特長 RF35mm F1.4 L VCM
Product Movie
1.大口径F1.4の表現力
クリエイターの視線や思いを、そのままに伝える
35mmという焦点距離は人の自然な視界の印象に近く、「表現者が見る世界」をそのままに描き出すことができます。開放F1.4の特長を生かした美しいボケ味や、光量の不足したシーンでも解像感のあるクリアな表現が可能となります。
動画表現においても、被写界深度は非常に浅く、背景から主題を浮き立たせるような映像表現にて35mm/F1.4の開放の描写が活躍します。また暗いところでも感度を上げずに撮影できるため、クリアで深みのある、印象的な動画を撮影できます。
さまざまなシチュエーションで、画面の隅々まで高画質を実現
非球面レンズの採用により、画面全域における高画質化を実現しています。
逆光などの厳しい条件下でも、ASCによりフレア・ゴーストを効果的に低減し、コントラストの高いクリアな表現が可能です。
最短撮影距離においても優れた描写性能をキープ
電子式フローティングフォーカス制御により、無限遠から至近まで安定した高画質を実現しています。
また、近接時も画面中心から周辺まで高い解像感が保たれるため、印象的なクローズアップ撮影が行なえます。
2.静止画でも動画でも優れたフォーカス性能
VCM+ナノUSMによる電子式フローティングフォーカス制御を採用
RF/EFレンズとして初採用のVCM(ボイスコイルモーター)によるフォーカスレンズ群の駆動、ナノUSMによるフローティングレンズの駆動を組み合わせた電子式フローティングフォーカス制御を採用。重い大口径フォーカスレンズ群を高推力のVCMで、軽量なフローティングレンズを省電力・小型のナノUSMで駆動し、それぞれの移動量を制御することにより、大口径レンズにおいて高速でスムーズなフォーカシングを実現しました。
VCM(ボイスコイルモーター)とは
VCMは磁石のエネルギー(磁場)を媒体として、電気エネルギーを運動エネルギーに変換するアクチュエータです。RF35mm F1.4 L VCMに採用したVCMは、駆動用マグネットが作る磁場の中をコイルが前後に動き、コイルが固定されたフォーカスレンズユニットをリニア駆動します。
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VCMに内蔵される電磁駆動部品から、微弱な磁気が発生しています。植込み型心臓ペースメーカーやその他の医療機器をご使用の方は、異常を感じたら本製品から離れ、医師にご相談ください。
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レンズをカメラに取り付けていないときや、取り付けた状態でカメラの電源スイッチがOFFになっているとき、レンズを振ると内部のレンズ群が動くため、音が発生することがありますが故障ではありません。レンズを持ち運ぶ際などの振動で内部のレンズ群が動いても、性能などに影響はありません。
動画にも静止画にも、スムーズで高精度なAF
VCMとナノUSMを組み合わせた最新のメカニズムと、EOS Rシリーズのデュアルピクセル CMOS AFとのコンビネーションで、高速・高精度な静止画AFを実現。動画撮影においても静粛性の高い動作で、被写体の動きやタッチフォーカス操作になめらかに追従し、高品質な動画を撮影することができます。
ブリージングの非常に少ない、安定した構図の動画撮影が可能に
VCMとナノUSMを組み合わせた電子式フローティングフォーカス制御により、すべてのフォーカスポジションにおいて、光学的にブリージングの発生を徹底的に抑制しています。そのため、電子式のフォーカスブリージング補正機能を搭載しないカメラボディーとの組み合わせでも、非常に安定した構図で動画撮影が行なえます。さらに、補正対応カメラボディーにおいては、フォーカスブリージング補正をONにすることで、安定性がさらに際立ちます。
3.取り回しの良さと操作性
全長約99.3mm、質量約555gのコンパクト設計
動画撮影時の絞りをコントロールできる、アイリスリングを採用
RF24-105mm F2.8 L IS USM Zに続き、動画の撮影中に絞りをマニュアルコントロール可能な「アイリスリング」を採用し、共通の操作系としました。クリック感のないなめらかな絞りコントロールが可能で、CINEMA EOS SYSTEMのシネマレンズと回転方向を揃えているため、動画撮影の現場でも違和感なく操作が可能です。
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EOS R1/EOS R5 Mark IIは静止画撮影に対応。
カメラボディーとの組み合わせによるアイリスリングの動作について
1)アイリスリングと静止画・動画撮影モードにおける制限は以下の表の通りとなります。
EOS R1/EOS R5 Mark II | EOS R/RP/Ra/R3/R5/R6/R6 Mark II/R7/R8/R10/R50/R100 | EOS R5 C/C70 | |
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静止画 撮影時 |
静止画撮影時
アイリスリングで絞り数値の設定が可能です。 |
アイリスリングで絞り数値の 設定をすることはできません。 |
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動画 撮影時 |
動画撮影時
動画撮影時の制限はありません。
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動画撮影時
アイリスリングを操作するとオートフォーカスで被写体にピントが合いにくい場合があります。
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動画撮影時
動画撮影時の制限はありません。
(EOS R5 C/C70は最新のファームウェアへの更新が必要となります) |
2)動画撮影時にアイリスリングによってマニュアル絞り操作を行なう場合、カメラ側での設定に関わらず1/32段ステップで絞り値が変化します。そのため、動画撮影中のカメラに表示される絞り値と実際の絞り値が異なる場合があります。
自分だけの操作・表現を実現する、高いカスタマイズ性
ユーザーのワークフローにあわせて、ボタン・スイッチの機能をカスタマイズすることができます。また、マウント側にリアフィルターホルダーを装着可能で、前後2枚のフィルターにより、独創的な表現を追求することができます。
リアフィルターホルダー(同梱)
レンズ前部のΦ67mmのねじ込み式フィルターとは別に後部にシートタイプのフィルターを装着できるリアフィルダーホルダーが同梱されています。使用説明書に記載のURLから型紙ファイルをダウンロードし、印刷した型紙のフィルター形状に合わせてフィルターを切り、リアフィルターホルダーに差し込んでご使用いただけます。
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フィルターは厚さ0.2mm以下のものを1枚のみ使用できます。
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リアフィルターを使わない時は、光の条件によってゴーストの発生の原因となるためホルダーを取り外してください。