知っておこう!ストロボ用語集
公開日:2023年10月12日
ストロボ撮影に関する用語をまとめておさらい。
今さら聞けない用語もここで再確認しよう。
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- ⾚⽬現象
- 人物をストロボ撮影したとき、目に赤い点が写りこんでしまう現象。ストロボの光を真正面からあてると発生しやすくなります。クリップオンストロボのバウンス機能を使って間接的に光をあてることで、赤目現象を抑えることができます。
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- 後幕シンクロ
- シャッターが閉じはじめる直前に発光し、光跡を写しこんだ後に被写体にストロボ光を照射できます。動感を自然に表現するのに効果的です。
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- FEB(Flash Exposure Bracketing)
- 背景の露出はそのまま、主被写体のストロボ調光レベルだけを「標準→マイナス補正→プラス補正」の順で3段階に変えながら、自動的に撮影が行える機能です。
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- FEロック
- スポット測光(あるいは部分測光)範囲でとらえた被写体に対しプリ発光を行い、適正調光量を撮影前に記憶(ストロボ光のAEロック)する機能です。
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- ガイドナンバー(GNo.)
- クリップオンストロボの光量を表す数値。数字が大きいほど、強く発光できます。撮影時の絞り数値、適正露出になる距離の関係は次のとおりです。
GNo.÷絞り数値=適正露出になる撮影距離(m)
GNo.÷撮影距離(m)=適正露出になる絞り数値
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- 間⽋発光
- ストロボを高速で連続発光させることにより、擬似的に光の照射時間を長くすること。ハイスピードシンクロやモデリング発光で用いられる技術です。
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- キャッチライト
- 人の目の中に輝きをつくるアクセント光。ストロボやレフ板(光の反射板)などの光を目に反射させるように写しこませる表現手法です。
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- クリップオンストロボ
- カメラのアクセサリーシューに装着するストロボの総称。
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- 先幕シンクロ
- シャッターが全開になると同時に発光するもので、ストロボ発光までのタイムラグが短く、シャッターチャンスに強いのがメリットです。
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- 自動調光
- 被写体に照射されたストロボ光の明るさを、カメラ側で測ります。そして適正露出になるよう、瞬間的に発光量をコントロールする機能です。
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- 照射角
- 光を照らす範囲のこと。機種によりカバーできる範囲が異なります。
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- ストロボ調光補正
- ストロボの発光量のみを調整できる機能です。ストロボ光をあてる主被写体と背景との明るさのバランスを微調整する場合などに有効です。
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- 閃光
- 瞬間的に発光する光のこと。
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- センダー
- ワイヤレスストロボ撮影を行う際、レシーバーストロボの操作や制御を行う側のカメラやストロボ、スピードライトトランスミッターのこと。
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- 定常光
- その場にある光。発光させるストロボ光に対し、太陽光や白熱灯、蛍光灯、ローソクなどの光を指します。
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- ディフューズ
- ストロボの光を拡散させて、やわらかくすること。ストロボ発光部をトレーシングペーパーなどで覆ったり、白い面に反射(バウンス)させたりします。拡散したソフトな光は、影になった部分にも自然に回りこみ、コントラストが抑えられたストロボ表現を実現します。
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- 同調
- シャッター全開状態で、ストロボが発光し撮影ができる状態のこと。
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- 日中シンクロ
- 明るい中、強制的にストロボを発光させて影の部分に補助光を与えるテクニック。
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- ハイスピードシンクロ
- 通常、ストロボ発光では1/250秒程度にシャッタースピードが制限されます。ハイスピードシンクロを使えば、カメラの同調速度を超えたシャッタースピードでも発光が可能。より速いシャッタースピードが使えるため、日中の屋外でも絞りを開放にして、美しいボケ味が楽しめます。
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- バウンス
- ストロボの発光部を天井や壁などに向けて発光し、反射により拡散したソフトな光を利用して撮影する表現手法です。
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- マルチ発光
- シャッター幕が開いている間に、ストロボ光を連続的に何度も発光させる機能です。マルチ発光機能を使い、暗い背景で動きのある被写体を撮影すると、被写体の動きが分解写真のように表現されます。
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- メイン発光
- プリ発光に対して、実際に撮影するときのストロボ発光のこと。
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- モデリング発光
- ストロボ撮影を行う前にライティングのバランスや被写体の影の出かたなどを確認するための発光機能です。
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- リサイクルタイム(充電時間)
- ストロボ発光後、次の発光までに行うチャージ時間のこと。ストロボは発光に必要な高電圧を溜め(チャージ)、そのエネルギーで発光します。
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- ワイドパネル
- ストロボの照射角を広げるためのパネル。発光部に取り付けて使用します。