今日からできる表現テクニック-人物編-
公開日:2023年10月13日
- 人物編 -
ポートレート写真がまるでプロのように。
人物も背景も魅力的に撮れる、
撮影方法を解説します。
人物を美しく撮影したい!
- ①部屋の中でも人物を明るく撮りたい
- ②人物にも背景にも光をあてたい
- ③空間に光で文字を描きたい
①部屋の中でも人物を明るく撮りたい
ストロボを天井や壁に向けて発光させ、撮影してみましょう(バウンス撮影)。ストロボの光が天井や壁で一度反射することで、被写体(人物)全体にやわらかく光があたり、部屋の中でも人物を明るく撮ることができます。
②人物にも背景にも光をあてたい
まず、メインとなる光源を決めます。中心の被写体となる人物にあてる光です。次に、背景となる空間全体を明るくする光源を設置。テスト撮影しながら光の角度を調整していきます。最後にそれぞれの光量のバランスを調整すれば、人物にも背景にも、まんべんなく光があたった写真が得られます。この撮影方法を、ワイヤレス多灯撮影といいます。
※ 明るさが足りないと感じる場所やハイライトを入れたい場所があれば、さらにストロボを増設してみてください。
③空間に光で文字を描きたい
まずは、シャッタースピードを3〜5秒にセット(描く文字の量によって調整)。ストロボの発光設定を「後幕シンクロ」にします。シャッターボタンを押したら、夜の屋外などの暗い空間で、スマホのライトやサイリウムなど、発光するものを動かして文字を描きます。軌跡が重ならないように、一筆書きで描くのがポイントです。シャッターが下りる瞬間に描き終わるように動かすスピードを調整しながら、何度かチャレンジしてみましょう。まるで自分の手で光の文字を描いているような写真ができあがります。