはフェード/ブラックアウト表示が行われます。
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進化したフリッカーレス撮影※
フリッカーレス撮影時の連続撮影速度が最高約24コマ/秒(電子シャッター、120Hzフリッカー時)に向上。さらに、従来のフリッカーレス撮影(100Hz / 120Hz)に加え、[高周波フリッカーレス撮影](Tv / Mモード時)機能も搭載。LEDやデジタルサイネージなど、速い周期で明滅する光源に対応します。※ [フリッカーレス撮影:する]設定時にフリッカー光源下で撮影を行うと、レリーズタイムラグが長くなることがあります。また、連続撮影速度が遅くなったり、連続撮影間隔にばらつきが生じることがあります。
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レリーズタイムラグ最速化
レリーズタイムラグ最速化をEOSミラーレス機として初めて実現。通常撮影(電子シャッター時)では約50ms※のレリーズタイム ラグを約20msまで高速化できます。※ メカシャッター時のレリーズタイムラグは約76msです。ストロボ撮影時やフリッカーレス撮影時は、レリーズタイムラグが増加します。レリーズタイムラグは、絞りやシーンの違いなどによって変動します。
「高速×高画質」
を支える
AFシステム
つかんだ被写体をカメラがトラッキング(追尾)※するので、従来のように撮影者がカメラを動かして
被写体を捉え続けなくても撮影が可能です。このAFシステムをデュアルピクセルCMOS AF IIの広範囲AFと、ディープラーニングを活用したEOS iTR AF Xの検出性能で実現しています。
※ 初期状態。[被写体追尾(トラッキング):しない]に設定することで、サーボAF時、従来のように任意の位置でAFを行うことも可
デュアルピクセルCMOS AF II
測距エリアは画面の横:最大約100%×縦:最大約100%※。
全画素が撮像面位相差AFと撮像の機能を兼ね、
広範囲AFと高画質を両立。さらにEOS R3では、低輝度時の被写体捕捉や
サーボAFをはじめとするAF性能の、総合的な向上を図っています。
※ トラッキング中かつ、RFレンズ(RF600mm F11 IS STM/RF800mm F11 IS STMおよびExtender RF使用時を除く)、EFレンズ(一部を除く現行製品)、EXTENDER EF(Ⅲ)使用時(マスターレンズのモードに準じる)に被写体枠が表示された場合。シーンや被写体の状況によって対応できない場合があります。対象レンズはこちらでご確認ください。
EOS R3
EOS R
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最高60fps※の高速AFフレームレート
積層CMOSセンサーの高速読み出し&DIGIC Xの高速演算により、電子シャッター使用時に最高60fps※で奥行き方向のAFおよびトラッキング演算が同時に可能。高速連続撮影中も精度の高いAFが被写体を捉え続けます。※ AF60fps演算はシャッタースピードが1/125秒以上の場合のみとなります。AEは60fps演算ではありません(30fps)。
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最高約0.03秒※のAFスピード
EOS Rシリーズ内最速の0.03秒というAFスピードを実現。
AF応答性に優れ、被写体の一瞬の動きもとらえやすくなりました。※ CIPAガイドラインに準拠して測定したAF時間の結果から算出(撮影条件や使用レンズにより異なる)。内部測定方法。[測定条件]○測距輝度:EV12(常温・ISO100)
○撮影モード:M ○RF24-105mm F4-7.1 IS STM使用 ○シャッターボタン操作による静止画撮影時 ○AF方式:1点AF(中央) ○AF動作:ワンショットAF時。
視線入力
視線の位置にAFフレーム/AFエリアを移動する、視線入力機能※を搭載。
視線によってAFフレームを選択・移動させることが可能。
視線を確定(初期設定:シャッターボタン半押し)。
