特長 RF20mm F1.4 L VCM
Product Movie
1.大口径F値開放1.4の表現力
強いパースペクティブとボケを活かした、独特の表現
肉眼の視覚を超えて広々とした世界を捉える20mmの画角と大口径F1.4の組み合わせにより、超広角に豊かなボケの要素をプラスし、テーマをダイナミックに浮き立たせるような映像表現が可能です。


暗い場所でも低感度でノイズの少ない映像表現
大口径・単焦点ならではの明るさを活かし、夜景や暗い場所なども低感度でノイズの少ない映像が記録できます。
スローシャッター撮影でもシャープに被写体を写し止めます。

星景などの点像を周辺までシャープに再現
非球面レンズ2枚を適切に配置することで、サジタルコマフレアを低減し、画面周辺部における高い点像再現性を達成しました。イルミネーションや星景などを、画面周辺までシャープに描写します。

2.静止画でも動画でも優れたフォーカス性能
VCMにより大口径レンズを強力・高速に駆動
リアフォーカス方式を採用し、高推力が特長のVCM(ボイスコイルモーター)によりフォーカスレンズ群を駆動しています。
質量の大きなフォーカスレンズ群を高速・高精度に駆動できるアクチュエータにより、画質の高さと俊敏なAFの両立を実現しました。

VCM(ボイスコイルモーター)とは
VCMは磁石のエネルギー(磁場)を媒体として、電気エネルギーを運動エネルギーに変換するアクチュエータです。RF20mm F1.4 L VCMに採用したVCMは、駆動用マグネットが作る磁場の中をコイルが前後に動き、コイルが固定されたフォーカスレンズユニットをリニア駆動します。
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VCMに内蔵される電磁駆動部品から、微弱な磁気が発生しています。植込み型心臓ペースメーカーやその他の医療機器をご使用の方は、異常を感じたら本製品から離れ、医師にご相談ください。
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レンズをカメラに取り付けていないときや、取り付けた状態でカメラの電源スイッチがOFFになっているとき、レンズを振ると内部のレンズ群が動くため、音が発生することがありますが故障ではありません。レンズを持ち運ぶ際などの振動で内部のレンズ群が動いても、性能などに影響はありません。
動画にも静止画にも、スムーズで高精度なAF
VCMで駆動するリアフォーカス方式を採用したRF20mm F1.4 VCMと、EOS R1/R5 Mark II搭載のデュアルピクセル インテリジェントAFや、デュアルピクセルCMOS AF IIとのコンビネーションで、動画撮影において静粛性の高い動作で、被写体の動きやタッチフォーカス操作になめらかに追従し、高品質な動画を撮影することができます。静止画においても、高速・高精度なAFを実現しています。
サーボAF&連写に適した制御アルゴリズム
大口径・大質量のレンズ群を強力に駆動するVCMを、高性能マイクロプロセッサーで制御し、カメラボディー側のAFアルゴリズムとのマッチングを図ることで、電子シャッターによる高速連写や、被写体検出によるサーボAFの常用化といった撮影スタイルの変化に対応しています。高速性にすぐれたAFスピードとあいまって、「つかみが速い」、「つかみ続ける」、「安定して追尾する」AFをさらに快適なものにしています。
また、電子式フルタイムマニュアルフォーカス対応カメラでは、ワンショットAF/サーボAFの両方で、常にマニュアルフォーカスが可能※です。
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フルタイムマニュアルフォーカスを行なうには、カメラ側で設定する必要があります。


ブリージングの非常に少ない、安定した構図の動画撮影が可能に
動画撮影での性能を考慮し、ピントの移動による画角変化=ブリージングの発生を抑制した光学設計となっています。
そのため、電子式のフォーカスブリージング補正機能を搭載しないカメラボディーとの組み合わせでも、非常に安定した構図で動画撮影が行なえます。
さらに、補正対応カメラボディーにおいては、フォーカスブリージング補正をONにすることで、安定性がさらに際立ちます。
3.外装デザインの共通化
長さ約99.3mm、質量約519gのコンパクト設計
RF24mm F1.4 L VCMやRF35mm F1.4 L VCM、RF50mm F1.4 L VCMと共通の外装とし、いずれも軽量・コンパクト設計。67mm径のフロントフィルターを使い回せたり、ジンバルを使った動画撮影において、レンズ交換時の調整が少なくて済むなど、撮影現場での使い勝手の良さを追求しました。

動画撮影時の絞りをなめらかにコントロールできる、アイリスリング
動画の撮影中に絞りをマニュアルコントロール可能な「アイリスリング」を採用し、RF35mm F1.4 L VCMと共通の操作系としました。
クリック感のないなめらかな絞りコントロールが可能で、CINEMA EOS SYSTEMのシネマレンズと回転方向を揃えているため、動画撮影の現場でも違和感なく操作が可能です。
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EOS R1/EOS R5 Mark IIは静止画撮影に対応。

カメラボディーとの組み合わせによるアイリスリングの動作について
1)アイリスリングと静止画・動画撮影モードにおける制限は以下の表の通りとなります。
EOS R1/EOS R5 Mark II/EOS R50 V | EOS R/RP/Ra/R3/R5/R6/R6 Mark II/R7/R8/R10/R50/R100 | EOS R5 C/C70 | |
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静止画 撮影時 |
静止画撮影時
アイリスリングで絞り数値の設定が可能です。 |
アイリスリングで絞り数値の 設定をすることはできません。 |
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動画 撮影時 |
動画撮影時
動画撮影時の制限はありません。
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動画撮影時
アイリスリングを操作するとオートフォーカスで被写体にピントが合いにくい場合があります。
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動画撮影時
動画撮影時の制限はありません。
(EOS R5 C/C70は最新のファームウエアへの更新が必要となります) |
2)動画撮影時にアイリスリングによってマニュアル絞り操作を行なう場合、カメラ側での設定に関わらず1/32段ステップで絞り値が変化します。そのため、動画撮影中のカメラに表示される絞り値と実際の絞り値が異なる場合があります。
自分だけの操作を実現する高いカスタマイズ性
ユーザーのワークフローにあわせて、ボタン・スイッチの機能をカスタマイズすることができます。また、マウント側にリアフィルターホルダーを装着可能で、前後2枚のフィルターにより、独創的な表現を追求することができます。
リアフィルターホルダー(同梱)
レンズ前部のΦ67mmのねじ込み式フィルターとは別に後部にシートタイプのフィルターを装着できるリアフィルダーホルダーが同梱されています。使用説明書に記載のURLから型紙ファイルをダウンロードし、印刷した型紙のフィルター形状に合わせてフィルターを切り、リアフィルターホルダーに差し込んでご使用いただけます。
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フィルターは厚さ0.2mm以下のものを1枚のみ使用できます。
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リアフィルターを使わない時は、光の条件によってゴーストの発生の原因となるためホルダーを取り外してください。
