初めてのミラーレスカメラ選び|EOS R50とEOS R50 V、どちらが自分に合う?
公開日:2026年7月30日
初めてカメラを買うとき、多くの人が迷うのは「スマホと何が違うのか」「写真向きと動画向きで何を見ればいいのか」「長く使える一台はどれか」という点です。この記事では、APS-CサイズミラーレスカメラEOS R50とEOS R50 Vを、初心者の方が知りたいポイントに絞って比較します。
どちらも小型軽量ながら、最大約2420万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーとRFマウントを採用し、スマホより大きなセンサーならではの自然なボケや高精細な描写を楽しめるカメラです。一方で、EOS R50はファインダーを備えた写真撮影のしやすさ、EOS R50 Vは動画撮影やVLOG、ライブ配信を意識した操作性に強みがあるなどそれぞれ違いがあるため、本記事ではより「自分にぴったりの一台」をご提案します。
まずは「何を撮りたいか」で考える
写真中心ならEOS R50、動画も発信も考えるならEOS R50 V
カメラ選びで最初に決めたいのは、まずは「自分が一番撮りたいもの」です。旅行先の風景、家族や友人の表情、ペット、料理、街歩きのスナップなど、写真を中心に楽しみたいならEOS R50はファインダーをのぞいてしっかり構えられるため、明るい屋外や逆にお子様の発表会などでの撮影におすすめです。
一方、写真も動画も同じくらい大切にしたい人にはEOS R50 Vが向いています。EOS R50 Vは、VLOGやレビュー動画、縦位置動画撮影、ライブ配信などを想定した設計で、録画開始やズーム操作、配信設定にアクセスしやすいのが特長です。長尺のものはもちろん、リール動画など日々のちょっとした動画はごく一般的になってきた今日で動画撮影や発信に挑戦したい人に寄り添った設計のカメラです。
自分の習慣に近いほうを選ぶと、買ったあとも自然に使い続けやすくなります。

ミラーレスカメラの強みは「センサー・レンズ・ボケ」に出る
初めてでも実感しやすいのは、背景のやわらかさと暗い場所の写り
EOS R50 とEOS R50 Vにはそれぞれ異なる特長がありますが、共通してミラーレスカメラの魅力は、より大きなセンサーと交換レンズによる表現の広さにあります。EOS R50とEOS R50 VはいずれもAPS-CサイズのCMOSセンサーを搭載。一般的なスマホより大きなセンサーで光を受け止めるため、背景を自然にぼかしたポートレートや、室内・夕方・夜景など光が少ない場面でも、立体感のある写真や動画を狙いやすくなります。
また、レンズを交換できることも大きな特長です。標準ズームで旅行や日常を幅広く撮る、望遠ズームで子どもやペットの表情を引き寄せる、単焦点レンズで背景を大きくぼかすなど、撮りたいものに合わせて表現を広げられます。最初はキットレンズから始めても、慣れてきたらレンズを足していくことができます。
EOS R50 Vの場合は、動画向けのRF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZレンズキットを選べる点も注目です。広めの画角で自撮りしやすく、パワーズームにより動画中のズームもなめらかに行いやすい構成です。写真だけでなく、日常の雰囲気や旅先の空気感を映像で残したい人にとって、スマホから一歩進んだ表現を始めやすい組み合わせです。
その他AF性能として検出する被写体を選択することができ、撮りたい対象にカメラを向けると一瞬でフォーカスし、被写体の動きに追従しながらピントを合わせ続けます。
EOS R50では「人物、動物(犬・猫・鳥)、乗り物(モータースポーツカー・モータースポーツバイク)」に対応し、EOS R50 Vでは「人物、動物(犬・猫・鳥・馬)、乗り物(モータースポーツカー・モータースポーツバイク・飛行機・鉄道)」に対応しています。


初めてカメラの使いやすさは「構え方」と「操作」で決まる
ファインダー重視か、モニター・自撮り・動画ボタン重視か
初めてのカメラは、画質だけでなく「撮りたいときに迷わず使えるか」も大切です。EOS R50は、電子ビューファインダーを搭載しているため、屋外の強い日差しの中でも構図を確認しやすく、両手でしっかり構えて撮影できます。カメラらしい形状なので、写真を撮る楽しさを体験しやすいモデルです。内蔵フラッシュを備えている点も、暗い室内や逆光で手軽に明るさを補いたい初心者には便利です。
一方のEOS R50 Vは、ファインダーを省いたフラットなボディで、動画撮影時の取り回しも重視しています。前面・上面2つの動画撮影ボタン、縦位置撮影を意識した三脚穴、ライブ配信やスマホ転送にアクセスしやすい操作系など、撮影から共有までの流れがスムーズです。ファインダーをのぞくより、背面モニターを見ながら撮ることが多い人には自然に使いやすい設計です。
ボディーの質量はEOS R50ブラック:約375g/ホワイト:約376g、EOS R50 Vブラック:約370g/ホワイト:約373g(いずれもCIPAガイドラインによる:バッテリー、メモリーカードを含む)で、レンズを付けても持ち運びしやすい小型軽量設計となっています。