即座にAFがスタートし、撮影をはじめられます。
EOS iTR AF Xとの組み合わせにより、
撮影者の意図をより正確に反映したAFフレームの移動が可能です。
※ 静止画撮影時のみ。動画撮影時は使用できません。ご使用の前にキャリブレーションをお勧めします。キャリブレーションデータは最大6件まで登録でき、登録したデータはカードに保存することも可能です。視線入力のご注意点:サングラスやミラーサングラス、ハードコンタクト、遠近両用メガネを使用した場合や、目の状態(目が細い/まつ毛が長い/まぶたが厚い)などの個人差、使用環境などにより、視線入力機能が使用できないことがあります。
視線ポインターを被写体に合わせ、
ボタン操作で確定させると
AF位置が切り替わります。
進化したEOS iTR AF X※1
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大きく性能を高めた「人物」の検出
「瞳・頭部・胴体」の検出の性能が向上。瞳や顔、頭部が隠れたときに、胴体を検出してトラッキングを継続。
被写体が激しく動き回るスポーツシーンでも、AFの安定性が向上。
「瞳」検出は横顔やマスクをつけた人物、目に濃いメイクが施された人物に対応するなど性能がアップしています。 -
予測できない動きに対応、動物優先※2(犬/猫/鳥)
瞳や顔、全身を捉え、すばやく高精度なピント合わせを実現。
被写体を自動的に追尾するため、予測できない動きをする動物撮影においても、高いピント精度を得ることが可能です。 -
モータースポーツに有効な乗り物優先
乗り物検出を実現。検出できるのはモータースポーツにおけるクルマ※3(フォーミュラカー、ラリーカーなど)、
バイク(モーターバイク、オフロードバイク)です。ドライバーやライダーのヘルメット※4など、
重要部位を検出する[スポット検出]も設定可能です。
※1 Intelligent Tracking and Recognition
※2 被写体によっては動物検出できないことがあります。また、犬・猫・鳥ではない被写体に対して動物検出する場合もあります。
※3 一般の乗用車、商用車、バイクは検出できないことがあります。また、被写体によっては乗り物検出できないことがあります。車、バイクではない被写体に対して乗り物検出する場合もあります。
※4 ヘルメットの形状によっては検出できない場合があります。
トラッキング対応、
8種類のAFエリア
待機中、AF中、連続撮影中でも、カメラが検出した被写体(AFフレーム)を変更したり、移動したりすることが可能です。
静止画測距
輝度範囲 EV−7.5※
※ F1.2レンズ使用時・中央測距点・ワンショットAF・常温・ISO100、Defocus Smoothingコーティングを採用したRFレンズを除く。
各部の名称と説明
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マグネシウム合金製外装
外装と本体(シャーシ)にマグネシウム合金を採用。また、本体とフロントカバーを一体化することで、高い剛性と放熱性、軽量化を実現しています。 -
防塵・防滴構造※
外装カバーの合わせ部にはシーリング部材を組み込み、操作ボタンの多くには、水滴や砂塵の侵入の阻止を目的とするシリコーンゴムブーツを外周に配置。ダイヤルやレバーなどの可動部にはシーリング部材を組み込んでいます。雨などの水滴や不用意に降りかかる砂塵などが、カメラ内部に侵入することを抑制します。 -
高耐久シャッターユニット
メカシャッター幕へのブレーキ機構の搭載などにより、耐久性を実現。メカシャッターの標準的な撮影を想定した自社試験において、50万回の作動テストをクリアしています。
※
防塵・防滴性能を発揮させるため、電池室やカードスロットカバー、端子カバーなどの開閉部をしっかり閉じ、アクセサリシューカバー
を装着する必要があります。カメラは防塵・防滴に配慮した構造になっていますが、砂塵や水滴などの侵入を完全に防ぐことはできません。
6K 60P RAW
内部記録
また、より低ビットレートでファイルサイズが小さい、RAW(軽量)も選択可能。
編集を前提としつつ、記録可能時間を重視するときに便利です。
