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パースペクティブ(ぱーすぺくてぃぶ)

パースペクティブとは、遠近感のことをいいます。写真の場合、とくに広角レンズを使うと近くのものが大きく、遠くのものは小さく写るため、手前にある主被写体と背景との距離が強調され、遠近感のある写真になります。 写真1は超広角レンズの16mmで主被写体の人物に近づいて撮影したので、背景の広がりが感じられる写真に仕上がりました。 写真2も写真1と同じ人物を写したものですが、望遠レンズの200mmで少し離れて撮影したので、パースペクティブとは逆の圧縮効果が出て、主被写体と背景のビル群が迫り重なって見え、遠近感は感じられません。このように同じ被写体でも焦点距離を変えて撮影すると表現が変わりますので、ただ立ち止まってズームレンズでフレーミングを決めるのではなく、パースペクティブや圧縮効果等を考えて焦点距離を選択するといいでしょう。

写真1:広角(16mm)で撮影した遠近感(パースペクティブ)のある写真
パースペクティブ
写真2:望遠(200mm)で撮影した圧縮効果の出た写真
パースペクティブ

写真やカメラの専門的な用語を簡単にわかりやすく解説

写真やカメラの用語にはちょっと難しい言葉も数多くあります。 この写真用語集では、よく耳にする写真の撮影方法やカメラに関する専門用語をあつめて、 初心者の方でもわかりやすく作例やイラスト入りで解説しました。

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