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作画機能 EOS R6 Mark II

撮影モード

Fvモード(フレキシブルAE)

モードダイヤルから選べるフレキシブルAEことFvモード。シャッタースピード、絞り、ISO感度を、オートもしくは任意で設定できます。撮影モードを切り換えることなく、自由に露出変更(Av/Tv/M/ISOオートなど)が可能。すべてをオートにしたPモード(プログラムAE)の状態から、任意でパラメーターを直接変更し、消去ボタンを押すと、[AUTO]に設定(リセット)されます。露出補正設定時には、消去ボタンを押すと、[±0]に設定(リセット)されます。

応用撮影ゾーン

モードダイヤル

[フレキシブルAE(Fv)]をはじめ[プログラムAE(P)][シャッター優先AE(Tv)][絞り優先AE(Av)][マニュアル露出(M)][バルブ撮影(B)]の6種。シャッタースピードや絞り数値、ISO感度、ホワイトバランス、ピクチャースタイルなど、さまざまな設定を自由に組み合わせて撮影意図に合わせた撮影が可能です。

かんたん撮影ゾーン

すべてカメラ任せで撮影できるシーンインテリジェントオート(全自動)、プラスムービーオート、スペシャルシーン(SCN)、クリエイティブフィルターを、かんたん撮影ゾーンから選べます。設定不要で撮影したり、後処理なしで手軽に独特な表現を楽しむことができます。

スペシャルシーン(SCN)

[ポートレート/集合写真/風景/パノラマショット/スポーツ/キッズ/流し撮り/クローズアップ/料理/夜景ポートレート/手持ち夜景/HDR逆光補正/サイレントシャッター]の全13種を搭載。

パノラマショット

広角レンズでも収まりきらない範囲をパンニングしながら撮影。高画質なパノラマ画像として記録します。ボディー内5軸手ブレ補正機構でスイングブレ補正を行うため美しく仕上がります。

  • 撮影した画像はJPEGで記録されます。

サイレントシャッター

ミラー機構のないミラーレスカメラならではの静音撮影が可能。野生動物の撮影や演奏会などに便利です。

  • シャッター以外の音(絞り/フォーカスレンズ駆動音/電子音など)は発生する場合があります。ストロボ撮影はできません。
  • シャッター方式が[電子シャッター]に自動設定されます。また、設定変更できる機能が異なります。

流し撮り

トラッキング中に行う被写体検出の情報を、乗り物の流し撮りにも活用。適切なシャッタースピードをカメラが自動設定するため、これまでより簡単に流し撮りを行えます。

手持ち夜景

三脚を使用せず、手ブレを抑えた夜景を撮影できます。明暗差白トビや黒つぶれを軽減しつつ、高彩度な被写体でも色の階調を豊かに表現します。

  • 撮影した画像はJPEGで記録されます。また、ストロボ撮影はできません。

HDR逆光補正

明暗差が大きく、被写体が逆光になったシーンでもダイナミックレンジの広い画像が得られます。暗い被写体を自然な階調と解像感で明るくできるほか、背景の白トビも効果的に軽減します。

  • 撮影した画像はJPEGで記録されます。また、ストロボ撮影はできません。

クリエイティブフィルター(静止画)

[ラフモノクロ/ソフトフォーカス/魚眼風/水彩風/トイカメラ風/ジオラマ風/HDR絵画調標準/HDRグラフィック調/HDR油彩調/HDRビンテージ調]の全10種類を搭載。

カスタム撮影モード[C1/C2/C3]

撮影機能やメニュー機能、カスタム機能など、使用中のカメラ設定を、撮影モードの[C1/C2/C3]に登録することができます。登録後に変更した設定を自動更新することも可能。静止画撮影時、動画撮影時のそれぞれに登録できます。

撮影モードガイド・機能ガイド

初心者でも、EOSに使い慣れていないユーザーでも、視覚的に機能を理解して操作できるビジュアルガイドを採用。[撮影モードガイド]は、モードダイヤルを回して撮影モードを変更した際に、選択した撮影モードの簡単な説明と作例が表示されます。[機能ガイド]は、撮影時/再生時のクイック設定時に、画面内に機能・項目の簡単な説明が表示されます。いずれのガイドも[MENU]で表示の有無を設定することができます。

