作画機能 EOS R5
ファームウエア Version 1.8.1の新機能
高解像度の合成画像を生成する[IBISハイレゾ※] NEW
IBIS(In body Image Stabilizer)機構を用いて、撮像素子をずらしながら9枚の画像を撮影。約4億画素の高解像度の合成画像を生成できます。複雑な建造物の輪郭や、人形やオブジェの細かい装飾など、被写体のディテールを高精細に再現。撮影後カメラ内で自動合成されるため現像の手間が不要。すぐにPCで確認できるため、ワークフローの短縮に貢献します。
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撮影時には必ずカメラを固定して撮影してください。
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1回のレリーズで9枚連続撮影を行うため、動いている被写体は正しく再現できません。
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電子シャッターに固定されます。
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合成した記録画質は[JPEG(ラージ/ファイン)]となります。
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以下のパラメーターについては[IBISハイレゾ撮影]1枚目のパラメーターに固定されます。
[オートフォーカス/ホワイトバランス/絞り数値/シャッタースピード/ISO感度]
多彩な撮影モード
Fvモード(フレキシブルAE)を搭載
シャッタースピード、絞り、ISO感度を、AUTOもしくは任意で設定できるFvモードを搭載。撮影モードを切り替えることなく、自由に露出変更(Av、Tv、M、ISOオートなど)が可能です。すべてをオートにしたPモード(プログラムAE)の状態から、任意でパラメーターを直接変更し、消去ボタンを押すと、[AUTO]に設定(リセット)されます。露出補正設定時には、消去ボタンを押すと、[±0]に設定(リセット)されます。
撮影後、被写体全体にピントを合わせられるフォーカスブラケット撮影
1回のレリーズで、カメラが自動的に無限遠側に向かってピント位置を変えながら連続撮影。撮影後にキヤノンの現像ソフトウエア[Digital Photo Professional]の深度合成機能を使うことで、手前から奥までくっきりした画像が生成可能。設定可能枚数は、2~999枚。ステップ幅は10段階から選べます。
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記録画質はRAW/C-RAW/JPEGに対応しています。
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以下の設定時は使用できません。「ストロボ撮影」「オートライティングオプティマイザ」「HDRモード」「多重露出」「インターバルタイマー」「露出補正/AEB設定」「WB補正/BKT設定」「長秒時露光のノイズ低減」「ピクチャースタイルオート」「高輝度側・階調優先」「フリッカーレス撮影」「ダストデリートデータ」「タッチシャッター」「DPRAW撮影」「高感度撮影時のノイズ低減」「マルチショットノイズ低減機能」「デジタルレンズオプティマイザ[強め]」「HDR PQ設定」。
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露出は合成時に平滑化[する/しない]から選べます。
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撮影画像は新規フォルダーに保存することも可能です。
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三脚、リモートスイッチ/ワイヤレスリモートコントローラーなどの使用をお勧めします。
白トビや黒つぶれを抑えるHDR(ハイダイナミックレンジ)撮影
明暗差の激しい逆光など、白トビや黒つぶれを抑えたいシーンで有効な作画機能。[露出アンダー/標準/オーバー]の3画像を連続で撮影し、標準露出に近い部分を合成。階調豊かな1枚の画像を生成します。露出の振り幅は「自動」のほか、「±1/±2/±3」から選択可能。仕上がりの効果は[ナチュラル]に加えて、アート感覚の[絵画調標準][グラフィック調][油彩調][ビンテージ調]から選べます。
複数の画像を重ね、独特な作品に仕上げる多重露出撮影
撮影画像をカメラ内で合成し、ひと味違う1枚に仕上げます。重ね合わせる画像枚数は2~9枚から選ぶことができます。撮影モードは[機能・操作優先モード][連続撮影優先モード]の2種を搭載。
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一部のレンズは非対応となります。詳細については「多重露出撮影が可能な機種」をご確認ください。
機能・操作優先モード
シャッターを切るごとに、また再生操作によっても重ね合わせの結果を液晶モニターで確認できます。撮影途中にメニューやAFモード、ドライブモードなど撮影機能の切り替えが可能。意図しない画像になった場合は、画像合成を1枚前の状態に戻して撮影し直すこともできます。
連続撮影優先モード※
速い動きを高速で連続撮影し、その軌跡を1枚の画像で表現できます。スポーツや動物などの撮影に効果を発揮。記録するのは多重画像のみです。
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[連続撮影優先モード]では、撮影途中の[メニュー画面の表示][撮影直後の画像確認][画像再生][撮影のやり直し]はできません。
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連続撮影時は、設定枚数撮影後、自動停止します。
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撮影画像は多重露出画像のみ保存されます(多重露出画像を生成するために撮影した画像の保存はできません)。
4つの多重露出制御
重ね合わせる画像の露出を、[加算/加算平均/比較(明)/比較(暗)]から選択可能。
<加算>
フィルムカメラと同様に、設定した露光量をそのまま加算。画像ごとに露出を変えると、その明るさの変化を多重画像に反映できます。
<加算平均>
多重露出の回数に応じてカメラが自動でマイナス補正。最終的に標準露出になるよう自動調整するため、AEでも手軽に多重露出が可能です。露出を変えて撮影しても、各画像の明るさは重ね合わせる際に平均化されます。
<比較(明)>
画像を比較し、より明るい部分を優先して合成します。背景と被写体の明暗差を利用し、切り抜き合成のような効果を得ることも可能です。
<比較(暗)>
画像を比較し、より暗い部分を優先して合成します。黒い被写体やシルエットに明るい画像が重ならず、引き締まったシャドーが得られます。
タイマー撮影
バルブタイマー撮影
バルブ撮影時の露光時間(1秒~99時間59分59秒)の設定が可能。長時間の露光が必要な、夜景や打ち上げ花火、星空の軌跡撮影などに便利です。バルブ撮影中にシャッターボタンを指で押している必要がないため、カメラブレを低減できます。
インターバルタイマー撮影
撮影間隔(1秒~99時間59分59秒)と回数(1回~99回、無制限)を任意設定できる機能。指定した間隔で撮影を繰り返すので、ゆっくり変化する被写体の様子を、定点観測したいときに便利です。撮った画像をつなげればタイムラプス動画のような独特な表現も楽しめます。
動画セルフタイマー撮影
動画撮影時に、モニター上にRECボタンのアイコンを表示して、セルフタイマーで動画記録を開始することができます。
画像処理
エッジ周辺のコントラストが調整できる[明瞭度]
画像全体の白トビや黒つぶれを抑制したまま、画像エッジ部のコントラストが調整可能です。たとえば、遠景をくっきりさせたいときなどに有効。カメラ内RAW現像時にもパラメータとして追加されています。
ピクチャースタイル
8種のピクチャースタイル
静止画および動画でも、プリセットで搭載されているピクチャースタイルは全部で8種類。[オート][スタンダード][ポートレート][風景][ディテール重視][ニュートラル][忠実設定][モノクロ]を搭載。プリセットされている項目は、意図に合わせてシャープネスやコントラストなどの設定が可能です。
ホワイトバランス
9種のホワイトバランス
光源によって生じる白の違いを高精度に補正するホワイトバランスは全部で9種類。光源の赤みを活かして撮影したいときは、[オート(雰囲気優先)]を、より忠実に白を表現したいときは[オート(ホワイト優先)]が選択可能です。カメラ内RAW現像にも設定可能。