記録可能時間の長さを重視するときに便利です。
※ RAW動画は、カメラ内で現像処理を行うことはできません。
6Kオーバーサンプリング
プロセッシング※
CMOSセンサーから読み出したRGBの信号から、それぞれ6Kのデータを生成。
6Kで1フレームの画像を生成した後、4Kにリサイズします。これにより、優れた色再現性と鮮明なディテール描写を実現。
モアレやジャギーも低減。EOS R3は、この高画質処理を60Pまでの4K映像に適用でき、
幅広いシーンで高画質な動画を記録することができます。
※ 4K 120Pではオーバーサンプリングプロセッシングは行われません。
4K 120P
ハイフレームレート
動画
4Kの鮮明さはそのままに、印象的なスローモーション効果が得られます。
高速のCMOSセンサーとDIGIC Xの高速処理により、
従来機と比較しても高精細な動画記録を実現。
従来機の4K 120Pと比較してさらに高精細な動画記録を実現。
- 主な記録モード
- HDR対応のディスプレイでの再生を前提とし、
見た目に近い色やコントラストで再現する[HDR PQ(10bit)]※1。
ポストプロダクションでのグレーディングを前提とし、
シャドウからハイライトまで豊かな階調で描写できる[Canon Log 3(10bit)]※2。
12bitの豊富な階調データと、高い編集耐性を実現する[RAW動画(12bit)]など、
多彩な記録モードが選べます。 - ※1 拡張ISO感度は設定できません。
※2 ISO感度の自動設定範囲の下限が、ISO800になります。カラーマトリクスは[Neutral]固定となります。Canon Log 3設定時は通常の動画撮影時に比べ、暗い環境下やコントラストの低い被写体を撮影したときに、AFでピントが合いにくくなることがあります。また特定の動画撮影では、絞り数値を小絞り側にした場合にAFが合わないことがあります。そのような場合は絞りを開放側にしたり、Fナンバーの小さい(明るい)レンズに変更してください。
- 通常撮影時 最大6時間の連続記録
- EOSシリーズで初めて※30分以上の連続記録を実現。
最長6時間00分00秒まで記録可能(ハイフレームレート時は最長1時間30分00秒まで)。
ドキュメンタリーや1カット撮影など長時間記録も安心です。 - ※ Cinema EOSを除く。
- 動画電子IS
- レンズの光学IS、ボディー内ISの協調制御ISに加え、動画電子IS※も併用可能。
5軸補正により、ジンバルがない環境や歩き撮りの大きな揺れを軽減。
安定した見やすい動画を記録できます。 - ※ 手ブレ補正機能が搭載されているレンズを使用するときは、レンズの手ブレ補正スイッチを〈ON〉にしてください。[する]では映像がやや拡大されます。[強]ではさらに拡大されます。RAW動画撮影時は、動画電子ISは使用できません。
- RAW/MP4 同時記録※
- 6K RAW動画と4K DCI MP4(IPB)動画を同時に記録※。
映像制作用の素材と、転送やプロキシに適したMP4動画を確保でき、
効率のよいワークフローを構築できます。6K RAWは標準と軽量が選択可能。
4K MP4は標準と軽量が選べ、フレームレートは29.97fps固定となります。 - ※ 同一書き込みを行う場合は、exFATフォーマットのSDカードが必要です。
強力なネットワーク機能
現場で求められる多彩なニーズに対応します。
新開発
マルチアクセサリーシュー※
新たにコネクタータイプの接点部を採用し、高速データ通信や電源供給などの機能拡張に対応。互換性にも配慮し、従来のアクセサリーシューと同じ接点部(5ピン)を備えることで、手持ちのアクセサリーの多くがそのまま使用可能です。
※ コネクタータイプの接点部への異物や水滴などの侵入を防止するため、アクセサリー未装着時はシューカバーをご使用ください。
EOS Rシリーズ初の
縦位置グリップ一体型ボディー
指のアクセスのしやすさを考慮して操作部材を配置しました。グリップは、しっかりとホールドできる十分な高さと
指がかりの深さを持たせた新規設計。暗い環境での操作をサポートするボタン照明も搭載しています。
※Internet Explorer以外のブラウザでの閲覧を推奨します。