撮影モードガイド
機能ガイド

多彩な撮影機能

デジタルテレコン

デジタル処理により撮影倍率を約2倍/4倍にして静止画記録する、デジタルコンバーター機能を搭載。レンズはそのままで手軽に望遠撮影が楽しめます。ボタンカスタマイズにより[M.Fn]ボタンや[絞り込み]ボタンなどに割り当てれば、ファインダーを覗きながらすぐに切り換えられます。また1.6倍(クロップ)設定時およびRF-S/EF-Sレンズ使用時は、約3.2倍/6.4倍になります。

  • 画像を拡大して記録しているため画質は低下します。JPEG撮影のみとなります。またAFフレームは中央1点で固定となります。

フォーカスブラケット撮影

1回のレリーズで、カメラが自動的にピント位置を変えながら連続撮影。深度合成を行うことで手前から奥までくっきりした画像が生成できます。被写界深度が浅くなりやすいマクロ撮影や、絞り込みすぎて画質の低下が気になるシーンなどに適しています。設定可能数は2~999枚。ステップ幅は10段階です。

  • フォーカスブラケット撮影は、シャッター方式が電子シャッターに固定されます。また、ピクチャースタイルが[オート]の時は[スタンダード]で撮影されます。シャッタースピード、絞り数値、ISO感度、ピクチャースタイル、ホワイトバランスは撮影1枚目の設定で固定されます。シャッタースピードは最高約1/8000秒となります。
  • 記録画質はJPEG/HEIF/RAW/C-RAWに対応しています。

カメラ内深度合成

フォーカスブラケット撮影で深度合成[する]の設定時、カメラが自動的に合成処理を高速で実行。フォーカスレンズの移動によって変化してしまった像倍率も、カメラ内で補正が可能。合成処理時に画角が不足している場合は、[深度合成トリミング]を[する]にすると、不足分の画角を自動でカットして保存します。

  • 素材として撮影した画像も保存されるため、Digital Photo Professionalで合成しなおすことも可能です。

ピクチャースタイル

静止画および動画でも、プリセットで搭載されているピクチャースタイルは全部で8種類。[オート][スタンダード][ポートレート][風景][ディテール重視][ニュートラル][忠実設定][モノクロ]を搭載。プリセットされている項目は、意図に合わせてシャープネスやコントラストなどの設定が可能です。

多重露出モード

撮影画像をカメラ内で合成し、ひと味違う作品に仕上げられる多重露出撮影。重ね合わせる画像枚数は、2~9枚から選択が可能で、再生操作でも画像の重なり具合を確認することができます。保存される画像は設定で、「多重画像のみ」か「全画像」を選択することができます。多重露出の完成画像はJPEG Large Fineで保存されます。

  • 「撮影画像の保存>全画像」設定時は多重露出撮影で撮影した素材画像も併せて保存することができますが、「多重露出撮影>機能・操作優先」設定時のみで「多重露出撮影>連続撮影優先」設定時は素材画像の保存ができません。

多重露出制御

重ね合わせ方を4種類から選べます。さまざまな被写体やテーマに対応することが可能です。

[加算]

設定した露光量をそのまま加算。各画像の明るさが多重画像に反映できます。

[加算平均]

各画像の明るさを平均化して重ね合わせ。さらに、仕上がりが標準露出になるよう自動調整を行います。

[比較(明)]

画像を比較し、より明るい部分を優先して合成します。

[比較(暗)]

画像を比較し、より暗い部分を優先して合成します。

タイマー機能

バルブタイマー撮影

バルブ撮影の露光時間(1秒~99時間59分59秒)の設定が可能。長時間の露光が必要な夜景や打ち上げ花火、星空の軌跡撮影などに便利です。

インターバルタイマー撮影

撮影間隔(1秒~99時間59分59秒)と撮影回数(1回~99回、または回数制限なし)を任意で設定できます。指定した間隔で撮影を繰り返すので、ゆっくり変化する被写体の様子を定点観測したい時に便利です。