動画撮影を検討するならEOS R50 Vがおすすめ
VLOG、レビュー動画、短尺SNS動画、ライブ配信まで楽しめる
最近は、初めてカメラを買う人でも「写真だけでなく動画もきれいに残したい」というニーズが増えています。EOS R50も6Kオーバーサンプリングによる4K30P(クロップなし)動画やフルHD120Pのハイフレームレート動画(スロー動画)に対応しており、旅行や日常の記録には十分活躍します。写真中心で、動画はときどき撮る程度ならEOS R50でも撮影可能です。
ただし、動画を作品として残したい、VLOGを始めたい、商品レビューやメイク・料理・旅行動画を撮りたい、ライブ配信にも使いたいという人には、EOS R50 Vのほうが動画性能が進化しているためおすすめです。6Kオーバーサンプリングによる4K30P(クロップなし)はもちろん、4K60P(クロップ)や音声ありのフルHD120Pも選べるため、さまざまな表現に挑戦できます。
〈S&F〉モードにすればスローモーションの動画や倍速の動画も簡単に撮影できます。速い動きをゆるやかに表現したり、逆にキャンプの設営の様子など長尺の場面を早回しで記録して表現するなど、手軽にエモーショナルな映像作品を創ることができます。
記録形式以外にも、撮った後の色作りや雰囲気づくりを楽しめるのも魅力です。
直感的な操作で簡単に画づくりできる14種類のカラーフィルターを使えば初心者の方でもさまざまな色合いが楽しめる一方で、カラーグレーディングを自由にするCanon Log 3にも対応しているため自分らしい映像表現が可能です。
さらに長時間撮影のトラブルとなる熱対策もEOS R50 Vでは放熱性の高いマグネダイキャストボディを採用するなど考慮されています。
最初はオートで気軽に撮り、慣れてきたら色や音、構図にこだわる。そんなステップアップを考えると、EOS R50 Vは初めての一台としても頼もしい選択肢です。

まとめ
比較早見表
| 比較ポイント | EOS R50 | EOS R50 V |
|---|---|---|
| おすすめの人 | 写真中心に、旅行・家族・ペット・風景をしっかり撮りたい人 | 写真も動画も、VLOG・SNS・配信まで広げたい人 |
| 発売日 | 2023年3月 | 2025年5月(ブラック)、2026年2月(ホワイト) |
| 質量 | ブラック:約375g/ホワイト:約376g(CIPAガイドラインによる:バッテリー、メモリーカードを含む) | ブラック:約370g/ホワイト:約373g(CIPAガイドラインによる:バッテリー、メモリーカードを含む) |
| 4K動画 | 6Kオーバーサンプリング 4K30P | 4K 60P(Crop) 6Kオーバーサンプリング 4K30P |
| 被写体検出機能 | 人物/犬/猫/鳥/ モータースポーツカー(四輪)/ モータースポーツバイク(二輪) |
人物/犬/猫/鳥/馬/ モータースポーツカー(四輪)/ モータースポーツバイク(二輪) /飛行機/鉄道 |
| その他 | 電子ビューファインダー付、内蔵ストロボ付 | 縦動画撮影もしやすい縦位置三脚穴、縦画面UI |
初めてのカメラ選びでは、自分がどんな場面で使いたいかも大切です。
EOS R50は、写真を中心にカメラの楽しさを味わいたい人に向いたエントリーミラーレス。
EOS R50 Vは、写真に加えてVLOGやレビュー動画、SNS投稿、ライブ配信まで自然に広げたい人に向いた動画志向のミラーレスです。
どちらを選んでも、スマホとは違うボケ、描写、レンズ交換の楽しさを体験できます。
その中でもし「せっかく買うなら、写真も動画もこれから楽しみたい」と感じているなら、EOS R50 Vは初めての一台として長く使える可能性があります。自分の毎日を、写真だけでなく映像でも残していく。その入口として、EOS R50 Vを候補に入れてみてください。